ベンゾジアゼピン系安定剤からの離脱 〜鬱から社会復帰〜

薬、全部やめました。重度の鬱病から社会復帰後の軌跡。

頭の回転と脳疲労

2017-11-12 15:12:48 | 社会復帰

今、ひたすら社会復帰のリハビリ期間中ですが、

復帰から7年目になりました。

 

最初の2年は安定剤のみまだ残っている状態で、復帰したのですが

2年位かけてゼロにしたんですよね。

 

私の場合、精神薬の何が悪影響だったかって、

それは心身の疲労のしやすさでした。

 

薬を飲んでいた頃は、

メール一通書くのにも

脳が極端な疲労をしてしまい

大事なメールを書いていても本当に疲れてしまう状態でした。

特に私の脳に強く影響を与えていたのは抗うつ剤でした。

 

体の方の疲労は、

歯磨きをするために立っている1,2分程度の超短時間さえ立っていられないほどのレベルでした。

家族の運転する車に乗せてもらっても、直ぐに後ろの座席でヨコになってしまっていました。

病院の待合でも座っていられずに、やはり身体を半分ヨコにしていました。

 

これは、薬を抜いていけば行くほど

あっという間に疲れにくくなっていき、

自転車やバスに乗ってあちこち出かけられるようになったのは

抗うつ剤をゼロにした頃からすぐのことだったと思います。

 

本当にひどい薬を飲まされてしまったんだと思いますし、

大量処方をする精神科の医者は、時には犯罪者レベルのことをしていると個人的には感じますが、

でも精神科へ行ったのは自分の意志です。

無知が自分を苦しめた結果だと思っています。

 

体の疲れやすさはこうしてあっという間に回復が早かったのですが、

脳の疲れやすさや頭の回転の鈍さは本当に回復までに時間がかかっていました。

 

(といっても、やはり普通の人に比べるとまだ私は身体も疲れやすい方だとは思います。

長時間同じ姿勢で座ることも極端に苦手で疲れますし。でもなんというか、

なんとかやり過ごせるくらいの体力は戻っています。)

 

また、メンタルがめちゃくちゃ弱くなっていました。

ちょっとしたストレスにすぐ猛烈に落ち込んだり怒ったりするんですね。

不安になることも多く、

そんな自分との付き合いは、それはそれは大変でした。

ちょっとしたことで辛くなるのですから。

 

でも、今、やはりかなり脳も回復しつつあるなとは感じています。

 

ひとつには、仕事の準備時間があまりかからなくなって

結果として、自由な時間が増えている感じがしているのです。

 

そう、例えば2500円分稼ぐために

復帰当初は5〜6時間の準備が必要だったとすると、

今は1時間程度かな、という感じです。

 

そう、頭が回っていなかったのが

よく回るように回復してきたのですよね。

 

気の遠くなるような回復までのみちのりでしたが

来ちゃえばこっちのもんですからね。

 

足るを知る。

 

この言葉を残してくれた私の恩師に感謝しています。

 

本当に感謝しています。