KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

涙が止まらない。

2021年03月07日 | 中華料理
アニキ逝く。

私がアニキに
初めて会ったのは
今から35年前。

当時は函館T飯店料理長。
雲の上の存在の人。

広い厨房で彼は
こちらに背を向け
ひとり鍋を振っていた。

私は訳も分からず
昼時間に訪ねたが

アニキはイヤな顔
ひとつせずに
優しく迎えてくれた。

「よう来てくれたな」
「ほなタケノコ10箱入れといて」

私は飛び上がった。

その後
アニキは独立して
餃子のお店を始めた。

私は函館を訪ねる度
紹興酒で乾杯して
美味しい餃子をいただいた。

楽しい時もあった。
つらい時もあった。

こころのアニキ。
515号室の男。
美味い店。
早起きは一文の損。
兄貴の餃子。
いろいろ思い出されて
涙が止まらない。kyokukenzo

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自分に。 | トップ | 今年の餃子大会。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

中華料理」カテゴリの最新記事