舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

四代目 on board

2012-05-13 23:18:11 | Hawai'i
3月31日、四代目の初海外旅行・ハワイ4島クルーズに行くために、我々は成田空港へ行きました。


小さい子連れでの海外旅行というと、一番問題になるのはやっぱり飛行機だと思います。
まあしかしコレ、結論から申し上げるなら、まったくもって無問題でした。
もちろん、お子さんによっても違うかもしれませんが、ウチの四代目は気圧の変化も無く酔いもせず、至って快適に往復の空の旅を楽しんでました。

ついでなので飛行機の手配から説明しましょう。
2歳以下のお子さんは、基本的に膝の上であれば大人用航空券の10分の1の値段で行けます。
ただしそれでも航空券は必要です。大人と同じく、事前にパスポートの正確なスペルが記載されたものを購入します。
無くしてしまうと再発行しなければならないので注意が必要です(提示を求められることはありませんでしたけどね)。

それと、殆どの航空会社でベビーバシネット(壁に取り付けられるベッド)の用意がありますので、これをリクエストしておくと、バシネットの取り付けられる位置の座席にしておいてもらえます。
さらに、JALや全日空であれば、ベビーミールも月齢に合ったものを用意してもらえます。
そういえばJALにはおむつや粉ミルク、離乳食、さらには哺乳瓶まで用意してあったので、何か足りなくなったら相談してみると良いでしょう。


我々が今回利用したのは成田発着のデルタ航空です。
なんだかんだ言ってもやっぱりJALが好きなんで、自分で手配出来る時はそっちにするんですが、今回は旅行会社のパッケージを利用したので、否応無しにデルタ航空になりました。


そんな訳でものすごく久しぶりに第一ターミナル(天井が高い方ね)に到着。
十数年ぶりに訪れてみたら、中があまりにも変っていてびっくりでした。




搭乗前にゲート近くのラウンジへ軽食&酒をかっくらいに行きました。
ラウンジの一角にはキッズルームもあり、四代目はそこで暫く遊んでいました。
というより、ここで遊びまくって疲れて機内で寝てくれれば…という、儚い望みを抱いていたのです。
もちろん、そんな望みは一瞬にして潰えることになるんですがね。



↑ラウンジで電話する四代目。
「いまからしゅっぱつー。そうなの、まみちゃんもらなちゃんもさけばっかりのんでて、やんなっちゃうの。」
…などといっぱしに喋ってそうな風貌ですが、ただの携帯型オモチャです。


機体の整備に時間が掛かったとかで予定より少し遅くなりましたが、搭乗時刻になっていよいよ機内へ。



四代目、早速飛ばしてます。シートにおいてあるヘッドホンやら何やらをいじりまくり、二つの席の間を行ったり来たり。

しかしハッスルしていたのが幸いしてか、離陸して間もなく四代目は眠りに落ちました。
ちなみに気圧対策のため離陸時は哺乳瓶で飲物をあげていました。
そのおかげかどうか分りませんが、よく離着陸時に聞こえてくるような辛そうな泣き声を上げることもなく、すーっと眠りについてくれました。




離陸して飛行機が安定した状態になると、大人がシートベルトを外してOKになると同時に、バシネットも使えるようになります。
JALなどですと最初から壁についているのですが、デルタでは乗務員さんがどこからともなくバシネットを持って来て取り付けてくれました。
ただ、乗務員さんの誰一人として正確な取り付け方を知らないらしく、数人掛かりで悩み悩み取り付けたあげく、ガコッという物騒な音を立てて外れたりとかしてました。おいおい。

しかし乗務員さんが良く分らなかったおかげで、無事取り付けられたあかつきには、四代目はぐっすりと寝ることが出来たようです。
なぜならこのバシネット、正しくは上に付いている覆いをしっかり被せて赤ん坊を密閉状態にしないといけなかったようなのです。
暑がりで寝返りの多い四代目に、密閉状態なんてとても無理。
通気性の良好な状態にさせておいてもらえたからこそ、彼女は結構長く寝てくれたのです。



それで調子に乗った我々は↑こんなモノ↑を頼んだりしました。
マミちゃんはもちろんウィスキー。私はさっきラウンジで飲んだ「ウォッカのスプライト割」があまりにも美味しかったので、それを頼んでみました。

ってナンダコリャ。いくらなんでも濃すぎやしないか。
そう、デルタの乗務員さんの作ってくれる酒はことごとく濃く、ウィスキーなんて完璧にダブルじゃなくてトリプルですし、私の頼んだモノに至っては、「ウォッカのスプライト割」というよりむしろ「ウォッカに香りづけ程度のスプライトを垂らした代物」です。
もう炭酸なんて殆ど感じないぞ。スプライトはどこ行ったスプライトは。

せめてつまみに色気のある物があればだいぶ助かるんですが、よりによってデルタのつまみの気の利かないことときたら、なんだか湿りかけのミックスナッツしかありません。
まあ確かにJALだってホノルル線は乾きものしか出ませんけどね。それにしてももう少しは色気のある内容だったはず。
仕方なしにマミちゃんはミネラルウォーターを貰って足していました。
一方の私は殆どストレートのウォッカに新たな歓びを見出し、じょじょにウォッカ耐性が強くなってゆくのが自分でも分りました。
ウォッカってかなり強いと聞いてましたけど、そうでもないですよねアレ。最近はワインにウォッカとレモン果汁を足したカクテルとかにハマっています。

ちなみに、後で他の乗務員さんに頼んでも、やはり目眩がするほど濃い酒がきました。
もうデルタでは濃い酒しか出ないと肚を括った方が良いと思います。

酒を飲んでいても四代目が起きないので、我々はすっかり気を良くして機内食に入りました。
マミちゃんは和食をオーダー。私はアメリカと言えばってことで肉にしました。
マミちゃんも美味しかったそうですし、私も味は良かったのですが、やはりアメリカの肉は多いです。
この私が多いと言うのですから、殆どの日本人の方はとても食べきれないでしょう。
食べ残すのがイヤな方は、和食にしておくことをお勧めします。

しかし平穏な時がそんなにいつまでも続くはずがありません。
食事の真っ最中に四代目が覚醒しました。
彼女が「うーー」と言いながら身体を起こし、バシネットの上に座り直した時は、もうこれで平穏タイムはおしまいと覚悟を決めました。
そしてその覚悟は現実に(以下略)。




覚醒モードになった四代目は、とにかく異常に寝起きが良いのが特徴です。
病的に寝起きの悪い私としては、羨ましいとしか言いようがありません。
この時も起きて早々食欲旺盛で、我々の機内食のパンを食し、デザートのアイスクリームも二人から貰ってご機嫌でした。


試練はその後にやってきました。
機内食がひととおり終わり、周囲の皆さんが眠りに就いたりパーソナルテレビを観たりと寛いでいる頃、四代目はテンションMAXモードとなり、目は爛々と輝き、呆然としている我々を尻目に活動を開始しました。
そして、あろうことか着席している我々の頭部を登り始めたのです。

「あぐぎが、ららちゃんやめてええぇぇ」 という我々の叫びも空しく(そもそも小声でしか叫べない)、四代目は激しく上り下りを繰り返し、パーソナルテレビのリモコンやらヘッドホンやらをいじり倒しました。

数時間に渡り、鼻や目玉の上を上り下りされてもなお殆ど無言で耐え続けた甲斐あって、おりた時に近くの席の方に「大人しくて良い子ねえ」と言われました。
いえいえ全然大人しくも良い子でもないんですけどね。


とにもかくにも無事フライトを終え、空港を出た我々。
乗船まで少し時間があったので、アラモアナセンターに飛んでいきました。
デパートを観た四代目はいつものようにハッスル…と思いきや、飛行機の中で張り切り過ぎたらしく、途中からぐっすり寝てしまいましたとさ。

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