在フランス日本大使館はモンソー公園の近くにありますが、折角モンソー公園まで来ているので、ここにも行ってみることにしました。この辺りはほとんどが石造りの建物なので、日本大使館も石造りのクラッシック建築だと思っていましたが、行ってみると意外にも前面ガラス張りの現代建築でした。
建物に近づくと、大柄な黒人男性のガードマンというのでしょうか、そんな人が一人、入口のすぐ外に立っていて、私が少し離れた所から日本大使館の写真を撮ろうとしていたら、「撮るな!」と言い絶対に撮らせてくれません。その上、「帰れ、帰れ」という感じの身振りをするんですよ。中に入ろうとしたのではなく、建物の外観の写真を撮るだけなのに何故だめなのか、不思議ですよね、軍事施設などであればわかりますが。
海外で自身に重大な緊急事態が発生した時には、自国の大使館に駆け込みなさいとは、よく言われることですが、これでは駆け込むなんて無理だと感じました。それとも駆け込むという意味を私が取り違えているのでしょうか? 又、建物の外観の写真を撮るのはダメだけど、中には自由に入れるのでしょうか?
この辺りは大使館が点在する静かな地域ですが、入り口の外にガードマンらしき人がいる大使館は見た限りでは他にはありませんでした。私はこのガードマン氏が怖かったので、近づいて言葉を交わすことはしませんでしたが、「あなたは日本語がちゃんと話せますか?」と聞いてみればよかったかなと思います。当然ちゃんと話せるはずですから。
国際情勢が複雑になり重大なテロ事件が多数発生しているフランスなので、セキュリティを厳重にしているのだと思いますが、今一つ変だという感じはします。
その様な訳で、在フランス日本大使館の写真はありません。今回はパリの日本大使館前で遭遇したことを記事にしてみました。