TBA

(仮)

ヒトでないもの

2018-08-17 | 本と雑誌

急に涼しくなった。

というか、ちょっと寒いくらい。

これからまた暑くなったら、

そのときはより体にこたえるんだろうな。





ゆうべはなんとなく「ガンダム総選挙」っていうのを、

見はじめてしまって、結局最後まで。

おかげで寝不足。


まあ、WがダメでSEEDもついていけなくて、

宇宙世紀と富野さんのしかわからないんだけど。


最近、見つけると買ってる、

PS2のガンダムのゲームやってみようかな。

100円、200円で買えるし、

なんなら攻略本も100円しないくらいだし。


本体はなんとか動くだろうけど、

コントローラーがいつまでもつか。





「ヒトでなし」を読んだ。

先に読んだ「ヒトごろし」と直接関係はないみたい。


この方の小説、理詰めだから意外と怖くはない。

たぶん怪談は理が通じないから怖いのだろう。

そっち系のは読まないからわからないけど。


ヒトとしての情や想いを排していった結果、

ヒトでないもの、になる。

修行の果てがそれでいいんだろうか。


怒られなければ、赦されたも同じ。

でも、ここでは赦されたわけではないから、

永遠に罪と向き合わなくてはいけない。

そのほうがもっと苦しいのかも。


相手の言動、行動のほころびをついていくことで、

その相手がまとっているものをどんどんはぎ落していくのは、

京極堂シリーズと近い気もするけれど、

行きつく先はぜんぜん違うところなのかな。

この人たちは救われてるんだろうか。

そういう逆説的なパロディとも違うような。


いろんな感想を読んでもおもしろい。

アドラーをひっくり返した感じとか、

究極の断捨離とかうまいこと言う人がいたり。


「ヒトでなし」っていう呪いがかかってるっていう人も。

でも、その憑き物は祓われるわけではないような。


たぶん、この物語は終わっていない。

続編があって、そこで結末は語られるんだろうけど、

どう締めるんだろう。


最後の章が「還」というのも…

むしろあっちの世界に行ってしまったわけだし。




あと「ヒトごろし」より少し短いくらいで、

けっこうぶあついのにすごく楽に読めたのは、

なんでだろうか。

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