TBA

(仮)

費やした時間

2020-03-19 | 本と雑誌

 

きょうも寒いかと思ったら暑いくらい。

温度計は30度近い。

たぶんでたらめだけど。

温度差はまた体調悪くなりそうだから気を付けないと。

 

 

古本屋さんでやっと見つけた本。

750円で古本にしてはちょっと高いけど、

まあ、ずっと探してたし、なかなか見つからないし。

と思って買った本。

検索したら、安くても1000円越え。

高いと、2万円近く。それはさすがにほんとかな。

 

まあ、これまで探した時間とこれから探す時間を考えたら妥当なお値段。

というか、とっても良心的なお値段だった。

 

ていう「村上春樹イエローページ3」

1と2は100円くらいで買ったのになあ。

そのうち買おうと思ってるうちに本屋さんから消えてしまった。

1と2の時は感じなかったけれど、

「村上春樹は、むずかしい」にはなにやら違和感を感じたから、

これも買うかどうか悩んだのだけど、

なにげにそれは自分がちょっとでも成長したからなのかもしれない。

 

「アンダーグラウンド」「約束された場所で」のところまで読んだ。

この2冊は、図書館で。

しかも借りずにその場でさらーっと読み飛ばしてしまったような。

「アンダーグラウンド」はしんどすぎて、

「約束された場所で」は理解できなくて。

河合隼雄さんとの対談のところだけ図書館で読もうかな。

 

元信者の人たちが、教団にいたことを否定しきれないのは、

限りある自分の時間を費やしたことに対するプライドのようなものなのかも。

有名大学卒とか、元体育会系とか、元なんとかじぇんぬとか、

難関を突破して厳しい練習や下積みに耐えたのだから、自分は尊い、みたいな。

それは自分の心の支えになるものではあるけれど、

他人にまでその価値観を絶対的に共有させられるものでもない。

 

そんな日の当たるようなものでさえ、誰にでも理解されるとは限らない。

まして、まちがった場所であったとしても、だからこそ、

そこ以外に居場所はないと感じてしまったりするのもなんとなくはわかる。

 

今もそういうところにいる人の中には、

もっと濃い澱のようなものがどろどろとたまっていっているのかも。

理解されない、評価されないどころか、目の敵にされる恨みつらみ。

で、あとにも引けなくなって、どんどん先鋭化、カルト化していく。

 

いまの自称”リベラル”の人たちにも似たようなものを感じる。

見たいものしか見ず、聞きたいものしか聞かず。

都合の悪い情報は無視し、証拠もないのに妄想で陰謀論を語り、

気に入らない人のやることにはいちいちケチをつけ、

コロナは痛快だの、猿軍団だのと、罵詈雑言をまき散らす。

人を口汚くののしればののしるほど、まともな人は離れていくのに。

 

まちがいを認めるのは簡単ではないし、失った時間も帰ってこない。

でも、何度でもやりなおせるくらいには人生は長いのかなとも思う。

 

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どうせ買うなら大人買い

2020-02-16 | 本と雑誌

 

きょうはずっと雨。そんなに寒くはない。

あしたから寒波で西日本は大雪とか言ってるけど、

いまんとこそんな感じはない。

せんたくものはとうとう乾かなかったし、

雪なんて降らないにこしたことはない。

 

 

最近ちょっともやっとするCMは、

 「一人暮らししたい」からの「一緒に暮らすの?」

せめて別の人にすればいいのにねえ。

 

 

買いたいものはあるんだけど、おこづかいの節約のために、

いろんなところのポイントをかき集めて、

どうにかこうにか、なんとかしようとしてたんだけど、

あるところのポイントが去年の11月に1000ポイントも消滅してたことに気づいた。

まじか…

そんなにたまるのにどれくらいかかるのか。

マメに使わないとだめみたい。

へこむ。

 

でもまあ、そんなんでけちけちしててもしょうがないし、

ポイントがどうこうとかじゃなくて、ほしいものはほしいときに買えばいいし、

使ったぶんはかせげばいいわけで、まあ前向きにがんばることにしよう。

 

とか言いながら、かたくなに新品で買わずに、

古本屋で買うのにこだわってたら、

全巻そろうのにおそろしい時間がかかった「ふたがしら」

やっとそろったので読み始める。

 

最初いつ買ったのかももう覚えてないけど、

1巻が売ってた時のままのビニール袋に包まれたままだった。

よくこれだけ寝かせてたなあって自分でも感心する。

 

「さらい屋 五葉」とつながってこともまったく覚えてなかった。

だから読みたかったんだろうに。

「子連れ同心」もつながってるとか。

 

そういえば「ACCA」も「リスパラ」も広がっていってたし、

池波正太郎さんがお好きみたいだから、そういう展開にもなっていくものなのかも。

 

実写化されてたみたいだけど見逃してるし、

WOWOW入ってないし、見られることもないんだろうかな。

 

「レディ&オールドマン」とか「ハヴ・ア・グレイト・サンデー」なんかも、

連載が終わって全巻揃ってから買ったほうがいいかと思ってたけど、

「レディ~」のほうはなんか知らんけど1巻だけもう買っちゃったしなあ。

ほんとはハッピーエンドになることがわかってからのほうがよかったんだけど。

「not simple」も「逃げる男」もずっと家にあるのにまだ読んでない。

 

とはいっても「BADON」もたぶんどうせ買う。

マンガって意外と手に入らなくなるの早いし。

 

「あたしンち」もやっぱり最後までそろえないとな。

たぶん12巻くらいで止まってたはず。

新しいのまで追いかけるかどうかはわからないけど…

 

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配慮 自主規制 不自由

2020-02-15 | 本と雑誌

 

あったかいのか寒いのかわからない。

薄着でいると寒い気がするし、暖房つけるとちょっと暑いような。

うたた寝してもすぐに目がさめる。

眠くて早めにふとんに入るのに眠れないし。

そろそろ季節の変わり目にきてるのかな。

 

 

「漱石山脈」を読んだ。

 

落語家さんのとか、松尾芭蕉のもそうなんだけど、

こういう師匠と弟子を書いた本ってわりと好き。

でも、この本でおもしろいなあとおもったのは、

いわゆる「四天王」ではなくて、

芥川龍之介だったり、高浜虚子だったり、石川啄木だったり、

弟子ではなかった人たちのエピソード。

近寄りすぎると自分が見えなくなってしまうってことはあるんだろうな。

 

 

「現代短歌 そのこころみ」もおもしろかった。

 

最後のほうの現代短歌の章がよかった。

新聞歌壇のなんというかいやあな感じとか、

それに通じる「配慮」ができる自分が好き、っていう居心地の悪い感じとか。

新聞が政治詠を求めているのか、採用されやすいから政治詠をするのか。

某日曜版でよく目にした名前がここに出てきててちょっと驚いたり。

 

「通俗的正義」という言い方をされているけど、

「100分de名著」で取り上げられている”スローガン”と似たものを感じる。

なんとなく正しそうなことを言っておけば、少なくとも叩かれはしない。

でも、安全パイしか狙わなければ、それは自分自身の表現からは遠ざかっていくはず。

だれにも嫌われないものはだれにも好かれない。

表現は自由。

そして○○警察に負けないためには、理屈なんていらない。

やりたいからやる、で、十分。

 

この本で取り上げられてるある歌人の本の中で、

街歩きをしながら歌を詠むコーナーがあって、

メンバーにいた台湾にルーツを持つ人に、

「帝国」と書いたマンホールが気になるか、みたいな質問をしていた。

その方はまったく気にしてなかったのだけど、

そういう「配慮」が「自主規制」になり「表現の不自由」を生んでいくのになあと。

 

 

「歌舞伎町シャーロック」を見た。

モリアーティが闇に落ちそうな感じ。

そのメインのストーリーを進めるためのエピソードって感じがして、

なんか雑に感じてしまう。

というか、シャーロックのメモとか細かいとこばっかり目についてるだけかも。

やっぱり「もう終わりにしよう」で名前を呼ぶのが後催眠になってるのかな。

「8020463840」にもなにか意味があるんだろう。

 

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ありがた迷惑

2019-12-05 | 本と雑誌

 

長ーい夏が過ぎて、一瞬だけ秋が来て、

急に冬になった感じ。

去年はどうだっけ、とか考えてもあんまり意味がないみたい。

 

これだけふつうに寒くなってくると、

地球温暖化とか信じない人がいてもふしぎはないとは思うし、

二酸化炭素排出量、第1位と第2位の国をさしおいて、

ぞうきんを絞りに絞りぬいてる日本がまだ批判されているのは、

ある意味光栄なことなのかもしれない。

叩きやすい国なのか、理想上のパラダイスであってほしいと思われているのか、

意外とその両方であるような気も。

 

 

『ファン・ゴッホ 日本の夢に懸けた画家』を読む。

ゴッホって絵が好きというよりも、画家その人のほうに興味がある感じ。

この本は、ゴッホが残した手紙を通して絵や内面を解き明かそうとした本なのだと思う。

牧師の息子として育って、自分も聖職者をめざしたということで、

その絵の中にも宗教的なモチーフがある、ととらえるのは正しいんだろうなあ。

 

自分をかえりみず貧しい人たちに施しをし娼婦と同居する。

善意ではあるのだろうけど、どこかずれているようにも感じる。

『幸福の王子』みたいにも思える。

時代の変わり目にとまどった裕福な子弟たちのうちの1人なのかも。

ドストエフスキーもそうだし、太宰治なんかもそんな感じ。

家族との深い結びつきや自分自身への執着のなさは、宮沢賢治も思い出した。

 

弟、テオにとっては、迷惑でもあったのだろうけど、

ものすごく重要な兄には違いなかったのかな。

でも、その奥さんのヨーにとっては、あくまでも夫の兄、

テオの気持ちは理解はできても、そこまで大切に思えたかどうか。

一家の重荷になることを悲観して自殺ということだとしたら、

ヨーが最後にヴィンセントと会ったときのことを後悔しているのが重い。

放っては置けないけれど、近づきすぎると振り回されてしまうような人だったのかも。

 

そして、過剰に美化された”想像上の日本”への憧れ。

現実の日本は、そういう想像通りの場所ではないし、

ふつうに日常を生きている人々が暮らしているだけの場所でしかない。

 

でも、そうであってはほしくないから、過剰に干渉してくるという面もあるような気がする。

日本国憲法が押しつけ、とまでは思わないけれど、

青臭い理想が具体化されたものではあるように思うし、

温暖化対策や漁業にクジラ、動物園なんかの問題でやり玉にあげられるのも、

人種差別的なものもないとは言わないけれど、

”理想の日本”を勝手に押しつけられてるように思える。

 

”あるべき姿”の日本に変な期待を持って、

いま、来られている外国人の人たちにもそういう人たちがいる感じがする。

”遅れている未開な人たち”と、上から目線で言ってるなあって人もいれば、

純粋に善意なのかなあっていう人もいる。

まあどっちにしろ、わりとありがた迷惑には感じるのだけれど。

 

 

『欲望の名画』も読んだけれど、ほかの本ともかぶってたりしてちょっと…

ドラクロワとタレーラン!?

 

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正解はひとつではない

2019-12-04 | 本と雑誌

 

寒い。とうとうストーブ出した。

寝るときに寒いのは乾燥機に頼ろう。

そう簡単にベッドが動かせないからある程度しょうがないけど、

なるべくからだだけはカベから離れて寝るようにはしてる。

体温でカベをあっためるのはどう考えてもムリだし。

というか、なんでカベに引っ付いたらあったかいと思ってたんだろう。

 

 

まだ、読書の秋。がんばって本を読む。

『ゴリラの森、言葉の海」読み終わった。

後半のほうがおもしろかったかも。

子殺しがなぜ起こるのか。代替ではないもっと複雑な同性愛。

 

正解を求める現代社会、という話では、

同時に読んでた『恐竜の世界史―負け犬が覇者となり、絶滅するまで』ともつながるような。

進化というのはたまたまで生き残ったからえらいというわけでもないし、

正解というわけでもない。

ゴリラもヒトもどちらが正解というわけでもなくて、

生き残ってるのだからどっちも正解と言える。

 

正解はひとつではない。

まちがってしまって、もう取り返しがつかないこともあるけれど、

たいていはやり直しがきくし、

同じまちがいをなんども繰り返さなければいいのでは。

誤りを認めた人に対してそれをなんども蒸し返すのはいいこととは言えないし。

 

『恐竜の世界史』は、はじめすごく読みづらくてしくじったかなあと思ってたら、

獣脚類が出てきたあたりからおもしろくなってきた。

コープとマーシュの話って『化石のひみつ』かなにかで読んだ気がする。

 

ティラノサウルスが羽毛をまとった最近の復元はどうなんだろうと思ってたけれど、

この本を読んで少し納得した。

こどもを使って親が待ち伏せの狩りをするっていうのは、

ちょっとまだすっきりとはうけいれられないけど。

ヒトには年長者を養うことにいろいろと意味があると思うのだけど、

T-レックスの若い個体が年老いて体が大きくなったもののために、

獲物を獲ることになんのメリットがあるんだろう。

というか、そうであれば体が大きくなるという方向に進化する必要があるのかどうか。

 

恐竜の絶滅は偶然だったというのも、なくはないのかな、と。

進化は必然とか、優秀なものが生き残るとかいう考え方自体が傲慢に思えるし。

たまたま、変化が環境にマッチしたものが有利というくらいなのではないかな。

そう考えると、この宇宙に地球のような星があったとしても、

ヒトと意思疎通ができる生きものが存在するのかどうか、

とっても期待が持てなくなってきそうな感じ。

 

 

何年かぶりに「徹子の部屋」を見た。

最近、録画してまで見ようとは思わなくなってるし。

栗原はるみさんいきなり泣きながらの登場。

違う話になって明るくこれからの話もしているのに、

なんどもなんどもまた旦那さんの話を持ち出して泣かせてしまう、

徹子さんは、おに…

 

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