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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

国宝 鳥獣戯画展

2022年09月28日 | お出かけ

コロナの感染状況も落ち着いて来ましたし
秋らしくなって来たこともあり、
行きたいなと思っていた福岡市立美術館で開かれている
「国宝 鳥獣戯画展」に行って参りました。
コロナ禍なので入場者は少ないのではと思っていましたが、
予想外の人出に驚きました。
<福岡市立美術館>


京都の高雄に近い栂尾の高山寺にあるこの国宝「鳥獣戯画」を、
20年程前友人3人と京都を旅した時に見たことがあります。
レプリカでしたけれど。

その時は、「あ~、これが教科書に載っていた有名なあれね~」
ぐらいに思いながら見た記憶があります。

今回の「国宝 鳥獣戯画」展では詳しい解説がなされ、

私の様な全くの素人も充分楽しめる内容になっていました。

「鳥獣戯画」は4巻でなっており、

前2巻は平安時代の作、後の2巻は鎌倉時代の作とみられているそう。
4巻とも、
皆様ご存知の様に、擬人化した動物などが描かれ
当時の庶民の生活や風俗がユーモラスに表現されていて、
全体が躍動感に満ちています。
素人から見ると絵全体のタッチも非常によく似ていて、
とても制作年代が違うとは思えませんね。
<ガイドブックより>

帰りの地下鉄の中で、
画の中を駆け回る動物たちは可愛かったな~とか、
擬人化して描くという発想がすごいな~とか、
でも、擬人化こそが絵を楽しいものにしているのではとか、
絵の説明をショウケースの外側ではなく、
絵の下に入れてくれたらもっと見やすかったのにとか、
いえいえ、ショウケースの中は温度、湿度など
一定の状態に保つ必要があり、
説明文など余計なものは入れられなかったのではなどと、
展覧会の会場を
楽しく思い出しながら
家路に着きました。

今回の「国宝 鳥獣戯画展」を
これまでの展覧会と一味違った展覧会だと感じたのは
何故でしょうかね~、自分でも不思議です。