トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

トルコ人は野蛮なの?

2015-07-18 21:00:39 | 日記
今日のパムッカレ

先日の記事、
『またまたお祓いしました』
にて、羊を屠って、お祓いをしたことについて、

もしかしたら、多くの皆さんが
いたいけな羊を平気で殺すなんて、トルコ人は残忍なの?と、
私の稚拙な文章で誤解をさせてしまったら
申し訳ない。

確かに羊の血で、新車のお清めをしましたが、
お祈りをしながら、
羊が一番苦しまない方法で屠りました。
(といっても、痛かったはず。ごめんね)

お清めで犠牲になったお肉を
その家族は口にしてはいけないのです。

その肉は近所の人や貧しい人に配り,
毛皮自体はモスクに寄付します。
頭部や足4本まで、無駄なく調理されます。

ちょっとグロい儀式かもしれませんが、
それは昔からのトルコ伝統で、私は今後ともこのような伝統行事を
ブログで紹介していきたいと思っています。

私たち、人間は動物の命を頂いて生きています。
私たちが直接目にしないだけで、直接手を下さなくても、
多くの動物が犠牲になっています。

医療であったり、医療品、化粧品だって動物実験で成り立っていますよね?

そして、日本で多くの人がスーパーでパックに納まったお肉で
あったり、加工品を当たり前のように、口にしていませんか?

トルコでは、何かお祝いごとがあると、羊や牛の命を
頂きます。牛は大きいので、業者に任せますが、
羊くらいの大きさなら、男の人が屠ります。
小さな子供たちも現場にいたりしますよ。

実はオヤジ(夫のこと)はこの作業は
怖くて出来ないので、いつも他人任せ


日本だって、お祝いごとがあると、高価なお肉やお魚を
いただきませんか?それと同じです。
ただ、直接目にするか、直接、手を下さないかの違いだと
思うのですが、いかがでしょう??
直接手を下すことが残酷なのでしょうか?

昔の日本だって、田舎ならどの家にも家畜がいて、
自給自足をしていたんじゃないかしら?

生贄にされた羊をご覧になって、残酷だと思われた日本の方に言いたい!
トルコは犬猫の殺処分はしません。
トルコでも野良犬問題はあります。
でも、トルコ人は、自分たちの生活を守るために、
犬や猫を殺処分して欲しいと行政に願い出ることはしません。

たまに野良犬回収車がやってきますが、
その後は、ワクチン、避妊手術をし、
犬保護施設に送られます。







犬保護施設はトルコ全土にあり、施設は囲いが無く(都市部は?)広大な敷地に犬小屋があり、
手術やワクチンを受けた犬は耳にタッグを付けられ、
どこに行こうと自由です。

たまに私もその施設にエフェスを見つけるために、足を運びますが、
ガリガリに痩せた犬はいません。イスタンブールの大都市や
田舎のパムッカレでも、野良犬はどこかで施しを受けているようで
痩せた犬は殆どいません。

うちのケントがたまに吠えて申し訳ないと
謝罪すると、犬が吠えるのが当たり前だし、
防犯にもなると言ってくれました。

因みにイスラム教徒は特に犬を毛嫌いしている人も多いのです。
でも、犬も人間と同じ生き物だから、共存すべきだという
考えです。

トルコでは、ニワトリ、羊、ヤギ、牛などの家畜は人間が生きるための食用です。

私のブログは犬ブログでもありますが、
トルコ情報ブログでもあります。
今後とも、トルコの文化を発信して行くつもりです。
どうぞ、ご了承くださいませ。

にほんブログ村 犬ブログ ゴールデンレトリバーへにほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へにほんブログ村

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする