9月2日~3日に夫とクラブツーリズムのツアーに参加して「おわら風の盆」に行って来ました。17、8年前に高橋治さんの小説「風の盆恋歌」を読んで以来、一度このお祭りに行ってみたいと思っていましたが、今回それが実現しました。
台風12号が接近中で、どうなることかと不安な中での出発でしたが、進路が少し西寄りになった為か、風雨の影響をほとんど受ける事なく、予定通りの観光が出来ました。
「おわら風の盆」は富山市八尾町で、二百十日の風封じと豊作の祈りを込め、9月1日~9月3日にわたって繰り広げられるお祭りです。
男女の踊り手は編み笠を深くかぶり、その表情をうかがい知る事は出来ませんが、手の指先まで神経の行き届いた艶やかで優雅な女踊りや力強い男踊りは、哀調ある音色を奏でる胡弓の調べとしっとり調和して、まわりの観客を魅了している様でした。
又男女が組んで情感たっぷりに、ゆっくり踊る舞い姿には、ついみとれてしまい、思わず周りからも拍手が沸き起こるほどでした。「おわら風の盆」の踊りには、盆踊りというより日本舞踊にちかい洗練されたものがある様に感じました。
残念なのは、人口2万足らずの小さな町に「おわら風の盆」期間中には20万人以上の観光客が訪れるため、踊りの輪に近づくのに苦労する事です。
八尾小学校の校庭には、すべての町内の踊りが舞台上で見れるように「おわら演舞場」が作ってありますが、やはり各町内を流している踊りを直接見る方が情緒がありますね~。
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