今日は大安、そして二の酉の市が開かれる日。師走を前に、何となく、せわしなくなってくる気配濃厚ですね。
この時期から正気（落ち着き）を取り戻して、確実に日々を送って行くように心掛けなければなりません。
今年も残すところ４３日、悔いの無いように頑張りたいものです。
上天気に恵まれて、お天道様の光がまぶしかったです。一身に陽の光を浴びて、体内時計が正常に動き始めました。
◇犬達の運動時間は徐々にシフトされてスタートが６時になっています。
徐々に給餌量が増やされて、強い体力が戻ってきた犬達。解放の時間が待ちきれない様に、おもいおもいの好きな場所目がけ
てすっ飛んで行きます。
そろそろ、裏山への入り口を整備する頃でしょうか。藪には多くのウグイスが来ていて、チャッチャチャッチャと賑やかです。
剪定を前にした梅の林では、黄色く色づいて残っている葉を散らしながら、ヨモギ色のメジロ達が狂ったように遊んでいます。
枯れ枝のあちこちにはカマキリやバッタのはやにえが目立ち始めて、一層秋の深まりが感じられます。
一番高い杉の木のてっぺんで、キ～っとモズが啼きます。いよいよ本能の研ぎ澄まされる季節の到来ですね。
◇来月になって三回のショーイングが予定されているタイガーを初め、ショートレーニングの開始されたオニキスとタイニーは、
特別扱いで朝の運動を行いました。
◇１２月上旬まで、ショー用の見栄えの良い体型を維持し続けるのは至難の業かもしれません。
一旦、筋力を増強したり心肺機能を高める為の飼育方法に切り替えを行った方が良いと判断しました。
給餌量を減らし、１５％程体重を落としてから、急こう配の裏山での運動を取り入れてみようと思っています。
◇日中までかかった全ての犬達の運動。午後から数時間は室温をやや高め（２３度前後）に保ち、十分な睡眠をとらせました。
◇ヒート（シーズン）に入って二週間目のマギー。丁度排卵期にあたっていて牡達への影響を避けなければなりません。
隔離室での寝起きが続きますが、気分転換を図ってあげる為にピッピと二頭で一日二回、一回３０分ほどを遊んであげます。
◇ところで、余り記事にはなりませんが、犬舎（犬達）に対してのピッピの貢献度は計り知れないものがあります。
此処に捨てられた運命を持つピッピは、今や此処には居なくてはならない存在感を持っています。
頭のよさや聞きわけのよさは顔に現れています。一度叱られた事は、どんなトリックを使って試してみても、二度と行う事はあり
ません。
解放したての子犬の世話から、お腹の大きな妊娠犬のお相手、やっとの思いで運動場に来る足元もおぼつかない老犬達の相
手にと、八面六臂の大活躍なのです。
本能に動かされて生きながらえてきた野犬に近い雑種のピッピは、驚くくらいの丈夫さです。生き抜く為に備わった運動神経と、
どんな大きな相手（犬）も手玉に取ってしまう知恵は、感心させられるばかりです。
駆虫の意味もあって、周年フィラリア予防薬だけを飲ませ続けていますが、恐らく相当な長生きをしてくれるものと思っています。
私にとっては思わぬ天からの贈りものだったのかもしれません。３６５日休みなく役に立ってくれているピッピには大感謝なのです。
今となって思えば、あちこちに張り出した「里親募集」に、誰も見向きもしなかったことが幸いしたのですね。
◇欲求不満を梅の木にぶつけるマギー。
固い枝で遊ぶことの好きなマギー。他の犬達との日常的な枝の奪い合いで、下顎の犬歯が欠けています。
今回のシーズンが終わって、不妊手術を施す予定です。
あとは、心置きなく悪戯三昧の犬生を送って行くのでしょう。
◇午後も四時半を回ると東の空に月が浮かびます。
暗さを増した藪の中からは、警戒心を失くしたシロハラの群れの楽しそうな鳴き声が聞こえます。
生きものにとって「群れ」の形成は、生きている証拠の様なものですね。
ラブラドールも、二桁の頭数（群れ）で飼育して行くと、犬らしさを取り戻して行きます。
飼育やハンドリングのスキルを上げるには、一定期間を群れで管理する方法が、簡単でいちばん良い手法であると思います。
但し、一頭辺りの占有スペースを考えると、おいそれと何処ででも可能とは言い難いものがあります。
過密飼育は、全てを失う可能性を秘めていて、危険この上ない手法と言えますね。
自然にふれ合えないラブラドールは、犬種としての資質を失い別の犬として変わり果てるような気がします。
皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。毎日の出来事などを、これからものんびりと綴ってまいります。気楽に観て頂けたら幸いです。
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