風に誘われて

自然に焦がれつつも体力が付いて行かない今日この頃。

ぐるっと九重 男池の森

2009-03-13 | 山の植物
〆はやっぱり男池です。

散々寄り道したから少々急いでの散策になりました。

寒くは無かったけど最後までお日様は顔を見せず。。
車も少なく出会う人もいない。

ん!もしかして男池園地独り占め?(二人占め?)


何時来ても変わらず湧き出す男池湧水のコバルトブルー。
コインは投げ込まないでね。

新しい遊歩道が出来るまでは貰った水は人力で駐車場まで運んでたんですよね。
今は一輪車で此処まで来る事が出来ます。


園地の様子。まだ春遠からじって感じでしょう。

でもね、足元では確実に芽吹きが始まっていましたよ。


苔も生き生きしてました。


さて、ちょっと森の中の様子も見てきましょうか。

園地から登山道に向かっても「散策コース」の新しい看板がありました。


登山道の脇に広がる落ち葉の絨毯からバイケイソウの新芽がニョキニョキと顔を出していました。


ヤマシャクもお目覚めです。


花が咲いていたのは「ちっちゃかわいい」ハルトラノオです。
目の悪い私はしゃがまないと花の咲いているのに気付きません。
だから腰を曲げて足元を丹念に眺めつつ進みます。
ふと目線を上げると相方さんが視界から消えていて何度も「何処ぉ~~」と叫びました。

人っ気の無い森の中はどうかしたら迷い込んで二度と抜け出せないような錯覚に襲われます。
実際はしっかりした登山道がありますからそんなこと無いのですけどね。
この不思議な感覚を木々の芽吹き前のこの時期に感じることが出来るんです。


サバノオもやっとお目覚めのようでした。

森のスミレやネコノメさんたちはまだまだこれからのようでした。

春、三月。
森の中ではフカフカ落ち葉の下で多くの野草たちが目覚めるタイミングを計っているように思いました。


木や鳥たちに「またおいでね」
と見送られてあっという間の楽しい一日が終わります。


あれからもう6日経ちましたから、園地の様子も日に日に変わっているでしょう。
今度はお天気の良い休日に是非とも行きたいものですね。

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4 コメント

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後ろの眼 ()
2009-03-13 13:10:52
きょうのニュースで、福岡に開花宣言とか・・
>人っ気の無い森の中はどうかしたら迷い込んで・・
いやあ、ご心配なく、
相方さんは先にいっていても、
いつも後ろの眼でつねに箱庭さんを見守っているものです。
でも、迷うのではと錯覚するような散策コースがあるのは楽しいですね。
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春さんへ (箱庭)
2009-03-14 07:19:42
おはようございます。

開花宣言があった途端、冷たい雨が降り今日は気温もグッと下がって冬型にもどってます。

実はね、自然林の森で散策できる所を此処しか知らないのです。しっかりした登山道があり少し位逸れても大丈夫とは思うのですが、回りにだぁれも居なくなると自分の足音しか聞こえなくて。。それは不思議な心細さとそれなのに変な包容力と相反するこの感情は何なのだろう??
でもそんな男池の森の虜なのです。

あっ!それと春さんと違って相方さんには『後ろの目』はなさそうですよ。だって何度「どこ~」って呼ぶ事か!苦笑
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自然林 ()
2009-03-14 10:41:25
彦次郎さんと二人だけや言ううてまあ贅沢な時間やったねえ。
先ゆく背中を追いながらの散策も楽しいでしょう?迷子になってもきっと助けに来てくれますよ。
背中がそう物語っちゅう。バイケイソウ昨年立派な葉を見たけんど花はまだ見たことがないです。ヤマシャクヤクも自然の中では立派やねえ。我が家のは細々と息をしゆう。今年は花は見られんと思う(涙)

二人だけのゆっくりした時間、撮影にもゆっくり時間をかけたのかなと感じられる良い写真やねえ。福岡開花宣言一番乗りやったねえ。
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風さんへ (箱庭)
2009-03-15 07:27:25
彦さんの背中、そう見える?

でもこうしてあっちこっちできるのも彦さんあっての事、感謝してます。
これからも、手弁当持参で花を探して歩こうと思います。(不景気で前みたいに遊べませんから・・)

開花宣言早かったけど、私はまだ桜は見ちょらん。
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