寸評:
続いてジョン・リュウ出演作品。
しかし、映画の方は売り文句の”袁家班の功夫喜劇”を全面に押し出して
「蛇拳」「酔拳」の時と同じ黄正利を使ってはいるものの
内容的には蛇拳や木人拳のジャッキー・チェンの真似をしていたのでアイデアにはあまり独創性がなかった。(当然、成績は惨敗。)プロデューサー、監督の違いだろうか。
情報:
『神腿』とは違って逆に77年説のある『真假功夫』。
ポスターには「蛇拳」「酔拳」の監督・袁和平が武術指導と大きく書かれており「蛇拳」「酔拳」より後の作品ということが分かる。
(監督は董令狐、プロデューサー李文耀)
香港公開は78年8月、広東語での公開。但し、香港では外国映画(台湾)扱いだった為公開日はオープンになっていない。(台湾では香港より遅れて11月の公開)
尚、『霎眼功夫』という通称(別名)があるが、これが実際にどこで使われていたか確認できなかった。
画像:
出演者:主演した葉飛揚は過去『赤手空拳』(73)に別名義で主演し、この『真假功夫』でも期待されていたが、ジャッキーのようにブレイクすることは結局無かった。
袁日初はこの映画で”袁和平の6番目の弟”として売り出された。
会社:富茂影業は黄正利が出演した『神腿鐵扇功』(77)、『佛掌皇爺』(80)を製作。
ソフト:US盤DVD(英語版)が発売済。
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