TBA

(仮)

なにかの終わり

2020-01-19 | 音楽

 

きょうもやたらと早く目が覚めた。

迷うことなく二度寝したけどそれでもなんか寝不足。

ゆうべはうたた寝して起きたら日が変わる寸前だったし。

睡眠時間的には足りてはいるはずなんだけど…

 

 

新年早々の訃報。

何年か前には年末にレミーが亡くなったりしたっけな。

ニール・パート。

はじめてRUSHの曲を聴いたのは、

”STARS”のアルバムに入ってた"Distant Early Warning"

このアルバム自体謎の選曲でいま聴くと悪くはないと感じるけど、

その当時は古臭く感じたし、入ってるバンドもよくわからない。

ジミ・ヘンドリックスもなんでだろうかねえ。

Y&Tとかスコーピオンズもモーターヘッドも、

これで初めて聴いてしまったせいで、ちゃんと聴くのがだいぶ遅れた気がする。

 

でも、RUSHのこの曲はシンセサイザーも入ってて、

そのころまだ普通のPOPSも聴いてたこどもの耳にもなじみやすかったし、

なにより、ライブなのに3人で演奏してるということにおどろいた。

 

そしてレンタルCDで「POWER WINDOWS」を借り、

街中の大きいレコード屋さんまで行って「A SHOW OF HANDS」を買い、

受験の時にそればっかり聴いてた思い出。

にもかかわらず、予備校通いになったのだけど、

輸入盤が買える店にも通い始めてほかのアルバムも買い揃えたり。

日本盤はそのころあんまり売ってなかったし、輸入盤のほうが安かったし。

 

好きなのはわかりやすくなった「MOVING PICTURES」からの80年代のアルバムで、

張り詰めるような緊張感を感じたのは「COUNTERPARTS」まで。

そのあとはグランジの影響もあったのか、

リズムパターンもギターのアレンジもあまり繊細さを感じなくなった。

 

言ってみれば、それ以前は進化の途中という風な感じで、

それ以降は進化が止まったような感じ。

好みの問題だし、あくまでも自分の考える”進化”ではあるんだろうけれど。

 

生でライブを見たい、という欲はあまりないので、

1回しか来日しなかったこともライブを見られなかったことも、

それほど残念には思わないけれど、まあしかたないかなあと。

ニールが日本を好きではなかったのかどうかはわからないけど、

ここまでロックがビジネスになる前なら、

フルセットを持ち込まないとかいろんな方法はあるし、

来たければ来られたのではないかと思う。

 

まあ、日本で人気は出づらいのはわかる。

別にイケメンがいるわけでもないし、わかりやすいヒット曲があるわけでもないし、

特に80年代の曲はほとんど4分くらいまでで、

わかりやすく超絶テクニックが披露されてるわけでもない。

でも、ちゃんと聴けばポップでキャッチーで、

日本人が好みそうなマイナーでメロディアスな曲もあるんだけど。

 

それでもインストゥルメンタルの”YYZ”の大合唱が起こるようなことは、

日本人ではないように思うし、

海外ではいまもNFL中継で”Tom Sawyer”や”Limelight”が流れるくらい、

普通に知られているバンドだったんだろうな。

 

ほんとに「TEST FOR ECHO」以降はすっかり疎遠になって

ほかのアルバムも聴かなくなってしまったけど、

いつかまた好きになれるアルバムを出してくれるかなあとは思ってたのになあ…

自分の中でなにかが終わったような気持ちになった。

 


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