舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

2014メリーモナーク・ミスアロハフラ (2)

2014-05-14 02:52:45 | メリーモナーク
お知らせを挟みまして(CMかよ)、メリーモナークのミスアロハフラ部門出場者紹介・後半に参りたいと思います。


(8) Amber Kanoelani Rosenbergさん
久々のご登場、なおかつ今回からナー・クムフラ体制となったサニー・チンさん &ロパカさんのお教室です。



カヒコ:"Pehu Kaha Ka Limu O Hanalei"。一緒に育ち、ともにアイカナカ酋長の優秀な兵士となったカヴェロとカウアオハの物語。



アウアナ:"Hale Ma'uma'u"。火の女神が住まうハレマウマウについて歌われています。


(9) Jessica Hi'iakaikalikooke'a'ali'i Osorioさん
カリフォルニアのお教室、リリノエの方です。



カヒコ:"E Ho'i I Ka Nani I Mana"。このManaもカハコーがついてるマーナーの方です。
1880年代初頭、クィーン・エマがマウナケアの頂上にあるワイアウを訪れた時のお話です。



アウアナ:"Pua Tubarose"。永遠に記憶に残る恋人のように忘れ難い香りをもつtubaroseの歌。
私も好きだよtubarose。彼女のように沢山付けたらさぞ素晴らしく香ったでしょうね。ただあの花、メチャクチャ保たないんだよねえ(色気ゼロ)。


(10) Alyssa Marie Ku'ulaniopu'u Mitsuko Akiyamaさん
オラナさんのお教室の方。元々群舞の中に入っていてもチャーミングで目を引くダンサーでしたし、今回の演技を見ても個人的には彼女が一番好きでした。



カヒコ:"Eo Ka'ahupahau"。プウロアの水を兄弟であるカヒウカと共に守っているサメの女神、カアフパハウの話。



アウアナ:"Ho'oheno I Ka Pu'uwai"。ケネス・マクアカーネさんとクリス・アフエさんがカメハメハスクールの歌コンテストのために作った曲だそうです。バーニス・パウアヒ・ビショップ王女を讃えています。


(11) Asia Leolani Ha'ahe'oluaipo Maka'awa'awaさん
はい、いよいよ件のカムエラの方です。
というか綺麗なハワイアンネームだなぁ。響きも意味も両方素敵です。



カヒコ:"E Pua Ana Ka Makani"。クィーン・カアフマヌがカウアイを旅した時の話。



アウアナ:"Ka'ahumanu Ali'i"。
ほおおお。なんとなんと、カアフマヌアリイときましたか。
この衣装をそんな高貴な方に捧げられた曲に使っていただけるなんて幸甚の至りです。

しかもこの曲はカハウアヌ・レイクさんの作品という事で、彼の作る曲はどれもエレガントな中にソフィスティケイティッドな香りが漂うという、まさに我々の理想とする作風です。
そうですか。この衣装からそこまで読み取ってくださいましたか。ホント、こんな有難い事はありません。

(何もご存じない方には以上の記述は完全に中二病患者の妄想暴走にしか聞こえないと思いますので、とりあえず現地で書いたこちらの記事をご覧ください。さらに今後の記事でも詳しく取り上げます)


(12) Kamalani Kaleimomi Kahalepoli Kawa'aさん
イリアヒ&ハウナニ・パレデスさんのお教室の方。



カヒコ:"Aia I Waiehu Pua Lokelani"。作者がマウイにいた1884年に書かれたもので、愛する人をマウイ島の花・ロケラニに喩えている。
プイリを使って踊られました。内容からかカヒコにしてはモダンな衣装が私好みです。襟の形がいいよね。



アウアナ:"Lovely Sunrise Haleakala"。カヒコに引き続きマウイ島が舞台ですね。このお教室がマウイ島にある事と関係があるのでしょう。お教室の所在地やクムの出身地が曲の舞台に選ばれる事が多いように見受けられます。


(13) Hulali Ka'imi'aina Ciera De Limaさん
昨年ミスアロハフラを輩出したナプア・グレイグさんのお教室の方です。
踊り方はもちろん、ヴィジュアル的にも麗しい方ですね。
ただキレイなだけじゃなく、目ヂカラがあるところも素敵です。



カヒコ:"He Inoa No Kawailaha'ole"。マウナケアの寒さや孤立、高地の香りについて歌っている。



アウアナ:"Queen's Jubilee"。皆さんご存知の名曲、ウェルドンさんの歌が記憶に新しいですね。
この曲はやはり気品ある大人の女性のイメージですから、彼女のようなダンサーに踊って欲しいものです(25歳以下でこの曲のイメージに合ってる人って少ない気がするなぁ)。





さらに、結果発表前には昨年のミスであったマナラニさんのフェアウェル・ダンスも披露されました。

まずはマイクを持ってご挨拶。この場の演出は各お教室や個人に任せられるようで、シンプルに踊るだけの人もいれば、様々な趣向を凝らす人もいます。
とりわけ記憶に残っているのは、サニーさんとこが3年連続優勝を飾った際に3年目のマイレさんと一緒に前年・前々年のミス二人も一緒に出てきて踊ったのとか、ケアリイさんの従妹チェリッサさんが踊った際、大会では踊られなかったケアリイさんのヒット作(確かKawaipunaheleだった気が)をプラスしてくれたファンサービスとか、アロハ先生のお教室からミスになったクヒさんがメアリー・カヴェナ・プクイさん→パット・ベーコンさんという彼女のエリート血筋をことさら観衆に強く印象づけた演出とか、そのあたりでしょうかね。

あとは、やはりこの話題の際に避けるわけにいかないカウイさんとミカさんのアレですけれども、まあ今となっては双方にとって黒歴史であろうと拝察されますので、ここではあまり触れないであげましょう。
しかしそれにしてもちょうどあの時ミュージシャン席にいたロパカお姉様とエイミー姐さんのドン引き顔が未だに忘れられん(笑)。


今回のマナラニさんは壇上でスピーチして踊るのみというシンプルな演出でしたが、ハワイ語の発音も踊り方も非常に美しい彼女にはこれで十分、なまじ凝った演出など不要だったといえましょう。

ちなみに、彼女の発音が美しい理由としては「意味を熟知し『自分の言葉』として話していること」と「ハスキーな声質でソフトに発声していること」が大きいと思われます。



もちろん踊りも申し分無い。どの角度からみても気を抜いていません。ソツのない踊り方と申しましょうか。




特筆すべきはこの姿勢、背中のラインです。
しっかり背筋を使って常に美しい姿勢が保たれているにもかかわらず、決して力んで固まっているわけではない。良い仕事してますねえ。


ミスアロハフラは25歳までしか出られないため、なかなかその年までに十分なレベルに達している人は少ないものです。
ですから、年によっては入賞者はもちろんミスに輝いた人さえも「…え?」な事が結構あります(笑)。
しかし、やっぱりフラのソロ部門である以上、マナラニさんのように技術面で十分に優れている人をこそミスにして欲しいものですね。
…と、一生懸命マナラニさんの写真を撮りつつ改めて思ったのでありました。


果たしてそんな私の願いは通じたのか。
注目の結果発表編は次回記事にて~。





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