舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

並木藤の釜揚げうどん

2009-02-25 01:53:16 | 美食礼讃
一昨日は肉食じみた話をいたしましたので、今日は趣向を変えてヘルシー路線ということで、絶品うどんをご紹介します。
その名も「釜揚げうどん・天麩羅つき」.......って、おぉーい!?天麩羅つきのどこがヘルシー!?!?

まぁ、ついてるものは仕方ない。天麩羅も有難くいただきましょう(※ほんとはそれも重要な目的です)。
私は「そのお店の料理の量が分らない状態で食後にデザートまで行こうとしている場合」などの例外を除き、お蕎麦やうどんには天麩羅を付けることを好みます。
だって、麺つゆに天麩羅を付けながら食べると、麺も美味しくなるんですもの。

ちなみに天麩羅で好きなのは「さつま芋」「南瓜」「舞茸」「人参」「アスパラ」と、あんがいベジタリアンです。
もちろん盛り合わせの海老や烏賊も食べますが、一種類ごとに頼むとしたら、間違いなくこれらの野菜類に走るでしょう。
...てか、こんなとこでしか野菜を摂らないんだから、せめてせっせと摂らなくちゃですよね(笑)。

お蕎麦やうどんのお店で私が頼むのはほぼ必ずざる蕎麦ですが、鹿沼にある「並木藤」というお店でだけは、釜揚げうどんを注文しております。
このお店、今市方面からヨックモックとかの横を通っていく道(←ローカルにしか分らん話ですみません)をまっすぐ行くと、鹿沼市街よりだいぶ手前にあります。

こちらの釜揚げうどんが、そらもうとにかく美味しいのです。
画像のような赤い容器で出されまして、蓋を取ると熱々の細い釜揚げうどんが。
この容器は保温性がとても良くて、食事中に蓋を開けっ放しにしておいても最後まで暖かく頂けるのですが、私はいちいち閉めながら食べるのを好みます。
というのも、うどんは温かいですが麺つゆは冷たいため、私のような猫舌でも熱いうどんをつゆに入れるとちょうど良い温度になるのですね。

釜揚げうどんの歯ごたえがとにかく最高で、私は麺類に詳しくないので「何みたい」と例えることができないのですが、普通のうどんよりシンプルであっさり食べられます。
こないだお蕎麦屋さんのことを書いてて気づいたけど、私にとって「シンプル」ってのが食におけるキーワードみたいですね。
こないだテレビでパティシエの方がおっしゃっていた「見た目ではなく作る工程に手間ひまをかける」という作られ方をした料理が、最も私の好みに合うようです。
彩りの美しい料理も素敵ですが、最終的な価値を決めるのはやっぱり味ですよね。

シンプルという点で、天麩羅もまた良いのですわ。
衣を付けすぎていない天麩羅は、サクサク感を失わない程度にさっと麺つゆに通して頂けば、素材本来の味をしっかり味わうことができます。

私は随分前からこちらの釜揚げうどんが大好きなのですが、鹿沼方面のレッスンの時はなかなか時間が合わず、滅多に行けないのが唯一の難点です。今回も実に数年ぶりにチャンスに恵まれました。
しかし、久しぶりに行ったにもかかわらず相変わらず美味しかったのが嬉しかったです。しばらく行かない間に味を落としたのか、それとも我々の舌が肥えたのか!?、以前のような感動を味わえない料理も少なくない中、並木藤の釜揚げうどんは数年前と同じ美味しさで我々を魅了してくれました。

真に価値あるものは、どれだけ年月が経とうとも決して色褪せないのですね。

焼肉讃歌2009

2009-02-23 00:50:45 | 美食礼讃
肉食の例に漏れず、我々はたいそうな焼肉好きです。
もう、出来れば週に一度は焼肉が食べたい勢いです。それもなるべく美味しい焼肉を。

いろんなお店を彷徨った結果、今のところ我々が好んで行っているのは下記の3店です。


(1) ますとます
競輪場通りの山の上にあるお店です。
ここはとにかくランチが良い(というより、ランチが良すぎて夕食で行くとなんだか損したような気持になるのが難点です)。
安いのに良いお肉を出してくれるんですよ。そのぶん、量は少ないですけどね。でもまぁ、美味しければそれなりに満足するものです。

(2) 一番カルビ
𥱋瀬にある、これまた値段の割に美味しいお店。安いですから思い切って上級の肉を頼むのがポイントです。
ただここ、最近改装して「一番かるび」と微妙に店名変更した後は、どうも前よりアレな感じがします。改装後一回目に行った時はお肉がイマイチだったし、二回目に行ったら石焼ビビンバが今までの3分の1くらいの量で凹みました。
たまたま運が悪かっただけかもしれませんが...。

(3) 喜田村
鬼怒川(に行く途中)にあるお店。ここはひたすらお肉が美味しいです。
ここのお肉の美味しいことときたら、冷めても十分イケるので、我々は鬼怒川レッスンの帰りにお弁当で持ち帰るのが好きです。
あとモヤシのナムルも最高ですね。今のところコレを超えるモヤシナムルに出会ったことが無いな。
ただ...肉などを巻いて食べる野菜は、頼まない方が良いかもしれない...理由は訊かないで......。


食事処に対してきょくたんにコンサバティヴな我々にしては珍しく、今日はほとんど初めてのお店に行ってみました。
地元・今市にある「大昌園」です。私の記憶に無いくらい随分昔に行ったことがあった筈ですが、真っ当な食事時に今市で食事する機会がなかなか無く、このお店もほぼ初体験に等しい状態でした。

少なくとも改装後は初めてでしたね。
一席あたりのスペースが広めに取ってあり、首都圏の韓国料理店によくあるような、仕切られていて個室感覚でお食事できる空間になっています。
私みたいに知らない人の間で食事するのがつらい人間にとっては有難いですねぇ。

ただ、お店の一番奥には二人掛けのベンチがカウンターに面している席(命名:ラブラブベンチ)があり、アレはちょっと別の意味でツライかもしれません(笑)。
肩を寄せ合って座る男性二人組(※偏見込)を見ながら、「あたしら親子でもアレはちょっとだよね...」と囁きました。
まぁ、本当にラブラブのお二人が座るぶんには、私は止めませんが。
考えようによっては、向き合って座るよりも並んで座った方が、愛し君の手前を考えずに心置きなくニンニクを投入できるかもしれません。

そう、このお店の素晴らしいところの一つはニンニクがふんだんに使われてる点です。
って、焼肉のタレやビビンバは自主的にニンニク投入したんだけどなっ。
そもそもテーブルにおろしニンニクが常備されてる時点で感謝感激ですし、更に自主投入したものばかりでなく、ナムルの盛り合わせまでニンニクが効いてたのにはウットリしました。

お肉は「かいのみカルビ」という変った名称のカルビを注文してみました。
名前は変っていますし、あまり焼肉にしないタイプのお肉なのですが、霜が細かく入っていて、油分は少ないのにとても柔らかくて美味しかったです。
「脂が少なめ」「箸で切り分けやすい」「柔らかめ」というのが、私の好きなお肉の必須条件です。箸で切り分けただけで、お肉の美味しさがだいたいわかりますよね。

サイドメニューはもちろん前述のニンニクがきいたナムルと、石焼ユッケビビンバです。
ここは冷麺が美味しいと聞いていたのでそちらも食べたかったのだけど、私はどうしてもビビンバをやめることが出来ない上、さすがにダブル炭水化物は躊躇われたので断念しました。

石焼ビビンバは味が薄めだったので、当然のようにニンニクをレッツ投入。
まぁ、元の味は薄くしておいてくれた方が、自分好みの味を付けられて嬉しいです。
あとコチュジャンがあまり辛くなかったので、タレにもビビンバにもけっこう沢山投入しました。
石鍋がけっこう良く焼けていたので、いい感じに水分が飛んで美味しかったですよ。

そうそう、味とは直接関係ありませんが、こちらのお店は最初から飲み水をピッチャーで出してくださいます。
我々のように食事に大量の水分を必要とする人間にとっては何よりの配慮ですね♪
店員さん達も皆感じが良かったですし、何より味がたいへん美味しかったので、今後もチャンスを見つけて行こうと思います。
...食事時以外の中途半端な時間もやっててくれると助かるんだけどなぁ(笑)。

すき焼キムチ

2008-12-14 03:52:13 | 美食礼讃
ちなみにタイトルは「すきやきむち」と読んで下さい(笑)
家庭で作った物ですが、奇跡的に美味しかったので「美食礼讃」カテゴリに入れてみました。

作り方はいたって簡単。いつものIHクッキングプレートと、いつもの鍋と、いつもの今半の割下と、いつもの美味しい牛肉以下すき焼きの具を用意します。

そしてそこに冷凍庫で数カ月眠っていたキムチをぶち込みます。
以上。



ってコレ、「家庭で作った物」かァァァァ!?!?


...........いかんいかん。触れてはいけない疑問に立ち入るところだった。
うちでは電子レンジしか使わなくてもれっきとした「料理」。ストーブしか使わなくても湯沸かしポットしか使わなくても(以下同文)
そうでないとうちで作る代物は何一つ「料理」と見なせなくなってしまいます(爆)


そういうわけで(←相変わらず強引なまとめ方)、本日マミちゃんが冷凍庫から発掘したキムチをすき焼き鍋に投入してみました。
そしたらこれが感心するほど美味しいんですね。キムチ鍋やチゲ鍋とはまた違う味で、何て言ったらいいかといえばやっぱり「すき焼キムチ」なんですな。プルコギとはこれまた違う(プルコギはどっちかっていうと甘いですしね)。

すき焼キムチは辛い。非常に辛いです。まあ私が後先考えずにキムチを大量投入したせいもあるんだけど(てか、明らかにそのせいだろう)。
最初喉が灼けつくほど辛くなってしまったのでさすがに反省し、以降は様子を見ながら少しずつ投入するように心掛けたため、すき焼きの甘さとキムチの辛みが絶妙に融合した至福の鍋となりました♪

ただあまりに美味しくなったせいで食べ過ぎ、最後のお楽しみ・おじやを食べるお腹の余地がなくなってしまいました(笑)。
だからおじやは一晩寝かせて明日の朝のお楽しみです。

鍋ドリンカー

2008-12-10 02:49:44 | 美食礼讃
今夜は家ですき焼き鍋を作りました。
幸い「すきやき風味の水っぽい煮物」だったのは初代だけで、それ以降は今のところ無事に出来上がってくれております。

すき焼きのタレは今半を使用。「なだ万」のタレもこないだ東武で見つけたけど、今半が美味しかったのでほかは未体験です。
最初に脂を引いて牛肉をちょっと並べ、タレと日本酒をかけて焼くのです。

そう、この日本酒。これこそがすき焼きの美味しさをアップさせる重要アイテムです。
肉を柔らかくする効果はあるし、お酒の芳香が残って風味を増すし(←かけ過ぎだ。ソレぜったいかけ過ぎだ)。

今日など鍋が終わったあと残った具材にご飯を加えておじやを作る時にも日本酒を加えてみました。
むううぅぅぅ、美味ッ!!!

まったく、日本酒ひとつでこんなに美味しくなるなんて。
ご飯にお酒の風味がプラスされ、ますます食欲を増幅させる代物が完成いたしました

って、ヤバいじゃん。
まるっきりキッチンドリンカー、もとい鍋ドリンカーの様相を呈してないか、私。
そもそも日本酒は頂き物を飲む人がいなくて(母はウィスキー、私はワインの人間ですからね)余っていて勿体ないからと入れ始めたものだった筈でした。
それなのにこんな美味しさを知ってしまうなんて。これでは無くなったらわざわざ新しい日本酒を買い求めかねません。

何より怖いのは、いつか日本酒を普通に飲んでも美味い事に気づいてしまう日です。
今まで冠婚葬祭の乾杯用にしか日本酒を嗜まなかったこの私が、これをきっかけに「あら、日本酒も意外とイケるじゃん」と考えるようになるのが滅法怖いですね。

......と、とりあえず、いくら日本酒をぶち込んでも試しに飲んでみようなどとは思わないようにしよう.......。

デビュー秒読み

2008-11-20 02:50:49 | 美食礼讃
海道町のミヤ・ヒーリングスクールのフラサークル「ミヤ・ホオラ」が、来る30日の元気あっぷむらイベントでの初舞台に向け、初めてドレスを着て練習しました

メンバー全員(今日はイベントに出られない人も含め全員出席だったのです)でお揃いのドレスを身にまとったら、そりゃもう写真に撮りたいくらい綺麗でした。
解禁前(←ボージョレ・ヌーヴォーか)なので、写真を撮ってここに載せられないのがいたく残念です。

解禁前のドレスがコッソリ見られるのは、うちのスタジオに来て生徒さんたちに渡す前のドレスが吊るされた状態を見ることのできた人に限られます。って、ちっともコッソリしてないですね。かなり堂々と出てますね。
今回もスタジオの生徒さんがミヤのドレスを見て、すこぶる評判が良かったです。

ちなみにうちではイベントで初お披露目するまでドレスは部外秘ということになっとりますので、うちの皆さんはそこのところよろしくお願いいたします(笑)。
どうせお見せするなら舞台上での晴れ姿をお見せしたいですものね。

今回のドレスでとくにこだわりの点は、デコルテと柄の入り方と後ろ姿です。
まずデコルテの辺りは、スッキリ見せたいと同時に露出を少なくしたい人のために2種類のデザインにしました。
でも思った以上に2つのデザインのギャップが少なく、一緒に紛れていても違和感がありませんし、露出を少なくした方も重たい感じにならずにすみました。

柄はまたまた入れ方を指定してお願いし、全員の柄の位置と向きが揃うようにこだわりました。
なおかつ、一人ひとりを見てもスタイルがよく見えるようにですね。
柄の入れ方はたいへん重要です。同じ生地を使っても、入れ方次第で驚くほど印象が変わってきます。
うちなど柄の入れ方に悩むあまり買ったまま何年も仕立てられないでいる生地が眠ってるくらいです(笑)。
またマミちゃんは使い方の難しい柄の生地を選ぶしな.....。

柄の入れ方同様シルエットは衣装が素敵になるかどうかを決める大切な要素です。
今回のドレスは柄が派手なぶん前をシンプルにして、そのかわり後ろは遠慮なくゴージャスな感じに。
後ろ姿や横向きになるとまたイメージが違う、表情の豊かなドレスになりました。

「私は踊りがダメだからせめて衣装だけでも素敵にしないと」なんて謙遜する生徒さんもいらっしゃいますが、そもそも踊りの善し悪しが見える前にまず人目につくのは装いですから、たとえどんなに踊りが上手い人であっても衣装は素敵であるべきだと思います。
少なくとも私は自分で満足のいく格好しかしたくないし、とりわけ舞台でお客さまにお見せする場合には、お客さまへの礼儀としてもしかるべき装いでありたいものです。
せっかく最早制服とは縁のなくなった人生ですし。

ああ、そういって思い出しました。
これが制服と言われれば大人しく着ていた(※体育ジャージ除く)私と違い、母マミちゃんは幼児の頃から既製の服が気に入らないと遠慮なく改造していたようです
お泊まり保育で着るパジャマから何から、「レースを付ける」「生地の分量を増やす」などのカスタマイズを敢行していたそうな(さすがに小さい時は母=私の祖母に頼んでいたようですが)。

がはは、幼少の頃の私とはえらい洒落っけのちがいですな。
って、幼少期の私は何をしてたんだっけ。そうだそうだ思い出した、支給された教科書とかファイル帳に彩色してカスタマイズしてたんだ。

アウトサイダー親子。

京洛物産展

2008-11-19 02:03:15 | 美食礼讃
今年もまた、京洛で享楽の一週間が始まってしまいました

しかしなんで京都にはこんな旨いものばっかり集結しているのでしょう。
私はお肉や揚げ物など男子学生の好みそうな食べ物が好きなイメージがありますが、本当は繊細なつくりで味も彩りも上品な野菜中心の料理も大好きです(←たんに守備範囲が異常に広いだけだろう)。
ですから京都の物産展に参りますと、普段の物産展で買うもの(例:ステーキ弁当)とはまったく異なる品を好んで買い求めております。

思えば中学高校のころ修学旅行で京都に行ったときも、食べ物に歓びを見出していた気がします。
中学の時は(毎晩毎晩「もう帰りたいよお」と電話で家族にこぼしていたほど嫌だった修学旅行でしたが)愛する八つ橋がなんと皮だけで売られているのを発見し、皮フェチ(←いつにもまして怪しい響きだな)の私としては無視するわけにもいかず予算の許す限り買い占めたところ、皮だけだと恐ろしい重量になることをいっさい考慮していなかったせいで米袋を運んでいるような状態になり、さらに賞味期限についてもまったく失念していたため、それだけ大変な思いをして運んできたのにけっきょく全部は食べきれませんでした。
自分のことですから遠慮なく言うけど莫迦です。メルトダウンしそうに莫迦です。

しかし如何せん莫迦なので3年も経つとスッカリ学習したことを忘れてしまいます。
そう、高校の修学旅行でもやらかしちゃったんですね。
今度の舞台は湯豆腐屋でした。
もう昼食で出たあまりにも美味すぎる湯豆腐に理性がぶっ飛び、店を去るさい発作的に売店に駆け込み、豆腐とタレを家までクール便で送りました。
母には「こんな高い豆腐とタレがあるかー」と怒られましたが(※当然である)、当時はクール便の値段が幾らくらいかまったく知らなかったのです。
クール便の値段は今もあんまり知らないけどさ(笑)。まあしかし、豆腐一丁が100円前後で買えることを思ったら、どんな値段だって高いわな。

そういえば私は豆腐に対して理性がぶっ飛ぶ傾向があり、大学の下宿時代にも地元では見たこともないような高級豆腐を発見して発作的に買い求め(←またかよ)、あろうことか絹ごし豆腐を麻婆豆腐にぶち込んでしまいました
.................私が早々に自炊をやめたのは賢明だったやもしれぬ。


あああ、自虐ネタはもういい。自分で書いてて清水の舞台から飛び下りるべきか本気で悩んでしまいそうです。
今日は京都物産展の話でしたね。


今回ハマったのは「とり松」のばらずしです
四角い箱一杯にかまぼこや椎茸、錦糸卵などがちらし寿司のように彩り良く散らしてあるのですが、その色彩がすばらしく上品なのです。
同じかまぼこや紅生姜でも色がまったく違うのですね。なんとも雅やかな色合いで、それだけでも食欲をそそります。

それに加え、このお寿司には鯖のおぼろが挟まっているというのに、魚嫌いの私にも魚っぽさがいっさい感じられません。
これは本当に凄いことです。何せ私は魚が苦手で、鮭や鮪などの比較的好きな魚でさえよほど鮮度が高いものを注意深く調理していなければ臭いが鼻についてしまって食べられません。鯖などの青い魚などもってのほかです。
こんな私が美味しくいただけるのですから、ひとえに味付けの妙技といえるでしょう。

あまりの美味しさに今回は立て続けに食べています(笑)。
1人前は色だけでなく量もとてもお上品なので、いつも1.5人前にしようかどうしようか悩みつつ、ついついその勇気が出ません。
でも明日は最終日だし、思いきって買っちゃおうかしらん。

ほかのものはいつもと同じですね。
絶対に外してはいけないのが生ういろうです。
いろんな種類が出ているけれど、オーソドックスな白ういろうの上にうぐいすや小豆などの豆が乗っているものが一番好きですね。
京都の生ういろうは普通のういろうより軽くてプルンとしている食感が好きです

あと、さつま揚げも好んで買ってます。
こちらも非常に軽い食感で、こないだ初めてトースターで焼かずに冷蔵庫から出したままを食べてみたところ、冷たくても新鮮な美味しさでした。
ただ好きな種類が早々と売り切れてしまうことがあるのが問題ですね。
明日も我々のお気に入りの品は少ししか出さないと聞いたので、今日のうちに予約しておきました。

まるっきり食べ物しか見えてないかと思いきや、そうではありません。
今回マミちゃんはついに前々から欲しいと思っていた和柄のお裁縫箱をゲットしました
マミちゃんの和柄の好みはほとんど白人のそれなので、彼女の好きな柄と出会うのに苦労しました。

ちなみにマミちゃんは和柄だけでなくあらゆる好みが白人女性っぽいらしいです。だからハワイとか歩いてるとしょっちゅう白人のレディに呼び止められ、「とても素敵なドレスだわ」「そのバッグどこで買ったの?」などと言われます。
日本人でもハワイ人でもなく白人なのは、いったいどうしたことなのでしょうね。不思議でなりません。

ついでに彼女は白檀の細かな木片も少しだけ買い求めました。燻してお香にするものではなく、小さな袋に入れて持ち歩くためのものです。
マミちゃんは白檀の薫りが大好きで、扇子も持っていたりします。このへんが匂いを「いい匂い」「悪い臭い」「ハワイの匂い」の3種(←どんな区分だ)にしか分けない私との大きな違いですね。


なんだか私ばかり食い意地に走っていて、マミちゃんは風雅を理解する人間みたいになっちゃったな(笑)。
私の場合、京都の物にはカエルグッズが無いという深刻な問題があるため、食い意地方面ばかりに走らざるを得なかったという哀しい事情もあるのですが...。
京都物産展でカエルを見かけた方はどうぞご一報ください

シナモンメルツ

2008-10-12 02:37:40 | 美食礼讃
皆様は「シナボン」という禁断のお菓子の存在をご存じでしょうか。
それはアメリカ発祥の犯罪的に美味なシナモンロールです。

本来マミちゃんほど甘いものが得手ではない(ていうよりマミちゃんの得手具合が異常なんだと思うけど)私は、あまり甘過ぎるものは食べることができません。
しかしこのシナボンは容赦なき激甘レベルです。
なんせモチモチの生地に濃厚砂糖&シナモンソースがこれでもかとばかりに気前良く絡んでいるのですから。

なのに、あまりに美味しいものですから食べずにはいられません。さすがに量は無理なので、通常の半分ほどのサイズの「ミニボン」じゃないとダメですが(ちなみにマミちゃんは通常サイズでも余裕で完食可能)。

ありがたいことにシナボンは私の家の近くには未上陸です。また、シナボンを安直に真似したとおぼしきシナモンロールをあちこちで見かけますが、どれひとつとして十分な出来の物には巡り会いませんでした。

ところが、そんな平和な時代も終焉を迎えました。
マクドナルドが「シナモンメルツ」なる危険商品を作ってしまったのです!!!

ぶっちゃけこのシナモンメルツ、戦慄するほどシナボンにそっくりな味です。
あの砂糖が程よくカリカリ・程よくドロドロした濃厚シナモンソースまでしっかり再現されています。
つまり私はこの味に惚れ抜いてしまいました。

我々は食べ物に惚れ抜くと男に貢ぐダメ女よろしく尽くしてしまいます。店に通いつめ、際限なく食べまくってしまうのです。
しかも大多数のダメ女と違って貢ぐ相手が複数なのでなおタチが悪いです。お菓子に惚れたのなら他は止めればいいのに、嗚呼今日もシナモンメルツと一緒にテリヤキバーガーなぞ買ってしまいました(←只の莫迦)

普通お菓子に熱を上げるのは母の方ですが、今回のシナモンメルツは私の方が余計にハマっている感じがします。
いかんなあ。ただでさえ誘惑に弱い我々のような人間が意中の相手を見つけてしまったらもう最後だよ。

厳密にいえばシナボンとまったく同一の味ではありません。生地は本家より固い気がしますし、ソースはシナモンの割合が多く、その分(量の違いもあるでしょうが)シナボンほど強烈な甘さではありません。
そこが却って私のツボにきてしまったのでしょうね。

せっかくハワイに行ってない間はシナボンを食べずに済むと思っていたのに、こんな物が出てしまっては食べないわけにいかないじゃないですか。
それにこの商品が期間限定で終わらず定番になってもらうためには、せっせと食べて販売数をのばさなければなりません(どれだけ食う気だー!?)。
心が引き裂かれてもう大変です。あと、「ハロウィーン仮装までに痩せよう」という決意がまた幻になりそうです。むぅ~、どう考えてもそれが一番深刻だよなあ。

秋の北海道物産展

2008-09-19 23:47:12 | 美食礼讃
いよいよ東武デパート・秋の北海道物産展の時期がやって参りました。

東武の北海道物産展...もはや伝説になっているきらいすらあります。
尤もそれは根拠のない伝説ではなく、さまざまなデパートやショッピングプラザの催す北海道物産展を見回しましても、その実力の違いは明らかです。

伝説ここに極まれりというべきか、初日などついに生キャラメル争奪戦の末に血が流されたそうです。
なんでも、早朝から生キャラメルを求める人々が殺到してパニック状態になり、割り込みする客なども現れ、逆ギレした客が東武の店員さんを殴って歯を折ったり胸倉をつかんだりとそりゃもう凄まじいありさまだったとか...。

...ってオイィィ!!!古代エジプトのファラオの秘宝でもマリー・アントワネットの首飾りでもアーサー王の聖杯でもなく生キャラメルですぞ!?生キャラメルのために血で血を洗ってどうする。

そりゃ確かにこの生キャラメル、口の中で羽根より軽やかに溶けて美味しいです。私もつい先日生徒さんからいただいたばかり。
でもさあ、暴力はいかんよ。しかも割り込んできた本人をかめはめ波で倒したり超音波メスで切り裂いたり斬鉄剣で斬っておいて「ふっ、また詰らぬものを斬ってしまった」とか呟いたりするのならまだ分るが、関係ない人を殴っちゃいけませんや。


というわけで私は平和的にカエル物だけを穏便にゲットして参りました。
しかしすいません、美味しそうなことこのうえない魅惑の品々の画像はないです。なにせ食欲に負けて撮影前に全部食べてしまったものですから。

まず私がいつも真っ先に向かうのはマルセイバターサンドです。
バターサンド.....!!!名前を聞いただけでも垂涎ものですが、食べるとこれが想像以上に美味しい。特に中に挟まっているクリームの味がノスタルジックで私好みです。
また、これは普通に冷蔵保存すると数日しか保ちませんが、長期の冷凍保存が可能です
多分オフィシャルな見解ではないから、売場の方に言っても賛同は得られないと思いますが...。
しかし暫く冷凍しておいても風味はほとんど落ちませんし、完全に解凍しないで食べるとこれがまた格別に美味しいです。

お弁当に於いては我々親子の好みはパッキリ分れます。
マミちゃんは海鮮弁当、私はステーキ弁当に走るのですね。
ぶっちゃけ数年前に一度、北海道物産展の海鮮弁当が東武の物産展にあるまじき品質だったことがあるそうですが、幸い今はもとどおり高いクオリティのお弁当をいただくことができます。

今日マミちゃんは生徒さんお勧めの「かに屋さんの海鮮弁当」(正式名称は分りませんが壁沿いにあるそうです)をいただきました。
お勧めのとおり、これがとっても美味しかったそうな。かに屋さんのお弁当だけど、かに以外のものもちゃんと充分に良い味だったとのことです。
って伝聞形式ですいません。私は本当に魚介類が苦手で、味見することさえできないのです。

しかし豊平館のステーキ弁当でしたら実体験から自信を持ってお勧めできます
特にステーキと一緒に大きな帆立の貝柱がついてるものが最高です(※魚介類はほとんどダメですが帆立、それも貝柱のみであれば好きなのです)。

お肉はステーキと焼肉風のタレで味付けされたものの二種類、が一つのお弁当で楽しめて、いずれもお箸で食べられる非常に柔らかいお肉です。
タレがたっぷりかかっているので、私みたいにラディッシュがダメであってもまったく不足のない味です。

我々が北海道に行ったら絶対行くぞ豊平館。
というより、豊平館に限らず食べる為に北海道に行きたくなるおそれが大きいです。
マミちゃんなんて大自然には興味がない(こないだ日本武道館のそばを歩きながら緑の景色を満喫していたら、「見るものが無くて歩くの飽きた!!」と言い出した人間です)くせに北海道に興味のあるそぶりを見せています。
あああ、このままではますます腹の上のポニョが増殖する......。

どっちがどっち?

2008-09-13 01:02:27 | 美食礼讃
現在、東武のクィーンにマカロン棚が出現しています。
それも二段。


東武デパートにクィーン洋菓子店が登場してから早2ヶ月。
「コンセプトショップ」ということで魅惑のお菓子を次から次へと発信し、ただでさえ脆い我々の自制心に激しく揺さぶりをかけてきたクィーンさん、いよいよ最後の砦のマカロン様がご登場あそばしとります。
ってまるで戦闘意欲満々のような口調で言ってますが、とんでもないです。誘惑に陥落しまくりで、むしろ負ける為に足を運んでいるような気がいたします。

ともかく私がマカロン様の到来を知ったのは夢のお告げでした。
なんと本当にクィーンが私の夢に出てきたんですよそれも微に入り細に入りリアルな夢で、私のカエルの指輪まで正確に再現されてました。
コリャ何かあるに違いないと踏んで早速今日訪れてみましたら、よりによって一番目立つ所にマカロン様が鎮座ましましていたわけです。

ってことでしっかり頂いて参りました。まったくどこまで誘惑に弱いのでしょう。
学習能力ってものを知らない己の食欲を「我々って莫迦だよね」「そうそう、莫迦というより病的なレベルだよね」「これじゃまるっきり太りたい人の食べ方じゃん」などと自虐するのも最早ネタと化しつつあります。
まあいいのだ。クィーンのマカロンが美味しければこれでいいのだ。

クィーンのマカロンを食べてしまうとほかのは食べられません。
高いという人もいますが、そんなことはないと思うぞよ。私は自分の気に入ったものならそれだけ高くても道理だと思っているので。まあ、いくら気に入ってもフェラーリ様とかではちょっと(いや、かなり)手が出ませんが、クィーンのマカロンなら無問題です

今日は普段から気に入っているバニラに加え、ココナッツを初体験してみました。
あれ?ココナッツって今まであったっけ???私はココナッツが大好きなので、見つけていればトライしてないとは考えにくいんですが...。
新製品なのか、それとも今まで私の目がバニラだけにイッちゃって...もとい行っちゃっていたのかもしれませぬ。

早速東武の駐車場で膝の上に並べてみました(←食欲が絡むとセッカチ)。
うわ、ココナッツとバニラどっちがどっち
店頭に並んでるときも思ったけど、この二者は両方とも食欲をそそるクリームがかった白色で、とんでもなく外見が類似しています。
そのうえこのマカロンのパッケージには何味か書いてないのだ。お店の人は並べる時に混乱したりしないのか。並べてる最中に電話とかかかってきたらまちがえてもおかしくないです。

...などと余計な心配妄想を繰り広げてしまったのは、今日のバニラの味がいつもと違うような気がしたからです。
こないだ本店の方に行った時にマカロンじたいが店頭から消えていて、「今の時期は置いてないんです、再開時期も未定です」と伺って以来だったので、食べたのが久しぶりだったせいもあるのかもしれませんが。

あ、ココナッツと間違えたことはあり得ません。
後から食べた方は明らかに芳醇なココナッツの風味がしましたから。
ココナッツ美味しかった~。でもこっちがココナッツならさっきのがバニラ?本当に???と、我々二人とも記憶の味と違うような気がして不思議な思いがいたしました。

コリャもう一回食べて確かめなくちゃならんな。
おもいっきし「やぎさんゆうびん」現象に陥りそうな秋の夜長でございます。

十五家

2008-09-11 03:32:38 | 美食礼讃
栃木県庁15階の展望レストラン「十五家」に行ってまいりました。
県庁がリニューアルオープン(←ってそんな軽薄な言い回しでいいのか)したと同時に開店したこのレストラン、「けっこう美味しい」という評判を人から聞くばかりで今まで一度も機会に恵まれなかったのです。
今日はレッスンが早く終わる日だったため、ようやく初来店と相成りました

夜7時20分頃県庁に着くと、当然というべきかレストラン以外の一般業務は既にみな終わり、正面玄関も地下駐車場も閑散としてました。
整然としているのにやけに静かで人の気配のない夜の県庁は、要塞好きの私にはけっこうたまらないムード。もうこれだけで興奮します。どうせならもっと暗きゃいいのになあ。あと照明を怪しい色合いにするとか(←県庁をなんだと思っている~!?)。

誰もいないエレベーターホールに着くと、やけに天井が高い上、山手線のドアの上にあるアレみたいな小型モニターに県庁のゴージャスなもろもろがひっきりなしに映し出されているエレベーターがやってきました。
ボタンも何やら高級感溢れる光を放ち、上昇も静かです。こりゃお金かかってんなあ。

エレベーターが着いた15階は展望ホールになっていて、レストランはその一角にありました。
役所の無機質な蛍光灯とは一線を画す柔らかな照明。それも外の展望を楽しめるよう、かなり暗めに抑えてあります。
私はどっちかというとレストランとホテルの個室は暗めが好きですね。ハワイのレストランなぞ、へたするとメニューが読めないほど暗いです。勝新さん御用達だった某イタリアンレストランに至っては、何食べてるか分らん勢いだとか(←それっていくらなんでもどうよ)。

我々は敢えて窓際ではなく、壁際のボックス席に座りました。
ボックス席の方が椅子が楽ですし、窓がとても広いのでそこからでも外の景色は充分に見えました。
照明だけでなくインテリアも落ち着いたモダンな雰囲気で音楽も品がよく、栃木県(しかも県庁)にあることを忘れそうです。

今日頼んだのは創作和食のプチコースで、まずは先付の「あかね豆腐」という優しいクリーム色のお豆腐から始まりました。
とても美味しかったのですが、マミちゃんに言わせるとウニの味だとか。ウニの苦手な私としては、あんなに美味しかったのに信じられません。しかし、苦手なものを美味しく食べさせてしまう料理ってすごいですね。

引き続き、お造りや黒豆、湯葉、揚げ物など前菜が5品載った綺麗なお皿が出てきました。
先ほどのウニに続いて私の嫌いなトマトが出てきたのですが、これも何やら甘く漬け込まれていて非常に美味しかったです。
いつもマミちゃんにあげてしまうイクラさえ、柚子醤油の良い香りで美味しくいただけました。
てか私、こうして書いてみるとほんとに偏食だな(笑)。
いえ、これでも昔よりはまともになったのです。20年前は食べられるものがほとんど無かったのですから。
魚は鮭のフレークのみ(給食で初めて切り身を見せられて卒倒した)、野菜もほとんど食べられず、白いご飯と牛乳だけが好きという凄惨な有様でした。
その反動で今これだけ食事に執着するようになったんじゃないかって気がします。過ぎたるは及ばざるがごとし。

ともかく前菜を存分に味わった後、なんと早くもお口直しの柚子シャーベットが出てきました。
うわああ!!!まだそんな口を直すほどのものは食べてないよお!!悪いっすねえ(かえるちゃんだけはまだ何も食べてないくせに「直す!直す!!」と興奮してました)。

そこでメインのポーク料理の登場です。
あっさりした豚肉にごまだれを絡めながら食べると、これもなかなか美味。マミちゃんの魚料理も美味しかったらしいですよ。
このメインと一緒にご飯、みそ汁、お新香も出てきます。
お新香の量はけっこう多めに感じました。好きな方には嬉しい量でしょう。
一つだけ言わせてもらえば、みそ汁かお吸い物か選べるようになっているともっといいんだけどな。

なんとこの後、しっかりデザートとコーヒーもついてました。
お口直しのシャーベットが出たからこれっきりかと思っていたので、これは嬉しい!!!
デザートは南瓜のティラミスでした。一口サイズですが、十分に満足できました。

全体的にいろんなものがちょっとずつ出る感じで、お腹が苦しいほどいっぱいになるわけではないにもかかわらず、美味しさで精神的に充分満足できます。
食事するのに最適な、明る過ぎなくて落ち着いた雰囲気なのも好きですね。ファミリーや仲間同士でワイワイ食べるのではなく、静かに食事そのものを楽しみたい時に相応しいレストランです。

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