ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

5年振りにカンボジア -3-

2025年01月10日 | カンボジア2024
12月18日
シェムリアップへ移動の日だが、夕方の便なので午前中にロンビエン駅に向かう。
途中ドンスアン市場によりぐるっと一周する。
お目当てとなるようなものはなく、ロンビエン駅に行く。
フランスの植民地時代にホン河に架けられたというロンビエン橋を見る。
以前は車も通行できたらしいが、古くなって危険だということで今はバイクのみが通行できる。
ただし、北部方面へ行く列車は日に数本通行する。


ロンビエン橋は相変わらずのバイク洪水

ロンビエン駅を覗くと、ホームには30人程の乗客が列車を待っている。
しばらくすると汽笛が聞こえ、ホームに列車が入り、外国人を含めた乗客が乗り込み、橋を渡って去って行った。
帰りには6月にも寄ったCoffee Aというカフェに入り、私はマンゴースムージー、K氏はヨーグルト何ちゃらを注文。
しばしまったりして、宿に帰り空港へのバス停に向かう。

昼前には空港でのチェックインも済ませ、待合室でゆっくりすることに。
昼食をいろいろ見て回るもののやはり空港内は高い。
一番安いサンドイッチと水を手に入れ、待合室で昼食とする。

シェムリアップにはほぼ定時に着いたが、迎えに来た男がピックアップするはずの車がまだ来ていないという。
20分近く待ってやっと車が来てホテルに向かう。
以前に比べて格段に遠くなった空港からシェムリアップ市内に入ると渋滞模様。
ホテルにチェックインしたのは18時になんなんとする時刻だった。


シェムリアップのホテル

ホテルはソックサン通りに近いチーサタCTSアンコールホテルのジュニアスイート。
まずは夕食をソックサン通りの生ビール0.5ドルの店を探して摂ることに。
フレンチフライなどのつまみを取り、生ビールを数杯ずつ飲む。
締めはカンボジア料理のロックラックで、なかなか美味しゅうございました。


ロックラック(3ドル)

時間が早いので、一応パブストリートに行ってみる。
昨日の歩きすぎでやはり疲れがあり、それ以上足を伸ばせず。
今夜は広くて設備も満点の部屋でしっかり寝よう。

※カンボジアのビザは事前にE-Visaを取っていたので問題なくイミグレーションを抜けた。ただ、入国に際して9月からはE-arriveというアプリを使ってアライバルカード及び税関申告書を入力してQRコードを入手して(紙の申告書はない)これを入国の際に示すようになっていたので、K氏と2人、福岡のラウンジであ~だこ~だと言いながらやっとこさQRコードを入手したのに、実際はそれを見せる場所も機会も全くなくて、一体あの苦労は何だったんだ、といういかにもカンボジア(通達が末端まで行き届いていないという現象ではないかと想像します)という顛末がありました。
※ビザに関してはA4サイズに印刷したものを2枚持参して1枚は入国するとき、1枚は出国するときに出すと言う注意書があるが、ビザ部分だけを切り抜いて、ホチキスでパスポートに留めておくと、これだけで入出国には問題ない。
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5年振りにカンボジア -2-

2025年01月09日 | カンボジア2024
12月17日
朝食会場はホテルにはなく、ホテルが契約しているらしい別の場所にある屋上のレストランに案内された。
何ということもないコンチネンタル風の朝食を摂って宿に帰る。
8時に宿を出て、通りでタクシーを捕まえてホーチミン廟入り口まで行く。
時間が早かったせいか、行列は少なくあまり待つこともなくホーおじさんに再会した。


ホーチミン廟

遠足でしょうか?

ここで一つ吃驚したことがある。
以前は手荷物を預けて、帰りに受け取る必要があったが、
今回はセキュリティのX線装置をくぐらせて、問題がなければ手荷物はそのまま持って行けるようになっていた。
その問題がなんなのかはよく分からないが、多分カメラかな?

次に世界遺産のタンロン城遺跡に行くのだが、マップを見ると歩きでいいくらいの距離なので、マップに入力して歩き始める。
今回はペンタクトWi-Fiのアジア周遊10日間の携帯用Wi-Fiを借りてきた。
6月に持って行ったグローバルWi-Fiに比べるとかなり割安感があり、機能に問題はない。
宅配も返却も無料で、コンビニ払いで利用したが総額4,090円でとても助かった。

閑話休題

今年はタンロン城遺跡も3回目だったが、K氏は初めてなのでゆっくりと見物した。
サイゴン大教会に行くのにタクシーをと思ったが、途中の景観(鉄道沿線の店など)もK氏に見せたくて歩くことにした。


正門

の上から

遺跡を出てすぐ近くにあるカフェでカフェスア(練乳入りベトナムコーヒー)を飲む。
よく混ぜて飲むところを混ぜずに飲んだので、初めは苦く半分以降は練乳の甘さで口内がおかしくなる程だった。
何回ベトナムに来てるんじゃ!何十杯カフェスア飲んだんだ!飲み方ど忘れしてKさんゴメン!


途中で列車のレール沿いにある店を見る

大教会はクリスマスの飾り付けがしてあって、観光客で賑わっていた。

近くに最近オープンしたらしい蟹麺の店で昼食を取り、ホアンキエム湖沿いを歩いてまず宿に。


蟹麺の店は大いに賑わっていた

K氏が7階のデラックスの部屋に移り、荷物を整理して水上人形劇場に向かう。
まだ時間があるので、途中のHanoi Coffee Station という入り口が非常に分かりにくいカフェに寄り、
しばしまったりとコーヒーやシェイクなどを味わう。


こんな所にカフェが?という入り口

美味い!

ビミョ~!

観劇時間は15時だが、10分程前にはもう長蛇の列だった。
K氏が劇場に入るのを確かめて宿に帰りしばし休む。
16時前に劇場に迎えに行き、そのまま行きつけのビアホイに向かう。

半年ぶりのビアホイは開店したばっかりで、客は我々のみ。
まずはビアホイで乾杯し、茹でピーナッツやフライドトーフ等を肴に2人で15杯程飲む。
K氏は日本ではほとんど食べない茹でピーナッツが、慣れると焼いたり揚げたのに比べると、
ピーナッツの本来の味が引き立つと、なかなかの食レポ。
フライドトーフ(揚げ豆腐)も日本のとは若干食感が異なり、外はカリカリ中は豆腐が柔らかく、
これもK氏が絶賛だった。


フライドトーフは私もお気に入り

バイクを路上に停めてちょい飲みのおじさん。飲む方も飲ませる方も誰も咎めない。
イイネ!100個あげましょう

帰りにフォーボー(牛肉のフォー)の名店フォーザチュエンに寄って、夕食はフォーボータイで締めとする。
今日の万歩計は2万歩を超え、さすがに疲れた。
この疲れが身体にかなりのダメージを与えたことをこの後に思い知ることになる。
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5年振りにカンボジア

2025年01月09日 | カンボジア2024
12月16日
福岡空港発のベトナム航空ハノイ便で出発する。
福岡ーハノイはどうやら航路の変更があったようで、
6月に行ったときは4時間少々で着いたのだが、今回はゆうに5時間かかって着いた。
例によって、空港からは86番バスでチャンクアンカイの停留所で降り、
まずは明日の水上人形劇のチケットを手に入れる。
私は6月にきたときに義弟と一緒に見たので、今回連れのK氏には翌日一人で鑑賞してもらうことにした。

次にハプロマートという食料品の小さなスーパーでベトナム産のダラットワインの一番高いのを1本買って宿に向かう。
ブッキングコムで予約したスカイラインホテルに着いたが、ブッキングコム予約上初めてのトラブル発生。
予約したデラックスの部屋が一部屋しかないという。
翻訳ソフトを使って、延々1時間半に及ぶ不毛なやりとりの後、我々は疲れ果てて明日部屋を確保するという言質を取って、
今晩は一部屋は一つ格下の部屋でK氏が辛抱することにした。


初日の夕食はハノイ名物のブンチャー

夕食は水上人形劇の近くでブンチャーを食べるが、腹立ちと疲れであまり食は進まず、K氏には申し訳ないことになった。
帰りにK氏が焼き鳥を挟んだバインミーを買って帰り、シャワーの後に私の部屋でダラットワインを開けて乾杯。
今日予定していたドンスアン市場などの見物は、宿の不毛な時間のせいで何もできず、
明日はビアホイでしたたかに飲もうと約して寝る。
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京極夏彦の本 Ⅱシリーズ

2024年10月09日 | 最近読んだ本
もう30年前になるか、「姑獲鳥の夏」でデビューした京極夏彦の本に驚愕したのは。
それまでのミステリーとは全く異なる設定は非常に新鮮だった。
この作品で一躍ミステリー界の寵児となった作家だが、一つだけ欠点があった。
本が分厚いのである。
分厚いということは、作品が長いということであり、読むのに時間がかかるということでもある。
時には読み疲れの状態にもなる。
ということもあって、ここ20年程は彼の作品からは遠離っていた。

しかし、因果なことに又京極夏彦に出会ったのである。
その出会いの本は、「書楼弔堂 そのⅠ 破暁」
何故因果な出会いなのか、やはり本がやたらと分厚いのである。
最近寝転がって本を読むことが多く、寝転がって読むために本を支える腕が疲れて、時に本を読んだ後で手が震えたりするのだ。
書楼弔堂は3部作で、その2が「炎昼」その3が「待宵」で、本の厚さはほぼ同じの持ち応江あり。

普通、3冊の本だと1週間から10日で読み上げるのだが、2週間以上かかってしまった。
書楼弔堂シリーズは明治初期が舞台の弔堂という本屋が舞台である。
1部は高遠という日々無為に過ごしている、裕福な家庭の謂わば現在のプー太郎、
2部では、塔子という良家の女学生、
3部では、幕末に暗殺者として坂本龍馬を切ったという世捨て人となった老人、
これらが舞台の狂言回しとなって、
泉鏡花、田山花袋、平塚らいてう、徳富蘇峰、岡本綺堂、竹久夢二、柳田国男、そして勝海舟等が登場する。
柳田国男は学生時代の旧姓松岡国男で2部に登場し、塔子と共に狂言回しの一躍を担っている。



これらの登場人物はそれぞれに面白いのだが、勝海舟はいかにもという感じで、思わず頬が緩む。
作者は、弔堂の主人の言葉を借りて、南方熊楠のことを博覧強記の傑物という表現をしているが、
私に言わせれば、作者こそが博覧強記であることを弔堂の主人の語りに覗かせている。
本の分厚さと重さに負けず、是非一度読んで頂きたい。

もう一つは「巷説百物語」シリーズで、これは7部作となっている。
いわゆる百物語なので、妖怪や化け物が出るオカルト本かと思われるかも知れないが、
なんのなんの、とんでもない仕掛けをされたシリーズである。
一作目を読んだら続きを読まずにはいられない程面白い。
「巷説百物語」「続(つづきの)巷説百物語」「後(のちの)巷説百物語」、
「前(さきの)巷説百物語」「西(にしの)巷説百物語」「遠(とおくの)巷説百物語」
そして今年6月に発行された「了(おわりの)巷説百物語」
現在、「了巷説百物語」に取りかかったばかりである。
これはそれまでの1~6部までより1.2倍程分厚い。さて何日で読み上げるのか、支える腕は大丈夫か。



京極夏彦氏は結構な多作家で、これからも読み残した本を楽しめるなぁ、しかし分厚いよなぁ、
と読書の秋に思うのである。
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ついにダナンへ-8-

2024年06月28日 | ベトナム2024
6月7日 ハノイーハロン湾

Jvtaツアーの日本語ツアーに参加してハロン湾の日帰りツアーに出る。
まずホテルで7時半から朝食を摂りツアーの迎えを待つ。
8時半マイクロバスが来て、我々の後に一人を乗せてハロン湾に向かう。
途中、ショッピングに寄らされて、12時前にハロン湾の船着き場に着く。
以前来たときとはそこらの様子が一変していて、船着き場も場所が変わったということだった。


船上ランチ

なんとか岩

我々日本人だけの15人のツアーは乗船するとすぐにランチとなった。
エビや魚、イカなどの海鮮料理が出たが、以前のツアーの時より若干貧弱な気がした。
その後、定番の小舟に乗っての岩くぐりで30分程過ごし、
その後は鍾乳洞見物。


久しぶりの鍾乳洞

4時前に車に乗り換えてハノイに向かう。
途中は雷を伴った激しいスコールになったが、ハロン湾観光中は雨に降られず、
その後ハノイで車を降りたときも雨は止んでおり、爺様2人の人徳があったればこそと自賛するのでありました。

宿には帰らず、そのまま性懲りもなくビアホイ1に行く。
ホントにほんとに最後のビアホイを各3杯ずつ飲んで、宿に帰る途中ドンスアン通りのナイトマーケットをうろつく。
8時半頃ホテルに帰り、9時の送迎車を待つ。


最後のビアホイとネーム、茹でピーナッツ

9時丁度に車で空港に向かう。
ノイバイ空港内のチェックインカウンターは半端ない人で列が長い。
ではと、その場でwebチェックインを済ませる。
カウンターの端にいる係員にその画面を見せて、預ける荷物もないので、もう入っていいかと聞くと、
この列に並べと連れて行かれた。webチェックインをした乗客専用の列である。
福岡ではカウンターに並ぶことなくそのままセキュリティーチェックに入ったのに、ここではカウンターで搭乗券をもらえと言う。
それじゃあwebチェックインした意味は全くないではないか。バカバカしい。

それでも早めにチェックインしたので、空港内ではのたりと過ごす。
余ったドンは日本円に再両替したが、千円程損した勘定になるかな。
飛行機は定時に出発する。
最近のベトナム航空は午前1時過ぎの真夜中発の便でも最初に飲み物を提供し、その後機内食を出す。
白ワインを2杯飲んで、機内食を半分程食べて、もう寝る。

ワインのおかげで福岡に着く頃までよく寝て、定時に空港に着く。
高速バスに乗り植木インターで降りて、お迎えに来ていた奥方と義弟夫人に挨拶して帰宅する。

今回の旅は日程にかなり余裕があったためか、1日の歩く距離は毎日1万歩を超えていたが、疲れはそれほどでもなかった。
同じような場所を回るある旅行社のツアーは、我々が8日で消化した日程+フエ観光を5日で回るのだから随分タイトだと思われた。
やはり旅はのたり旅が一番である、このときのような暑い季節は特に。

さて、これが最後の海外旅行になるのか。
ベトナムはもう終わりか。
ビアホイは飲み納めになるのか、私自身にも分からない。
ということでベトナム2024の旅日記はお仕舞い。
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ついにダナンへ-7-

2024年06月28日 | ベトナム2024
6月6日 ハノイ

午前中はバッチャンに行くことにする。
朝食はホテルに付いているので、7時過ぎに1階に降りて朝食を摂る。
初日に泊まったゴールデンサンホテルに比べると些か貧弱な朝食だった。
ま、腹が膨れればいいか。

8:00に宿を出て、ドンスアン市場の横を抜けてロンビエンバスターミナルへ行く。
バッチャン行きのバスは番号が47Aで、バス乗り場は27年前に始めてきたときと変わらない所だった。
10分余り待っているうちにバスがやってきて乗り込む。
車掌に7,000ドン(約43円)払う。義弟はあまりの安さに驚く。

途中、トレーラーが狭い道を曲がれきれずに何度も切り返しをして、道は渋滞する。
それでも9時頃にバッチャンの終点に着く。
陶器の店が以前より増えていて、いろいろと見て回るも、どの店で何を選んでいいのか分からない程である。
図柄や形も27年前の素朴なトンボ柄一辺倒なものではなく、
バッチャンにもニューウェーブがおし寄せていることを感じさせる。

今回は皿を4枚土産に購入する予定で、目当ての店「LC Home」へ行く。
バッチャンの中心からは少し離れたところにある店で、バスの通り道にあるのを来るとき確認している。
そこで20分程選んだ末、トンボ柄でも従来のものとは異なる皿(1枚140,000ドン)など4枚選んでバス停に向かう。
義弟は夫婦マグカップを買ったらしい。
この店は全くディスカウントが効かず、さすがの私も諦めて定価で購入。
バス停に行くと、丁度発車寸前だったので、飛び乗ってロンビエンに帰る。


Coffee Aで爺様2人がスムージー(似合わん)

11時過ぎにロンビエンに着いて、そのまま宿の近くの「Coffee A」に寄り、
私はアボガドの義弟はマンゴーのスムージー(50,000ドン)を飲む。
ゆっくり涼んだ後に宿に帰り荷を置く。
昼はどうしようかと考えたが、昨夜飲みきれなかったダラットワインがあることを思いだし、
バインミーを買ってきて、それをつまみに昼ワインと決め込むことにした。

ハノイの人気店「バインミー25」は宿から近い。
行ってみると凄い賑わいである。8割以上が外国人で占められている。SNSの影響だろうなぁ。
人が座れる店舗は3カ所あるが、ほぼ満席で、持ち帰りの人も随分並んでいる。
10分程待って牛肉入りのバインミー(1個45,000ドン)を受け取って宿に帰る。


さすがの有名店。人多し

宿の部屋でワインとバインミーの昼食

宿に帰って、早速私の部屋に行き、ダラットプレミアムの赤ワインをグラスにつぎ分ける。
さて、バインミーだがパンが今までのものより少し大きい。
私の具は牛肉とマッシュルームソースのもので、初めての味。美味い!
ワインとバインミーの組み合わせは思った以上に合う。

昼食後はワインの酔いも手伝って、エアコンの効いた部屋でのんびり過ごす。
3時になったので、宿を出てホアンキエム湖に出かける。
わたしは何度も来ているので、湖畔のベンチに腰を下ろし、義弟は湖周りを散策する。
40分過ぎに水上人形劇場に行く。

ハノイに着いた日に買っておいたチケットを見せて、16:00に劇場に入場する。
16:10の回が始まり、まず舞台の左最前列の女性が奏でる楽器で幕開けする。
あの楽器は何というのだろうか、その咽び泣くような音色とメロディーは琴線に響くようだ。
その演奏が終わると、人形劇が始まる。
10年以上前に見た人形劇とはその動きや人形そのものの造りも進歩しているように感じた。

5時頃に劇場を出て、宿には帰らずそのままビアホイ1へ移動する。
ビアホイ1はハノイに来るたびに通い詰めているビアホイ屋で、
最近はここに来るのに便利なホテルを取る程である。
20年以上前はホアンキエム湖を真っ直ぐ北上したTa Hienコーナーのそばの路上ビアホイ屋で飲んだものだ。
1杯5,000ドン(当時のレートで25円弱)で10杯飲んでも250円という安さだった。

ビアホイ1は相変わらずの賑わいで、やはりほっとした気分で飲める。
ビアホイを各自3杯ずつ飲んで、つまみを取って、これが最後のビアホイかなと、いい気分で宿に向かう。
義弟に聞くと、食事はもういいというので、甘味で締めようと宿近くのチェ屋に行き、これも最後のチェを食べる。
満足して宿の部屋に帰り、日本の税関申告をネットで済ませる。
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ついにダナンへ-6-

2024年06月27日 | ベトナム2024
6月5日 ホイアンーダナンーハノイ

朝食は少し足を伸ばして、ホイアンのバインミー有名店の「バインミースン」に行く。
店先で作っているバインミー屋台はひっきりなしに訪れる客で賑わっている。
我々はBBQのバインミーを注文して、奥の店でカフェスアのアイスを追加する。
60,000ドンの朝食は絶品のバインミーで豊かなものとなった。


バインミースンの朝食

宿に帰り、荷造りして宿に頼んでいた送迎車を待つ。
8時過ぎに車が来て、ダナン空港まで送ってもらう。
車代は280,000ドン(一人当900円弱)だが、市内の送迎業者のチラシを見ると、250,000ドンだった。
実はダナンーホイアン間には送迎専用のミニバスが走っていて、日本円で700円程度。
4人までのスモールカーについては、同金額なので3人以上だと送迎車をアレンジした方が安くなる。
2人だと、バスの停留所まで行く面倒などを考えるとトントンかな。

40分かからずにダナン空港に到着する。
早めに空港に着いて、ダナン空港の探検をするものの、広さはそれほどでもないので、のたりと時間を待つ。
飛行機は定時に出てほぼ定時の午後1時にハノイ空港に着く。
国内線の86番のバス停は国際線とは異なり、ターミナルを出て右の方に行く。
上部にバス停の表示があり、年増のお姉さんが係員として立っているので心配はない。

しばらく待ってバスが出発して国際線ターミナルに着くと、前に停まっている86番バスに全員乗り換えさせられた。
その後またしばらく待って、45,000ドン払って出発する。
ロンビエンバス停の一つ先のいつもの停留所で降りて、歩いて今日のホテルに向かう。
ホテルはシルクブティックホテルのベランダ付きの部屋。ちょっと贅沢。


シルクブティックホテルのベランダ付き部屋

荷を解いて、近場の観光を兼ねて土産調達にハノイ大聖堂近くのスーパーマーケットに行く。
私の目当てはロブスター種のベトナムコーヒー(チュングエンコーヒーのNo1)、義弟はその他ドライフルーツなど。
レジ袋を下げてハノイ大聖堂を見た後、路上カフェに寄り、私はマンゴーシェイクを義弟はパッションシェイクを飲んで宿に帰る。
シェイク1杯40,000ドン也。


ハノイ大聖堂

路上カフェ

午後6時に初めてビアホイ2に行く。いつも行くビアホイの道を挟んだ斜め向かいにあるビアホイ屋。
ここのメニューは料金が書いてあるので安心してオーダーできる。
ビアホイ1杯13,000ドン(約80円)、茹でピーナツとフライド豆腐(ほぼ厚揚げ)、仔牛の炒め物。
義弟も私も食事の量はあまり多く取らないので、ビアホイ3杯ずつ飲んで降参する。
二人で330,000ドン。


ビアホイ2

いつ来ても客が多いフォー屋。店は歩道のみ

宿への帰りに路上のプラ椅子で大勢フォーを食べている。
じゃあ俺たちもと言うことで、フォーボータイ(50,000ドン)を食べて、もう入らんというくらい満腹。
宿に帰り、スーパーで買ったダラットワインプレミアム(ベトナム産ワイン)156,000ドン(約1,000円)を飲む。
しかし、満腹のため各自軽く1杯で終了。
本日終了。
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ついにダナンへ-5-

2024年06月26日 | ベトナム2024
6月4日 ホイアン

7時過ぎに宿の近くの麺屋に朝食に行く。
フォーボーと義弟はフォーガーを注文。
ここのフォーはスープが若干甘めでいまいち。厚めの油条付きで50,000ドン。

8時にミーソンツアーのマイクロバスが迎えに来る。ツアー代は昼食付きで700,000ドン。
車内には既に観光客が乗っていて、我々は最後の乗客である。
最後にミーソンに来てから既に10年以上経っている。4度目の訪問である。
ツアーも様変わりしていて、遺跡散策の後、伝統のダンスショーを見る。


遺跡のレリーフはカンボジアの遺跡にあるデバダーによく似ている





伝統ダンスショー

その後昼食会場に移動し、昼食を取った後、近くの船着き場からボートに乗りトゥボン川の川下り。
しばし後に岸に着き、先のバスに乗り込んで宿のそばまで送ってくれた。
ただただ暑かったというのがミーソンツアーの感想だった。
そういえば、以前来たときに見た木立の中の首の欠けた立像のある道は通らなかった。


ツアーの昼食。持参のちりめん山椒のふりかけでご飯を食べる。

トゥボン川下り

すっかり汗をかいて宿に帰るとシャワーを浴びて、エアコンガンガン効かせてまた昼寝。
6時までは自由時間として、私は一人で4時前に出る。
以前泊まった宿のあたりを歩くが、よく分からなかった。
帰りにアンホイ島のチェ屋に寄って、ミックスチェを食べてみる。
いろんな種類の豆が入っていて、美味いのか不味いのかよく分からない。


ミックスチェ。20,000ドン

その後また宿に帰ってしばらく休む。
7時前に出て、再びマダムラウの店に行く。二晩続けての来客は珍しいのか、笑顔で迎えてくれる。
今夜は、カーコート(魚の甘辛煮でご飯付き)、アサリのレモングラス蒸し、
サイゴンビアの瓶(大きめの瓶で500mL入り)を5本飲んで満腹、そりゃそうだなぁ、二人で2.5リッターだから。
今夜の店はあまり混んでいなくて、息子は相変わらず手伝いし、
小学生らしき妹はお転婆そうな幼い妹を店の中で子守しているのが微笑ましい。


今夜のマダムラウの夕食。一人当て125,000ドン

いい気持ちで宿に帰り、ホイアン最後の夜は終わる。
ホイアンでは本当にのんびりできました。
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ついにダナンへ-4-

2024年06月25日 | ベトナム2024
6月3日 ダナンーホイアン

朝食は昨朝と同じ方向に歩きバインミー屋を見つけ、その店でカフェスアを注文し、バインミー共に朝食。
近くの公園でのんびりしてホテルに帰る。
ホイアンで泊まる宿にダナンのホテルまで迎えに来るように頼んでいたので、9時までゆっくりする。
9時丁度にソンティエンホームステイの送迎車が来て、まずは五行山(マーブルマウンテン)に向かう。


マーブルマウンテン

解脱

五行山の観光は1時間と決め、ドライバーに10:30に駐車場に来るよう言って外に出る。
エレベーターで上り、マーブルマウンテンの由来である大理石の山の洞窟を観光する。
27年振りの五行山は観光客も多く、途中の道も整備されて歩きやすくなっていたが、
それでも上り下りは足に来る。

すっかり疲れて車に乗り込み、ホイアンに向かう。
ホイアンの宿に着いたのは午前11時過ぎで、チェックイン後、明日のミーソン遺跡ツアーを申し込んでおく。
荷をほどいて、しばし休憩して外に出る。強烈に暑い。
アンホイ島にある宿から旧市街へ行く橋のそばで観光チケットを12万ドンで購入し、
ホイアンの老舗レストラン「チュンバック」へ行く。


ホイアン3大料理

チュンバックは27年前に来た当時から営業していたホイアン名物料理の店である。
カオラオ、ホワイトローズ、揚げワンタンの3大名物料理とビールはこれも昔からある「333(バーバーバー)」。
昼食後、福建会館などなど12万ドンのチケットで入場できる5カ所の建物を巡り、
2人とも暑さ負けして3時には宿に帰る。


でかい巻線香

チケット検査のアンニュイなお姉さんと

着替えて、宿のランドリーサービスに洗濯物を1㎏30,000ドンで頼む。
少し重量オーバーしたのを、40,000ドンと言われたので、Tシャツ1枚外すと「いいから」と負けてくれた。
シャワーを浴びて、エアコンをガンガン効かせてしばらく昼寝する。
6時半にナイトマーケットに出る。


ナイトマーケットに行く途中にある「ホイアンバックス」なんか聞いたことあるような???

電飾キンキラのナイトマーケットに義弟は、「毎晩ですか?」と驚く。
そこに溢れんばかりの観光客が来て、27年前の静かな佇まいのホイアンはもうそこにはない。
ナイトマーケットでちょっと手強い振り売りのおばちゃんからランブータンを購入する。
最初の言い値は、5個二くびりを50,000ドン、それを20,000ドンまで値切ったら、
二くびり入った袋から一くびり抜いてきた。「おいおい、じゃあ要らない」と言うと、仕方なく元通りにして袋を渡してきた。
なかなかの強者だった。


アンホイ島のナイトマーケット

ほかに特に買うものとてなく、しばし川沿い等散策して、
7時前にナイトマーケット近くの「マダムラウ」というレストランに入った。
料金は一般的なと言うか、良心的な金額で観光地価格という程ではなかった。
瓶ビール各自2本ずつとモーニンググローリーのニンニク炒め、バインセオ、サトウキビに巻いたネームの揚げ物で満腹。
一人130,000ドン程度で安い。この店は家族経営のようで、中学生の息子もウエイターでよく働いていた。


マダムラウの料理

店を手伝う中学生の少年

9時前になったので、300m程先の宿に帰って寝る。
宿はナイトマーケットから離れているので、静かでよく眠れそうだ。
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ついにダナンへ-3-

2024年06月19日 | ベトナム2024
6月2日 ダナン
今日1日はダナンで過ごす。
ダナンは結構な都会だが、観光で見るような所はない。
まずは、宿から北に行って、途中でバインミーを買って先にあるブックカフェに入り、
私はカフェスア(練乳入りの甘いベトナムコーヒー)を、義弟はアメリカン(薄いウーロン茶のような)を注文し、
持参したバインミーを食べて朝食とする。


ブックカフェのテラスで持ち込みバインミーで朝食

宿に帰り一休みして9時に、市場巡りするかということで、フロントのお姉さんにグラブ(配車サービス)で車を呼んでもらう。
我々のスマホではグラブを使えないのでお願いしたが、快く呼んでくれた。
5分くらいで来る。料金はコン市場まで40,000ドンということだった。
グラブはタクシーと違って、乗る前から料金が決まっているので気楽なものだ。


コン市場


お姉さんの言った通り5分くらい経ったときに来た車は普通乗用車だった。
乗り込んで、10~15分くらいでコン市場に着いた。
しばらく市場内をウロウロして、次は川縁に近いハン市場へ歩いて行く。
かなり暑い。

ハン市場内の果物売り場で、ベトナムで初めて見るアップルマンゴーがある。
「これアップルマンゴーじゃない?」今まではペリカンマンゴーしか見たことがなかった私は義弟に言った。
すると、売り場のおばちゃんが、「アップルマンゴーだよ」と言う。
いくらか聞くと30,000ドンとの答。そして食べるなら皮をむいてくれるという。
「OK」と言うと、おばちゃんは慣れた手つきで処理してくれて、発泡スチールの皿に盛ってくれた。
勧められたそばのプラ椅子食べてみると、おお、確かにアップルマンゴーの味だ。
これで180円は安い。激安だ。ついにベトナムにもアップルマンゴーが進出してきたのだ。



マンゴー


ハン市場を出て、ダナン大聖堂に寄る。
ハノイの大聖堂と異なり、ピンクのきれいな聖堂である。
丁度日曜日のミサがあっていて、聖堂内は満員の人がミサに参加している。
私たちも入り口近くに椅子を勧められて参加する。
ミサの言語は英語のようだが、よく理解できない。
それでもいくらか敬虔な気持ちになるのは不思議だ。


ダナン大聖堂

大聖堂から少し下って、BREWHAHAというクラフトビールの店に入る。
ここで5種類のビール飲み比べをオーダーする。
つまみはフレンチフライとオニオンリングで5種類のビールの飲み比べをする。
ビール一杯が200mlだから、5杯で1リッターになる。
結構腹が膨れるが、昼食を兼ねているので炒飯を一つ頼んで2人で昼食とする。
隣の7人のグループはビールをタワーで3,4回注文して大賑わい。よう飲むなぁ。


ビール5種類の見比べ

計1リットルはまずまず酔います

川沿いを歩いて、ドラゴンブリッジを渡り、ホテルに帰る。
2時前に宿に着いて、私は昨夜から少し腹具合が良くないので、正露丸を飲んで夕方までベッドに横になる。
6時半に宿を出るとそこはもうナイトマーケットで店が一杯出ている。
そのナイトマーケットが狙いで近くの宿を取ったのだ。


ナイトマーケットは多くの人出で賑わう

海鮮


マーケット内をうろついて、屋台の海鮮料理を食べる、
エビに、貝、ロブスターのBBQで一人200,000ドン(ウ~ン贅沢って1,200円か)。
その後ドラゴンブリッジの下の広場に行く。
川縁は風が涼しい。観光客は早くもドラゴンの火吹きショーを目当てに大勢が集まっている。
橋の上にもたくさんの人で、水を吐いたら絶対濡れるよなと・・・。


川縁から対岸の夜景は美しい

ドラゴンブリッジのライトアップ

ドラゴンブリッジのパノラマ

火を吹くドラゴン

9時にドラゴンは火を吹いて、水を吐いて、案の定皆濡れている。
ショーが終わって観光客はバラつき、我々も広場を後にして宿に帰り寝ることに。
ダナンに、観光客は何を求めてやってくるのか。
う~む、分からん!
コメント
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