オスロからヤイロまではバス移動でした。なだらかな牧草地帯や森林、美しい湖等が次々に車窓に現れては消えを繰り返しながら、ヤイロ到着。途中ノルウェーの北極探検家、ナンセンが「ノルウェーで一番美しい湖」とたたえたクローデレン湖でしばしの休息をとりました。
ヤイロからはベルゲン鉄道で、スカンジナビアの山々を登りながらミュールダールまで移動しました。最初は下の様な普通の夏山の景観が、山を登るにつれて次第に雪景色になり、ついには氷河(ハダンゲル氷河)まで現れ、そして美しい湖と雪渓の絶景になりました。一番高い場所では1000mを越えていたでしょう。
列車の中では外の美しい景色に歓声があがっていましたが、シーンとした静かな景色で、何故か引き込まれる様な景観でもありました。ミュールダール駅到着後、フロム山岳鉄道に乗り換え標高差867mを下りました。
ガイドブックによるとフロム山岳鉄道は【標高差867m、全長約20kmの急勾配を約1時間かけて進む、ノルウェー国鉄の最高傑作と呼ばれる鉄道】だそうです。山の斜面から流れ落ちる滝や、小さな村を眺めながら1時間程で海抜0メートル近くのフロム駅まで下りました。
途中列車が一時停止するのが「ショースの滝」です。この滝は落差、93メートルの巨大瀑布でフロム鉄道の一番の見せ場のようでした。写真には写っていませんが、滝の側で妖精の姿をした女性が、どこからともなく聞こえてくる音楽に合わせて、ロマンティックなダンスをしていました。ヨーロッパらしい演出だと思いました。
フロムはソグネフィヨルドの最奥部、アウルランフィヨルドにある小さな町で、豪華客船も停泊するフィヨルド観光の拠点です。
下の写真ようにフィヨルドの奥まで船が入ってきています。山が迫っているのに船があるなんて、最初この光景を見た時は驚きました!
フロム駅で待っていたバスに乗り込み、グドバンゲンに近い宿泊先のスタルハイムホテルに向かいました。明日はいよいよこの旅行のハイライト、フィヨルドクルーズです。