今回はパリでのちょっとした話を書いてみましょう。
【ちょっと怖かった話】
ある日の朝9時頃でしたが、ホテルから歩いて3、4分の場所にあるチェイルリー庭園に一人で行ってみました。夫はホテルでゆっくりしたいとのことで一緒ではありませんでした。真夏の朝9時ですから庭園にはもう大勢の観光客や地元の方々が来られて、思い思いに寛いでおられました。
<チェイルリー庭園>
私も気持のよい風が吹き渡る池の周りのベンチに腰掛けてしばらく過ごした後、来た時と同じ様にリヴォリ通り側の出入口から出ようとした時、アンケート用紙の様な物を携えた若い白人女性が私に近づいて来ました。アンケート詐欺がはやっているので注意する様に旅行社から言われていたのを思い出し、相手にせず通り過ぎようとしたその瞬間、周りにいた観光客に見えた同じような白人の若い女性4、5人がパッと私を取り囲んだのです。その時私はピンと来て彼女たちの輪を正面突破して一目散に駆け出しその場を逃れました。彼女達は追いかけてまでは来ませんでした。
リヴォリ通りと言えば、よく知られた通りで人通りが多い通りですが、そこでこの様なことが起きるとは驚きました。私が狙われたのは一人で歩いていた年配の日本人女性だったことに加え、ボンヤリして頼りなげに見えたのだろうと思います(^-^) おそらくだいぶ前から私に目をつけていて、格好のカモだと思ったのでしょうネ(笑)。
今思うとその時、私にはまったく警戒心がなく日本でと同じように歩いていた様に思います。海外では日本とは違うのだと心得て、いつも周りに細心の注意を払う様にしないといけませんね。それに外務省ホームページに載っている危険情報に気を付けたり、旅行社が出す情報も重要だと感じます。皆様もどうぞお気をつけ下さいね。
【ちょっとステキな話】
オペラ大通りにあるモノプリというスパーマーケットのレジに並んでいた時の事、私の前に並んでおられた私よりかなり年上のエレガントな老マダム、お菓子箱位の大きさの物をもって並んでおられましたが、順番が来てそれをレジの台に置いた時、ノースリーブの下のソバカスが浮いた白い肩から、真っ赤なキャミソールの肩紐がハラリと落ちました。「まぁ、真っ赤なインナ-! お洒落!」 ここはまさにパリだと感じた一瞬でした(^-^)
<オペラ通りのモノプリ>
<レジ>