我が家にIH調理プレートがやってきました。
そもそも我が家には料理のできる人間が一人もおりません...と書くと「料理がうまくできる人間がいない」程度のレベルと誤解されがちですが、ちがいます。本当に誰もまったく料理ができないのです。
第一に家には調理器具がありません。
それでも鍋か何かを火にかけなければならないときはストーブ(※もちろん調理用ではない)を用います。これは冬にしか使えませんから、ストーブシーズン外はもっぱらレンジだけで凌ぐこととなります。あ、あとトースターもあるか。
本当に誰一人「料理の必要性」を実感したことがなく、私だって家庭科の調理実習では最低の生徒でした。もしかしたら体育の方がまだマシだったかもしれないほどです(注:私の体育の偏差値は20台です)。
調理実習においては、決してサボるわけではなく周囲の人々の安全のために率先して準備や後片付けなど料理の出来に直接関与しない仕事だけを担い、一人で最初から最後まで作らなければならない状況に追い込まれたときは炒め物の最中のフライパンを放り出して逃げかけました。だってハネが怖かったんだもん。
ちなみにだし巻き卵がクラスで唯一スクランブルドエッグになったのもこの私です。
そんな人間ばかりの崩壊家庭に身分不相応の調理器がやってきたことの発端は、生徒さんから生の白菜をいただいたことでした。
は、白菜.....。いくら「うちは誰も料理ができない」と申し上げても、その生徒さんはよもや前述のような深刻に酷いありさまとは想像もされなかったようで、「塩で揉めばいいのよ」などとおっしゃいながら(←だからその程度のことができないのが我々なんですってば)、断りきれずにいただいてしまいました。
さて困った。せっかくいただいた白菜、無駄にするわけには参りません。
とりあえず初日はスーパーで一人用すき焼き鍋(※容器ごと火にかけるだけでオッケー)をゲットして白菜を増量して食べました。もちろん例のストーブ(※もちろん調理用ではない)です。
しかしこのストーブでは一人ずつしか調理(って温めるだけだろうが)出来ないため一人ずつしか食べることができず、みなが食べ終わる頃には日付変更線が間近に迫ってしまいました。
これではいかん。しかし白菜はあと4分の3ほど余っている.....。
そういうわけで、もっと効率良く食べるべくついにIH調理器を買ったのです。
買って帰ったところ家にある鍋が適合しないことが分り、もう一度出かけて鍋もゲットしてきました。
さっそく椎茸、エリンギ、そしてもちろん大量の白菜を入れて調理開始。おおお、どこかのしゃぶしゃぶ屋さんの如く、火も出てないのに鍋が沸騰した~~。
感動しながらすき焼きの割下をレッツ投入...したのはよかったのですが、莫迦なことに白菜こんだけ入れといてさらに水まで追加してしまったのです。
とんでもなく莫迦です。白菜を煮れば水分が出ることをすっかり忘れていました。
慌てて蓋を取って蒸発を祈っても時既に遅し。そうそう簡単に蒸発しきってくれるものでもありません。ほぼスープ状です。
「うおお、なぜ、なぜ私の知る『すき焼き』とかけ離れたルックスになってゆくのだ~」と苦悩しつつ肉を入れました。
出来上がった代物はすき焼き風味の水っぽい煮物でしたが、それでもすき焼きのタレは賢明にも市販品に何の手も加えずに使っているので(←それを賢明って言うのはどうよ)、味はタレそのままの味で美味しかったです。
ひとしきり食べた後はその過多な水分にご飯を投入して再び加熱し、おじやを製作しました。
おお、これを思えば過多な水分も捨てたもんじゃないな。なんたって水分が半端じゃないからご飯がおもいっきし膨れ、お腹いっぱいと錯覚できます。
野菜もたっぷり摂れるし、家で調理するのもいいものですね。
但し水分と野菜で満腹感を味わい過ぎ、かえるちゃんのえさ=デザートを食べる余裕がなくなってしまったため、自分の体重改善のためにはいいんですが食べ物を貰えなかったかえるちゃんは失意のどん底に沈んでしまいました。
「おなかすいた」と言ってうつむくかえるちゃんを見ると罪の意識にかられます。
よし、今度はチョコレートフォンデュにするか(オイィィィィ!!!!)
そもそも我が家には料理のできる人間が一人もおりません...と書くと「料理がうまくできる人間がいない」程度のレベルと誤解されがちですが、ちがいます。本当に誰もまったく料理ができないのです。
第一に家には調理器具がありません。
それでも鍋か何かを火にかけなければならないときはストーブ(※もちろん調理用ではない)を用います。これは冬にしか使えませんから、ストーブシーズン外はもっぱらレンジだけで凌ぐこととなります。あ、あとトースターもあるか。
本当に誰一人「料理の必要性」を実感したことがなく、私だって家庭科の調理実習では最低の生徒でした。もしかしたら体育の方がまだマシだったかもしれないほどです(注:私の体育の偏差値は20台です)。
調理実習においては、決してサボるわけではなく周囲の人々の安全のために率先して準備や後片付けなど料理の出来に直接関与しない仕事だけを担い、一人で最初から最後まで作らなければならない状況に追い込まれたときは炒め物の最中のフライパンを放り出して逃げかけました。だってハネが怖かったんだもん。
ちなみにだし巻き卵がクラスで唯一スクランブルドエッグになったのもこの私です。
そんな人間ばかりの崩壊家庭に身分不相応の調理器がやってきたことの発端は、生徒さんから生の白菜をいただいたことでした。
は、白菜.....。いくら「うちは誰も料理ができない」と申し上げても、その生徒さんはよもや前述のような深刻に酷いありさまとは想像もされなかったようで、「塩で揉めばいいのよ」などとおっしゃいながら(←だからその程度のことができないのが我々なんですってば)、断りきれずにいただいてしまいました。
さて困った。せっかくいただいた白菜、無駄にするわけには参りません。
とりあえず初日はスーパーで一人用すき焼き鍋(※容器ごと火にかけるだけでオッケー)をゲットして白菜を増量して食べました。もちろん例のストーブ(※もちろん調理用ではない)です。
しかしこのストーブでは一人ずつしか調理(って温めるだけだろうが)出来ないため一人ずつしか食べることができず、みなが食べ終わる頃には日付変更線が間近に迫ってしまいました。
これではいかん。しかし白菜はあと4分の3ほど余っている.....。
そういうわけで、もっと効率良く食べるべくついにIH調理器を買ったのです。
買って帰ったところ家にある鍋が適合しないことが分り、もう一度出かけて鍋もゲットしてきました。
さっそく椎茸、エリンギ、そしてもちろん大量の白菜を入れて調理開始。おおお、どこかのしゃぶしゃぶ屋さんの如く、火も出てないのに鍋が沸騰した~~。
感動しながらすき焼きの割下をレッツ投入...したのはよかったのですが、莫迦なことに白菜こんだけ入れといてさらに水まで追加してしまったのです。
とんでもなく莫迦です。白菜を煮れば水分が出ることをすっかり忘れていました。
慌てて蓋を取って蒸発を祈っても時既に遅し。そうそう簡単に蒸発しきってくれるものでもありません。ほぼスープ状です。
「うおお、なぜ、なぜ私の知る『すき焼き』とかけ離れたルックスになってゆくのだ~」と苦悩しつつ肉を入れました。
出来上がった代物はすき焼き風味の水っぽい煮物でしたが、それでもすき焼きのタレは賢明にも市販品に何の手も加えずに使っているので(←それを賢明って言うのはどうよ)、味はタレそのままの味で美味しかったです。
ひとしきり食べた後はその過多な水分にご飯を投入して再び加熱し、おじやを製作しました。
おお、これを思えば過多な水分も捨てたもんじゃないな。なんたって水分が半端じゃないからご飯がおもいっきし膨れ、お腹いっぱいと錯覚できます。
野菜もたっぷり摂れるし、家で調理するのもいいものですね。
但し水分と野菜で満腹感を味わい過ぎ、かえるちゃんのえさ=デザートを食べる余裕がなくなってしまったため、自分の体重改善のためにはいいんですが食べ物を貰えなかったかえるちゃんは失意のどん底に沈んでしまいました。
「おなかすいた」と言ってうつむくかえるちゃんを見ると罪の意識にかられます。
よし、今度はチョコレートフォンデュにするか(オイィィィィ!!!!)