ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

★★★ 仕事人(作業人)としては助かる気候です~金曜日・・・

2012年06月15日 | トリプルスターの日常
   
あさ7時半、全てのWan達のお世話が終わって。
入口のランの整備をしました。
水溜りの出来る低い所へ、山砂を運び入れて敷き均す作業です。
ウグイスが鳴いて、カラスも啼いて(巣立ちの時期)、シオカラとんぼが飛んで、のんびりとした朝です。
それにしても、涼しくて何をやるにも助かります、、、。

    作業を始めると、その辺で遊んでいたパオラが目ざとく見つけて飛んできました。
    ピョンピョン飛び跳ねるカエルにも、捕まえられそうにないトンボにも飽きてきた頃でした。
     
     10年間品質保証とシールの張られた角スコ。今年で8年目になったでしょうか?
     
    未明から既に3時間半も遊んでいるパオラ、クタクタになっている様でいて意外にも元気です。
    歩き方にも特に変化(ヨロヨロするような)は感じられず、問題無く育っているようです。
     
    随分とスタミナがついているようですが、涼しい気候にもだいぶ助けられているんですね。
    周年こんな気候が続いてくれれば、ラブラドールの育成も随分と楽なものになるのでしょうが、、、。
     
    今朝の作業ではコンマ5リューベ(0.5立方メートル)程の砂を運び入れたでしょうか、汗も掻かずに済みました。
     
     雑草の生え始め、この頃に雑草除去用の鎌で一本一本丁寧に抜いておくと夏になって芝生の仕上がりが違います。
      面倒な手作業ですが、パオラと語り合いながら、、、片付けて行くので根(こん)も続きます。
     
    新しい砂を入れると、其処の場所の匂いやら肌に感じられるものが違ってきます。大地の力と言うのか、山の土の威力は
    素晴らしいものがあります。 砂から健康を貰っているパオラ、良い感じですね。
     
    なんの作業も、やるのは一時間と決めています。
    歳をとると身体が鈍感になっていて、疲労も、空腹もさほど感じずに、困る事態を招き易くなるからです。
     
    まとわり付かせて遊んであげているパオラも一時間も経てば良い潮時で、ケージに入れて休ませるタイミングです。
    この時期の子犬は、遊ばせるのも効率を考えて長いだけでは×で、消耗を避けることを一番に考えなくては駄目なんですね。
     
     自分から気晴らしをし始めたパオラ。(休ませるタイミングですね)
     最後の敷き均し作業を急ぎました。田圃に使うアルミ製のレーキに噛みつくパオラ、、、。
       彼女にとって動く道具は、何でも獲物に見える様です。
     

    昼から、湿っぽくなっているWanのシャンプーをしました。
     お産のあと、肌などが敏感になっているレモンは、まず最初に洗ってあげました。
    軽くブラッシングして浮いた死毛を取り去り、素洗いのあと薬用(ノルバサン)液で洗い、仕上げはシグマテックのNK18で
    念入りに洗いあげました。
     
    
    都合三頭を洗いあげて小休止後、夕方の部のWan(アダムたち)を載せて運動場へ、、、。
    途中の信号待ちで、右車線に止まった車から芝犬が(綺麗な毛でした)、、、。
    こんなのが、日常の田舎(熊谷周辺)の一こま。
     
軽トラから自家用車に、それも助手席に乗るようになった田舎の犬達。汚い犬は見掛けなくなりました、、、。
我が家の犬達もうかうかしてはいられません。ラブラドール⇒汚い犬のイメージだけは、回避しなければ、、、、。
なんとなく、住みにくくなってしまった田舎暮らしを感じます。
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★★★ 黒犬を育てる~木曜日・・・

2012年06月14日 | トリプルスターの日常
   
二月六日に生まれた9頭の黒犬達は、四頭が新しい家族の元に行って五頭が家に残り元気に育っています。
そのうちの一番立派な牡であるアンガスが、ある方に気に入られて家を去ることになりました。
ゆっくりゆっくり大きくなりながら、少しづつ巣立って行く黒犬達、頼もしい思いです、、、。

    ◇生後五ヶ月目に入って、この先10ヶ月を過ぎる頃までがこの犬種を育てるにあたっての一番難しい時期です。
    今日のお供は、パオラ♀現体重19キログラム(夏にかけての育成は軽めに)。
     
    パオラ、今のところいそがしい女の子ですが、そのうち人目を引く淑やかなレディーになるのでしょうか?
     
    この先半年間の「身体造り」と「躾けの仕方」如何で、この黒い牝の将来は大きく変わってしまうでしょう。
     
    今日あたりからKko婆さんに代わって爺がこの子の育成の責任を負うことになります、、。(他の牡達も同様に)
     
    「時期が来たな」、、、そう言う眼で見始めた頃から、パオラの眼つきも変わったようです。
     
     
    未だ、海のものとも山のものともつかなく見える只の黒い女の子ですが、さてどんな風に変わってくれることやら。
    楽しみですね~、そんな処がブリーダーの特権でもあります。
     
     
    犬種の特徴を良く表してくれる様な牝に育って欲しいですね。 大らかで、ききわけが良くて、優しい子に、、、。
     
     
    美人薄命と言いますから、、口元に締まりさえあってくれれば特別に可愛い顔付きで無くてもいいんです。
     
     
    人の顔も、犬の顔も、少しづつ作られていくものですから、、育ち(育て方)と言うものは、たいへん大事なことですね。
     
未明~爺のお供で他のワン達と一緒に運動場へ。みんなのやることなすことを、見て覚えます(良いことも悪いことも)     
みんなのご飯が終わって、やっと自分の番が来ます。お腹が極限まで空いていますから、あっと言う間に飲みこんでしまいます。
慌てるものですから、時々むせて吐いてしまうことも、、、出てしまったものはまたあっと言う間にお腹に戻ります、、、。
朝のご飯:子犬用ドライフード190g+水200シーシーを一気に食べて、食後更に200ccの水をゴクンと飲みます。ご馳走さま。
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★★★ 滴るような色の緑、翠を堪能~歳の国の水曜日・・・

2012年06月13日 | トリプルスターの日常
   
肌寒い朝、鉛色の空は今にも泣き出しそうな様子でした。
リハビリのWanたち、今朝は気晴らしを兼ねて未だ閉まっている公園の外周を散策してみました。
カッコウが啼いて、、ホトトギスが哭いて、、ヨシキリが啼いて、二頭のWan達は満足したようです。
吉見総合運動公園・北詰より

      男の子みたい

午前中をリハビリと草刈りに費やして、午後からは子犬を見学のご夫婦に対応。
更に夕方は、サザンカ類の葉についた毛虫の消毒。いつもながらの、梅雨の季節独特の作業内容でした。

     以下 給餌を済ませて、腹ごなしを兼ねて遊ぶ女の子達。
       お腹も満ちて、気温も涼しく、其々が、何となく満足している様でした~
      アンジェラ
     
      マーブル
      ピッピ
     
      ノアちゃん
     
     
      マリア
一時は陽がさしたりして、忙しいじじばばにとっては協力的なお日和でした。     
遠方(茨城県)から来られた見学の方とは、空や時間を気にする事無く、色々なLabの事について色々と話す事が出来て助かり
ました。本当に良かったです。
梅雨の季節のご見学は、お天気次第でとても気をもんでしまいます。皆さん、晴れ男晴れ女ばかりではありませんからね~

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★★★趾間炎の対策と予防 ~火曜日・・・

2012年06月12日 | トリプルスターの日常

   
今日も鬱陶しい一日となりました。
リハビリ後犬舎で身体を休める犬達には、暖房(石油ストーブ)をつけてあげました。
湿度が高くて気温の低い日は、犬の身体も冷えて免疫力を失い、体調を崩す事がありますね。
室温を30度前後に保ち、湿度も40%以下を維持したいものです。

      大人気の水色ちゃん
     
    『趾間炎』になりつつある前足の様子
     

≪犬の汗と皮膚病≫
犬は汗をかかない動物と言われていますが、実は毛根からアポクリン分泌物(汗)と言われるものを出していて、性的アピールを
行なっていると思われてます。
そもそも弱酸性のアポクリン汗は、わずかに臭いますが、常駐(在)菌や飼育環境の温度、湿度、時間の経過などによって左右
されて変化し、犬臭(犬特有の匂い)化します。
健康な犬の皮膚や被毛のpHは弱酸性(pH5前後)に保たれ、雑菌の活性化を抑制しています。
しかし夏場の散歩や運動の後などでは、皮膚のpHは9程度までアルカリ化してしまうことがあります。
皮膚や被毛のバランスが崩れてアルカリ化すると、雑菌の増殖が異常に促され由って皮膚病になりやすくなると考えられます。
夏場に皮膚病が多い(飼主さんからの申告)理由は、そんな事情からもじゅうぶんにうなずけるわけですね。

    健康そうな前足(爪を切り過ぎるのは良くありません、適度な長さを保ちます)
     
     

皮膚炎・趾間炎 覚え書き:沢山のレトリバー(L/R F/R)を飼って来て皮膚炎や趾間炎になる子に特有の体質を感じます。
   皮脂が常に多く出ているような子(給餌のカロリー過多等でも影響を受ける)や、アレルギー傾向、外耳炎などに罹り易い
   子、または罹った事がある子などに共通した(分泌物の多い)体質を感じます。
   また不思議なもので、酷い趾間炎に悩んでいた子が年齢とともに症状が緩和され、死亡(寿命)する数年前には治ってい
   るか炎症自体が無くなることを全ての子で経験しています。(体力にも大いに関係する事なのかなと感じています)

    残念ながら趾間炎になりつつあります
     
    身体からの分泌物の多い(体質を持った)個体の前脚です。
     

◇趾間炎の対処方法
愛犬の歩き方がいつもと違っておかしいなと感じたら、指の間や肉球と肉球の間に炎症を起こしてはいないかを確認してください。
爪の周りの毛の色が赤茶入りに変色していたり、変に腫れぼったくなっていたら趾間炎になりかかっていると見て良いでしょう。
ご承知のように犬たちの指の間や肉球と肉球の間には細かい毛が密生していますから、ちょっと見ただけではわかりにくいかもし
れません。
足の指や肉球を広げて、爪の周りや生え際を中心に皮膚の色や生えている毛の色そして匂いなどを確かめてみます。
そしてもし、炎症(腫れ・赤味)ができているようなら、自分で手当をする事が可能か、それとも直ちに獣医さんに診てもらうかを判断
してください。
○軽い炎症程度に見えて、自分で手当てが可能と判断した場合。
まず炎症ができている指や肉球の間の毛をできるだけ短く鋏で切り、通気性を良くします。
それから殺菌スプレー(アストップ希釈液・1000倍)で念入りに消毒し(多量にスプレーして洗い流す様にする)、ティッシュで充分に
水分を拭き取り、多少時間を置いてからドライヤーの温風を使って丁寧に乾かします。
乾いたのを確認の後、外用イソジン(人間用原液)を重ね塗りし、自然乾燥に任せます。
その後の経過観察は、ケージ(金属製網スノコ使用)内で行い、患犬を室内に放置しないこと。
○炎症を視た時点で、自分(飼い主さんが)では手に負えないと判断した時は、ただちに動物病院へ連れて行って獣医さんにお任せ
した方が良いでしょう。(無理をせずに、獣医さんに相談しましょう)

◇趾間炎の予防方法
趾間炎はどんな犬種にでもごくふつうに起こり得ますが、活動量の多いラブラドールには今の時期(梅雨~秋にかけて)特に起こり
易い症状とも言えます。
趾間炎を予防するには、普段から犬の足や肉球と肉球の間を出来るだけ清潔に保つことに尽きます。(頻繁に洗うと云う意味では
ありません)
具体的には、足の指や肉球の間の毛を短くカットして通気性を良くしておくことと、濡れたままにしておかないと云うことです。
基本的には、散歩の後の犬の足(足先)は水で洗わない方が良いと思います。
注)除(殺)菌剤をスプレーして、乾いた白いタオルで念入りに拭きとってお終い、と言う方法をとることが趾間炎の効果的な予防に
繋がります。
特に雨の後の散歩の場合、また洗った後の足の場合は、タオルで拭いた後の足に除(殺)菌剤をスプレーして(多目に)タオルで拭
き取り、ドライヤーの温風で乾かす事を励行してください。

注)犬の汗(分泌物):犬には「アポクリン腺」と「エクリン腺」と言う二つの分泌(汗)腺があります。
 ○アポクリン腺は全身に分布し、分泌物(汗)は汗腺が無いので毛穴から出ます。自律神経に左右され、性的アピールの目的で出
るとされています。
分泌された後、皮膚に常在する菌によって分解され、いわゆる獣臭となると云われています。(弱酸性で汗の成分は、水分99.5%・
ナトリウム0.65%・尿素0.08%・乳酸0.03%・タンパク質・カルシウム・マグネシウム・酪酸などです)
 ○かたやエクリン腺は足の裏などにわずかに存在し、汗(分泌物)そのものはエリクソン汗腺から出ます。副交感神経に左右され、
体温調節・pH調整・皮膚の乾燥防止等の目的で出るとされています。
 分泌物の特徴は、無明、無臭、成分は尿に似ています。(弱酸性で成分は、塩素・ナトリウム・カリウム・カルシウム・尿素・アンモ
ニア・乳酸・重炭酸等を含めた300種類と言われています)
 ※汗腺を持っているのは哺乳類だけで、肛門腺は固体認識や性的アピールの目的があります

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★★★ 梅雨の日らしい一日~月曜日・・・

2012年06月11日 | トリプルスターの日常
   
アメリカ(ラスベガス)に行っているロック君から写真が送られてきました。
もう随分と(博打に勝って)蓄財していることと思うのですが、、、、円高ですからね~


     
     
     
     
     

さて、鎌倉のMr.Jからメールが来ました。

◇J君の近況報告です。


J君の体重は、夕方の給餌を食べて排泄後、散歩し、給水前の体重で本日34.05kgです。
給餌分を差し引くと、乾燥体重で34kgを初めて若干下回った模様です。現在給餌量は160g
きっかりで、間食はもちろんなしです。
このところ、前足肉球の間(足の裏)の皮膚が赤く、毛も赤茶色で、毛を分け入って良く見ると小豆大
で白っぽく膨らんでいる炎症部分もあります。
後ろ足の内側の爪も、両足とも爪の周囲の皮膚が盛り上がって赤くなっています(他の指の同じ部位は全
く膨らんでいない)。
近所の獣医に見せに行ったところ、「指間炎」ですね、とのこと。
抗生物質と炎症を鎮める薬をを1週間分渡されました。
また、散歩の後は「薬用のシャンプーで洗ってよく乾かしてください」、と言われ、現在実行中です。
まだあまり変化はありませんが少し良くなったかな、と思います。
このままでよろしいでしょうか?
J君は、指をよく舐めようとするので、気づいたら「No」といってやめさせています。


気の毒に≪趾間炎≫になってしまったのですね。


趾間炎(しかんえん)は、犬の足の指や肉球の間にできる炎症のことで、お散歩などの折に傷ついた足の
指や肉球を、犬が繰り返し舐める事によって、足の指や肉球と肉球の間が蒸れて炎症になります。


犬たちの身体には、「犬特有の臭い」の元となる分泌物を出す分泌線があります。ラブラドール種は、他
の犬種(同じレトリバーの仲間)に比べて「犬独特の臭い」が殆どしない犬種ですが、犬特有の臭いを出
す分泌線は他の犬達と同じ様に存在します。


分泌線は、耳の内側(外耳)や、肛門付近(内部・肛門腺)、足の指と指の間、などに集中しています。


分泌腺が多く集まる場所は、(特に肉球は唯一犬が汗をかくところでもあり)ほかの部分よりも常時湿り
気が多く蒸れやすくなっています。


いつも湿り気を帯びているということは、犬の身体や飼育環境(お部屋)に常在する、細菌やバクテリア
等が繁殖しやすいということでもあります


と言うことで、犬たちの足の指や肉球をあまり不潔な状態にしておくと細菌やバクテリアが繁殖しやすく
なります。そして何かの理由で肉球が傷ついたりすると、ただちに細菌が入りこみ痒みなどの原因となり
ます。
そうすると犬たちは、痒い肉球を舐めて傷を治そうとするわけですね。しかし舐められたことによって、
指の間や肉球付近は更に状態を悪化させてしまい、細菌やバクテリアが異常に増殖して炎症を起こしやすく
なるわけです。


この悪化した炎症が趾間炎と言われる症状です。
趾間炎によって普通に歩くことにも支障が出る状態(跛行)になる犬もいますし、慢性的になった炎症をず
っと抱えたままふつうに暮らしている犬たちもいます。
 ※跛行の様子を見て、関節疾患や神経疾患を疑ったところ、原因は趾間炎であったと云う事例が過去にあ
りました。


次回では、趾間炎の対処方法について書いてみようと思っています。


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