ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

酸欠

2008年10月14日 | 世界一周記2008
キトは高度2800mあるそうだ。
時々酸欠になる。
走るのはやめたがいいし、
寝る前のアルコ-ル摂取もやめたがいい。
夜中に呼吸が苦しくなって目が覚める。

若いときに富士山に登ったときは何もなかったのに、
さすがに体力の衰えか、
高地が堪えている。
すでに5日目というのに、昨夜も夜中に息苦しくて目がさめた。
夕食で飲んだビ-ルがいけなかったのだろう。

これから行くクスコはさらに高く3千メ-トルをはるかに超える。
いささか不安を覚える高さだ。
堪えられないときは、予定を変更して、低地に降りるしかない。
あと3日で少し慣れればいいが。

土曜日にキトから2時間少しのところにあるオタバロという街に行って来た。
インディオの土曜市で有名な町だ。
1泊した朝、遥かかなたの山に今年自分としては、初冠雪を見た。
ここよりもう少し寒いクスコ用に薄手のセ-タ-を1枚オタバロの市で買った。
アルパカの毛だというが、はて・・・。


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やっぱり高地

2008年10月11日 | 世界一周記2008
すでにブログの更新をほぼ一月やっていない間に、
地球の裏側に来てしまった。
ここは南米のエクアドル。
首都のキトは、2500メ-トルの高地で、
着いた日はしばらく頭痛がした。

日本との時差は、-14時間。
首都にしてはこじんまりしている。
今日はじめて散策したが、やはり息が切れる。
3千メ-トルを超えるペル-のクスコに向けては、いい体慣らしかもしれない。

ここエクアドルにも日本人はいる。
何しろ、ガラパゴス諸島という一大観光地を持っているのだから。
私はといえば、ブラジルビザ取得のためにいるのだから、
特別観光する気もない。
ともかく体慣らしと割り切って、のんびりしている。

ここに来るまで、トルコの途中から、
モロッコ、スペインと色々あったが、
それはまたの機会にしよう。
何しろ、久しぶりに日本語を打てるPCに出会ったのだから。
まずはこれくらいで。
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ギョレメの村

2008年09月14日 | 世界一周記2008
イスタンブールから、夜行バスで10時間。
カッパドキアのど真ん中にあるのがギョレメの村(町というほどの広さはない)。
しかし、中心部はすべてホテルとレストランに土産物屋だ。
世界中からの観光客がやってくる村なのだ。

昨日は、丸1日南部ツアーに参加し、地下都市なぞを見てきた。
結構ハードなツアーで、6~7キロは歩いたろうか。
今日は完全休養日で、持ってきた「指差し会話帳」で青年と遊んだり、
昼はこちらのハンバーガーとEFESビールで噴水横のベンチで昼食をとったり、
はたまた、自堕落に昼寝をしたりして過ごした。

明日は北部のツアーが入っていて、その後午後7時発の夜行バスで、
今度は12時間の旅になる。
オーバーナイトのバスは辛いが、宿賃を1日分節約できるメリットはある。
体力的には、今のところ何とかなりそうではある。

ギョレメの人は、イスタンブールのスルタンアフメット界隈の人たちに比べてガツガツしたところがない。
観光地で、観光関係ばっかりの村だが、ガツガツしたところがないのがいい。
中心地を歩いていても、どこそこにおいてあるベンチで、
のんびりと歓談しているお年寄りがいたり、
変に声をかけられたりすることはない。
こちらからものを尋ねると親切に、かつ丁寧に教えてくれる。

京都の大学生や静岡の大学生の旅行者と話したが、
イスタンブールで声をかけられたケースはろくなことがなかったと言っていて、
確かに、ブルーモスクの界隈で日本語を使う人間に声をかけられたら、
まずは疑ってかかるほうがいい。
トルコの人々は基本的には親日的といわれているし、確かにそういうところは感じるのだが、
日本語で話しかけられるケースを良く考えて接したほうがいい。

ギョレメでも、日本語を話す青年に「アツイデスネ」と声をかけられたが、
その場所が特に怪しむようなところでもなかったので、しばらく話したが、
自学で日本語を勉強していて、日本に行きたいといっていた。
しかしいまだイスタンブールにも行ったことがないそうな。
日本は夢のまた夢の話のようだ。

広島と東京に日本人のガールフレンドがいるようなことも言っていたが、
定かなことはわからない。
ただ、彼によると、日本人女性はトルコ人男性を大変気に入ってくれるらしい。
トルコ女性は本当にきれいで、逆もまたあるのだろうが、
トルコ人女性は日本人男性をあまり気に入ってくれなくて、
逆のケースは成り立ちにくいのだろう。

日本からのツアーでは、ギョレメに宿泊することもなく、
カッパドキアを駆け足で過ぎていくのだろうが、
ここは、滞在してこそのよさもあるところだと感じている。
もちろん、景色は壮大ですばらしいが。
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飛んでイスタンブール

2008年09月12日 | 世界一周記2008
長い時間をかけて飛んで来ました、イスタンブール。
ロイヤルヨルダン航空という、ヨルダンの航空会社で、マイナーではあるが、ワンワールド加盟の会社である。
バンコクを10日の深夜、1:30に出発。
ヨルダンの首都アンマンに、6:15着、時差はバンコクと4時間、日本と6時間である。
アンマンで待つこと5時間、11:20発のイスタンブール着13:40。時差無し。

空港からメトロで途中トラムバイ(路面電車)に乗り換え、午後3時には安宿の多い、スルタンアフメトに着いた。
メールで予約していた宿は手違い予約が入っていないが、部屋はあるのでOKだった。
エアコンもない部屋で、25ユーロ、日本円換算の、約4,000円。
東南アジアに比べると、2~4倍である。
コストパフォーマンスは極端に落ちる。
おまけに、レストランで食べると、20トルコリラ。約1800円である。
これも極端に高い。
ユーロ加入を目指すトルコでは致し方ないのだろうか。

イスタンブールは高いので、早々に翌日の深夜バスでカッパドキアに来た。
今そこからだ。
しかしここも、宿賃は、3200円ほど。そんなに安くはない。
おまけに、現地ツアーでないと観光もできゃしないということで、
2日分申し込んだら、これだけで9000円。
イヤー、貧乏旅行に慣れた身にはこたえる。

こちらはすでに秋の気配が漂う。
日が沈むと途端に風が冷たくなり、半袖ではつらいほどだ。
深夜バスの中は冷房どころではない、多分少し暖かくしてあったはずだ。
外に出ると、ブルルッとする気温だった。
こちらの移動は、すべて深夜バスの予定。
宿代の節約にもなるし、まあそれほど疲れもしないようなのでいいかと。

こうしてみると、自分の旅は本当に東南アジアどっぷりだったなあとしみじみ思う。
井の中の蛙でありました。
世界は変わっているのです。
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新発見かな?バンコク

2008年09月10日 | 世界一周記2008
ノンカーイを定時の18:20に出た寝台列車は、
翌朝7:30にバンコクのファランボーン駅に着いた。
タイの国鉄は、発時についてはしごく正確である。
だが、発時が正確だからといって、着時が正確とは限らない。
むしろ絶対遅れると断言しても差し支えない。
今回も、着時の予定は、6:45だったのだから。
1時間くらい遅れるのを覚悟で、その後の予定を立てないとえらい目に会う場合がある。

今回は、バンコクは中継点として活用したが、
特に列車を使うことが多かったので、ホテルは駅のすぐそばの、
スリクルーンというホテルを2泊利用した。
ここからバンコクのチャイナタウンは、歩いて10分ほどで、
そこの賑わいたるや、なかなかのものである。
フカヒレやツバメの巣の料理屋が軒を並べ、
多分、日本よりずいぶん安く食べられるだろう(試してないゆえ)。

昼食は2日ともこの中華街で食べた。
安い点心と、チャーハンくらいである。
点心は蝦中心で、1皿(3個入り)30バーツ(約100円)を3皿。
チャーハンは、100バーツ、とちと高い。
これに、ハイネケンの大瓶で、270バーツで、腹一杯。
バンコクで中華街は始めて来たので、なかなかの発見だった。

もうひとつ、食べ物でいえば、新発見の麺。
タイは結構麺文化で、朝から多く麺が食べられる。
米の麺、麦の麺、いろいろあるが、ほとんどは柔らかい麺である。
フライドヌードルといっても、実際はこちらで言うバッタイという焼きそば状のものだ。
ところが中華街からちょっと外れたところで、麺専門の店を見つけた。
入ったが、まったく言葉は通じない。
しかし壁にあるメニューには英語表記があるので、
Fried noodle with Egg を頼んだところ、
麺が本当にフライされたカリカリ麺に、野菜や肉のとろとろスープがかかったものが出てきた。
その上にやわらかい玉子焼きまで載っている。
リンガーハットでいう皿うどんだ。味は絶品。
これで、35バーツ(約110円)。
残念だが、どこをどう通ったか思い出せないので、
次に行っても店を探すのは難しいかもしれない。

一人で旅をすると、物怖じはしていられない。
特に食べたいものがあるときは、店先で中をじっと覗いたり、
店先の歩道に置いてあるメニューを見ていると、向こうから声をかけてくる。
そうなればしめたもので、食べたいものは何とか注文できるのだ。
これで食いっぱぐれはなしだ。
メニューに食べたいものがなければ、黙って去ればいい。
なんてったこちらはお客さんなのだから。

駅前の宿で不便だったのは、ネット屋がなくて、
駅の2階にあるネット屋でメールチェックするのだが、
ここが、なんと、1分4バーツも取るのだ。
20分で、80バーツ(約240円)。無茶苦茶である。
それと両替屋がなく、平日は駅の1階にバンコク銀行の両替所があるが、
土日はどうなのだろう。

今日は飛行機の待ち時間が、宿のチェックアウト後13時間もあったので、
荷物を駅の手荷物預かりに預けて、サイアムあたりの中心に行ってみた。
スタバで時間つぶしをと思ったのだが、
もっと安い、ブラックなにやらというコーヒーショップで1時間ほど粘った。
同じショッピングモール内にあるのだが、ここには日本食の店も多い。
ついでに夕食は、平六寿司で五皿ほどで十分だった。
この店は、癖のある日本語で、「いらっしゃいませ、どうぞー」と呼び込みをする。
ちゃんと暑い緑茶も出て、これが一番おいしかった。
値段は、絶品麺の35バーツに比べると目の玉が飛び出るほどなので、内緒にしておこう。

ここでは、日本人の旅行者をたくさん見かけた。
ここいらをうろうろするくらいなら、東京で十分じゃないかと思ったが、
やっぱり違うのだろう。
タイの面白味は田舎の町にあると思うが、
これも人それぞれかな。
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