トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

恐るべきトルコの税務署

2018-01-16 16:57:04 | 日記
今日のパムッカレ

実は、11月日本へ帰国した当日に、
トルコの自分の当座預金から、勝手に引き落とされ、税務署に送金されていた。
その金額2,700リラ日本円で8万円程度だけれど、
気分は27万円♪
送金手数料だって、70リラ引かれていた。

私は何がなんだか分からず、半べそかいてトルコの甥に
ことの経緯を伝え、原因究明を依頼した。
会計事務所に確認するも、税金の未納じゃないかとのこと。

自慢じゃないけれど、借金嫌いの私に未納はない。
夫の未納も全部私が払ったんだから。

甥が税務署へ照会するも、本人じゃないと
回答してくれないとのことで、
結局、私が帰国してからのお楽しみとなった。

そのおかげで、私は折角時差ボケ回避のために成田のホテルに宿泊したのに、
全く眠れず、その後1週間、時差ボケで苦しむこととなったのだ。

トルコでは日本と同じくマイナンバーがあり、
外国人の私でも背番号がある。
何をするにも、その番号が不可欠。

海外送金、ホテルの宿泊、振込などなど。

つまり、何をするにも政府は個人の行動を
監視できるわけだ。まあ、やましいことをしていないので、
番号があるのは、気にしないが。

で、結局、勝手に税務署に送金されたのは、
罰金だった。

何の罰金かというと、
食堂の名義を夫から私に変更するのが数か月遅れたから。

伴侶が死んでさ、すぐに、名義変更しなきゃ!って、思いつくかい?
事務的なことは全て夫任せだったし、
しかも、私は外国人で、この先、どうしていいのか、途方に暮れていたし、
冷静な判断能力があるわけないでしょうが!!

食堂を継続するか悩んだし、二人の従業員を抱えて
クビにするわけにも行かず、続けるしかなかった。

私は法定相続人が決定してから、名義人変更の手続きをするのだと思ったら、
それと、事業継続とは別だった。
義兄から、早く名義替えしないと罰金来るぞーとは
聞かされてはいたけれど。

その罰金だって、支払通知はもちろん、督促状も一度も来なかったのに、
いきなり、口座から引き落としされるなんて、
恐ろしやトルコの税務署。
送金手数料だって、70リラ(日本円で2,000円ほどだけど、気分は7千円!)
そんなんだったら、自分で払い込みに出向いたよ~。

トルコでは開業するにあたって、必ず事業主はいわゆる国民健康保険に加入しないと
いけない。その罰金、6,000リラ(日本円で20万弱)だったけれど、
早期に払えば減額すると書かれてあり、結局600リラほどで済んだ。
そのことがあったので、もう名義に関しての罰金は終わったものだと
思っていた。

とにかくトルコの回収術は凄まじい。
日本も見習ったほうがいいかも。

よりによって、私が日本へ帰国した日に差っ引かれ、
何がなんだか分からずパニックに陥り、
トルコに帰国したら、銀行解約してやるって、
息巻いていた私。

こんな国でやってけねーよ、と
逃げ出したくなった

こうやって、トルコで鍛えられ、心臓に毛が生えてくるんだな。









コメント (2)
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