週末金曜日、午前中から昼にかけて二頭をシャンプー。内の一頭は日曜日のショー（富士スバルランド）に出るＷａｎです。
一頭の爪切りと、耳のケア。爪切りを嫌がるタイプなので、結局三本の指に止血剤を使う羽目になりました。見ていたベスは何
処かに雲隠れ、、、、、、。
Ｈ県のオーナーさんから送られて来たバターケーキを食べて昼食としました。最近お腹の周りが気になっています。爽健美茶を
一杯、、、。
午後二時、午後の部の犬達を連れて運動場へ。このところ（クラウスが亡くなって以降）すっかり生彩を欠くベスも載せて行くこと
にしました。
◇年とって身体の固くなったベスは、車載のクレート（バリケンネル）には入りたがりません。
床に寝そべって行くのが好きです。いつもクラウスと一緒に、そうして運動場や野外行動に出掛けていたせいもあるのでしょう。
◇途中一か所（お肉屋さん）寄り道をしてから運動場へ。
到着後ドアを開けると飛び降りようとするベス。此処で失敗（転落など）してしまうと大変なことになります。胸とお尻側に腕を廻し、
静かに地面に降ろします。意外に体重（３３キロ）があるので、此方の腰も心配しながらの作業です、、、。
◇駐車場から下りてすぐに、傾斜角斜度２５％程のダラダラ坂があります。
ベスの年（１５歳）ともなると、下るのはまだしも昇りはきつそうで、途中ちゅうちょして立ち止まってしまうこの頃です。
◇運動場（ラン）の入り口までは平たんな場所は無く（排水の為）、老犬や子犬を急かしたりすることは厳禁です。
ゆっくりと犬任せで歩かせます。
仔犬は日に日に目的地までの所要時間が短くなって成長ぶりが（微笑ましく）窺えますが、老犬の場合は寂しいものです。
来るたびにランの中に入るまでの時間が長くなっているようで、いよいよ来るべき時が感じられる時でもあります。
◇ベスの場合、最近まで凄く元気だったことが信じられない位い弱々しく感じられます。
熟年の牝達と遊ばせる時にも神経を使います。身体のぶつけ合いなどから、よろけてバランスを崩したりすると、途端に老犬は
自信を失い急激に老化が進んでしまうからです。
◇ひとあたり挨拶が済んで、元気の無いベスは大人しいオニキスに相手をさせました。
◇気持ちが落ち込んでいるように見えるベス婆さんですが、食欲に陰りがないので助かります。
一日二回の給餌は、子犬用ドライフード（小粒）を１２０グラムづつ食べています。
フードには必ず２００ｃｃのスープかカルシウム水を掛けて与えます。水を飲みたがらない老犬には、注意して水分補給を行わな
ければなりません。一日に与える水分量は、確実に把握しておくことが老犬飼育にあたっての要点です。
◇ドライフードの給餌量が少ない分だけ、副食物を与える機会を増やしています。
老犬になったら、可能な範囲で、出来るだけ好きなものを食べさせると言う個人的な考えのもとにたっていることなのですが。
鶏ガラスープと鶏ガラそのもの。鶏手羽のスープと鶏手羽そのもの。マグロの中落ち、切り落としの赤身、筋身の部分などが好
まれて副食物として与えられます。コラーゲンを多く含むもの（部位）に固執した傾向がありますね。
豚レバーの茹でたものと茹で汁、同じく鶏レバーや鶏モツなども老犬には食べさせて良いご馳走です。
あらゆるものは水から煮て、出来たスープを有効利用し、水分の補給に努めることが老犬飼育の肝要の部分かと思います。
◇遊んでいる時間の管理と、その日その日のコンディションに合わせたインターバルの調節も大事ですね。
オーバーワークは思わぬ疲労を招きますし、疲労した老犬の身体を元に戻すには相当の時間を要するものと心得て置かねば
なりません。散歩する犬では、寒い日や風の強い日、過度の散歩の蓄積が短命に至る要因を作っている場合もあります。
◇午後五時、若い犬達と一緒に楽しい夕食を食べたベス。大粒の成犬用フードにレバーの細かく刻んだものを振り掛けて、そ
れはそれは美味しそうに食べていました。みんなで楽しく食べた時に、老犬とは言え成長ホルモンの分泌が盛んに促されます。
一日一日、大事な時を刻んでいる老犬です。細心の注意いを払って、先々後悔しない様な飼育に努めなくてはいけませんね。
どんなに甘やかしても、それまでの躾が正しく出来ている老犬の場合は、節度をわきまえています。
今まで飼い主や家族に大きな貢献をして来てくれた老犬です。心配しないで、出来る限り甘やかしあげるのも考え方の一つなの
ではないでしょうか。
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