七人の敵がいる 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2010-06-25 |
今日読み終わった本は加納朋子『七人の敵がいる』。
第七章からなるPTA小説です。
主人公がキツくて傲慢な性格なので
なんだこれ、って思って読み始めたんだけど
やはり、主人公に思い入れを入れて読みたいじゃないですか
バリバリのキャリアウーマンでキツくて傲慢となれば
私との接点というか気持ちを合わす事などないだろうって。
読み進むうちに登場人物のそれぞれの事情が見えてきて、
なるほどねぇって思えてきました。
最後の方は主人公をしっかりと応援していました。
主人公を応援するという思い入れもあるんですね。
私もマンションの理事長とかやった事があるので
我が子の事とはいえ、PTAという業務も大変ですね。
その大変さだけは充分に分かりました。
小説の中に『急ぎの仕事は忙しい者にまわす』という言葉が
書いてありましたが、まったく、そのとおりだと思います。
時間に余裕があると、無駄とか無意味な事を考えがちです。
そういう人たちとは考え方が全然合わないですね。
ま、明日からの仕事、無駄のないように進めて行きたいと思います。
モノレール猫以来の加納朋子、面白かったです。
って、伊坂幸太郎の本、明日徹夜してでも読み終わらないとね。