ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

ブラジルサッカー

2008年11月19日 | 世界一周記2008
学移連ツアー団と合流する前に、是非サッカーを見たいということで、
FCサンパウロの本拠地で、インテルナシオナルとの試合を見に行った。
前節にFCサンパウロが首位に立ったということで、サポーターは大盛り上がり、
実に5万人の観客が押しかけた。

直前に夕立が来て、「カッパ」(本来ポルトガル語らしく、ブラジルでもカッパ)売りからカッパを買い、
もみくちゃになりながらスタンドへ。
その場所はサポーター席のすぐそばで、
こりゃあサンパウロが負けたらえらいことになるぞと思いながら、席に着いた。

試合が始まると、誰1人座っている者はなく、
立ちっぱなしでの応援である。
前半、コーナーキックからの得点がサンパウロの入ると、
スタンドは飛び跳ねて大喜び。
ほんとうにスタンドが揺れるのだ。
船酔いしそうな揺れに、一瞬不安になりつつも、サポーターと喜びを分かち合う。

その夜は、サンパウロが3対0で勝ち、サポーターは大満足の内に試合が終わった。
スタンドが揺れること数度、その度に不安になることも数度。
帰路についたが、タクシーは既に捕まらず、
バスはといえば、大渋滞で1時間に100mしか進まず、
仕方なくバスを降り、渋滞を抜ける道まで歩いて、ラッキーにもタクシーをゲット。
治安の悪いサンパウロ市内で、不安がよぎった帰路も無事にホテルまで帰ることが出来た。

それにしてもブラジルのサッカーは熱い。
点数が入った場面はよく思い出せないが、
その後のサポーターの歓喜は目に焼き付いている。
大観衆のウェーブや発煙筒の煙。
飛び跳ねるサポーターの応援で揺れるスタジアム。
大満足のサッカー観戦だった。
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ペルー最後の訪問地ーリマ

2008年10月28日 | 世界一周記2008
今、リマの当山ペンションにいる。
日系の当山ペペさん経営のオスタルだ。
非常に清潔で、気持ちよくすごさせていただいている。
客はもちろんほとんどが日本人で、
情報交換や、書籍もいっぱいあって、退屈することはない。

今朝、ここについた一人旅の男性がいて、
福岡から来たということで、話していたら、リマ空港に荷物が着かず、
いわゆるロストバゲージというやつで、明日はクスコに移動なのにと、嘆いていた。
自分には一度もこういう事態がなくて、
あと2回の移動なので多分大丈夫だろうと思っている。
乗り継ぎが複雑になるほど、ロストの可能性も高い。

さて、いよいよペルーも最終日まで残り1日となった。
クスコからプーノというチチカカ湖の町までは、
結局1週間以上の道路封鎖という強硬なストのため、行く事ができなかった。
こういうこともある。
仕方なく、アレキパという結構大きい町に3泊もして、
のんびりとすごした。

チチカカ湖は残念だったが、いつか来る機会があれば、
そのときにでもいいだろう。
なんといってもマチュピチュに行けたのだから、満足なり。
この旅も、残すところあと半月になった。
3ヶ月は長いと思ったこともあったが、いよいよブラジルだ。
イグアスの滝より、マナウスでアマゾン河に会えるのが何よりの楽しみだ。

なんといっても私は、中南米研究会の残党なのだから。
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ゴッチン飯

2008年10月23日 | 世界一周記2008
クスコの標高が3000mを越えると書いたが、
そのため、水の沸点が低く、
炭水化物は不味い。
まずスパゲティなど、くちゃくちゃした感じの柔さで、
どうも食えたもんじゃない。

それより問題はご飯で、
市場あたりで、飯屋によって2~3ソルのぶっかけ飯などを頼むと、
ご飯の外はやわらかく、芯は硬い。
いわゆる、ゴッチン飯だ。
年に一度は、標高の低い我が家でも食べさせてもらうやつだ。

どんなにおかずが美味くても、相当頑張って流し込むしかない。
ところが、一軒あるのだ、美味いご飯やが。
日本料理店の「きんたろう」という店があって、
ここでは多分圧力釜で炊いているのか、非常にご飯がおいしい。
ふりかけだけでいいくらいだ。
かなりの人気店で、結構繁盛している。

突然だが、今食べたい日本食。
メカブ、産山のアゲ豆腐、一宮の木村の豆腐、
そのほかなんでもいいから食べたい。
こうしてみると、寿司や天ぷらはなく、安上がりなもんだ。
そうそう、忘れていた。
上さんの作った野菜の煮物(一応入れとこ)
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空中都市

2008年10月22日 | 世界一周記2008
今ペルーのクスコ市にいる。
久しぶりの更新になる。

キトで無事にブラジルのビザをゲットして、
リマ経由でクスコに着いたのが10月17日。
クスコに一泊して、翌18日に列車でマチュピチュに出発した。
列車が4時間、降りてバスで約30分。
そこからは歩いてすぐのところに遺跡はある。

ゆっくり回っても2時間あれば十分という広さだろうか。
水汲み場とかいろいろポイントはあるが、
マチュピチュの一番のポイントは、
峻険な山の中に忽然とある遺跡全体の光景であることには違いない。
そのために近くにあるワイナピチュという山からマチュピチュを見下ろすために、
幾人もの人がそこに上るのだ。

ワイナピチュは非常に峻険で、私のような年寄りには危険で、
その反対側にも、遺跡から往復1時間半くらいの行程で遺跡を見下ろすことができる山がある。
ここは、なだらかな坂なので、マチュピチュ2日目は朝からここに登り、
下ってからも、遺跡の最上段で、飽きもせず時間ほど眺めていたら、
都合よく日本人ツアーが来て、すぐそばで全体的な説明を始めた。
無料ガイドを雇ったようなものだ。

ワイナピチュに登らなければ、1日の往復ツアーで十分である。
それでも2日間いったことを後悔はしていない。
2日目の帰りには、なお、別れ難い気持ちになったものだ。

旅の最大の目的は終わった。
後はブラジルに行くだけだ。
チチカカ湖にも行くが、やはり遺跡の魅力には抗いがたい。
時の権力と、その権力がなした建造物が、時代とともに朽ち果てていく、
その時の流れがたまらなく魅力的で、空しくて、なんとも言いがたい。

偉大なるインカの遺跡によって、ペルーは莫大な収益を上げている。
しかしそのインカの末裔たちは、その恩恵にあずかることもなく、
下層社会に甘んじているのが、ここペルーの現実だ。
それはまた、中南米の多くの国での現実でもある。
その現実を目の当たりに見ることが、この旅での最も悲しいことだ。
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市場のジュ-ス

2008年10月14日 | 世界一周記2008
キト滞在の最大の目的であるブラジルビザ取得に行ってきた。
その後はすることがないので、市場を探しに行った。
大体の方角は聞いていたが、人の流れを見ながら、
何とか探し当てた。

そこの生ジュ-スが美味しそうなのだが、
何が材料か分からない。
果実の他に、人参などもおいてあるところを見ると、
なかなか手が出ない。
しかし、見ているだけでは分からないので、
物は試し、よく飲まれていそうなのを、人が飲んでいるのを指差して、
これこれと頼んだ。

まず、ミキサ-に、生卵を1個割って入れた。
その後得体の知れない緑の果汁のようなものを加え、
砂糖を入れ、もう一つ何か入れて、ガ-とミキシングする。
中ジョッキ1杯のジュ-スが出来上がった。
味はなんとも表現の仕様がない、初めての味。
まずくはない。きっと体にいのだろう。
これ1杯で1ドル。
今のところ腹具合は大丈夫である。

その後、以前は日本でも養殖されていたテラピアという魚のフライと、
ご飯に、ジャガイモの蒸かしたので昼食。
これがうまい。
特にテラピアもだが、ジャガイモがうまい。
さすがにアンデス原産だけのことはある、と妙に感心した。
これで、2ドル。
食べ物に関しては天国だ。
スペインの10分の一で生活できる。

もっと空気が濃いければなあ。
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