読者の方より「空飛ぶ十字剣」の話題が少しありましたので、こちらのネタを。
3Dというのが当時の売りだったこのカルト作品ですが、残酷シーンが満載だったことでも有名ですね。
パンフを読んでみますと、ウルトラ・キュービック方式と書いてあるんですけども、要するにアナグリフという方式で赤と青の映像を合成してるんですね。 左目用の映像と右目用の映像を別のレンズで撮影して、偏光フィルターを通して特殊なスクリーンに映し出すという方式になっています。
合成
これを赤と青のメガネ偏光フィルターメガネでみると、
これは「ジョーズ3」のヤツです(笑
断頭クワガタ剣や空飛ぶ十字剣、飛んでくる矢、岩石、布棍(ドニーが「天地大乱」で使ってたヤツ)、パイ・インの鉄の爪などなど、その他もろもろのが飛び出て見えるという今じゃ信じられない時代のお話です。
断頭クワガタ剣!!
(追記)※イメージ(注:これはアナグリフです。赤青メガネを使って見ます。)
脳みそシーンに3D効果つけたら、さらに迫力がついてビヨーンと飛び出るかどうかはわかりませんけどね(爆。
金剛も森で倒れてしまうのだっ。
フラッシュ・レッグがパイ・インの後頭部に直撃!!の巻。
十字剣をブン回す白鷹になりてぇー。
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ジョーズ3のメガネは写真だと赤青ですが、
自分が当時劇場で見たときは偏光方式
(最近の方式と同じサングラスのようなメガネ)でした。
そして、「空飛ぶ十字剣」も偏光方式なので、
どちらも劇場では赤青メガネではないハズです。
(飛渡捲雲山も同じであります)
昔、アメリカでちょっとした
立体映画ブームがあったころ、
テレビでよく立体映画が放送されたそうで、
赤青メガネはコストが安いので、
放送用にアナグリフ方式に
変換した映画が多いのではないかと。
もしかすると、
メガネのコストを抑えるために
赤青プリントも用意されていて、
劇場によってはアナグリフ方式で
上映したのかもしれませんが、
データがないので不明です。
劇場では偏光フィルターメガネでしたね。(訂正します)ご指摘ありがとうございます。
「飛龍神拳」もメガネ付きのビデオが発売されていましたっけ。(こちらもテレビ用になるんでしょうか?)「飛龍神拳」も劇場で公開されていたらどうなっていたんでしょうね。
あと、もう一本こんなんも立体映画であったみたいです。
http://www.youtube.com/watch?v=I4OncClmAqk
"North and South Chivalry"って映画なんですね。(これは知りませんでした)立体映画がいくつも作られたなんていろいろ見てみたくなりますね。