ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

カンボジア考

2008年09月01日 | 世界一周記2008
考察するというほどでもないが、約1週間の滞在で思ったこと。

その1 交通道徳
始めてこの地を踏んだ日本人は、そんなもんあるか!と声を大にして言うだろう。
一見(いや、一見でなくても)無茶苦茶である。
隙あらば割り込む。遅い車とて決して譲らない、等等。
だがよく見ればそれなりのルールは、暗黙にあるのだ。
車、バイク、自転車、人の順に優先である。
車やバイクの警笛は、危ないから鳴らすばかりではなく、
オラが走ってんだゾという少々乱暴なお知らせなのだ。
我々から見て、無秩序なこの道路を横断するのは、一見不可能である。
だが、方法がないことはない。
バイクや車が来ていないことにして渡るのだ。
そうすれば向こうのほうで避けてくれる。
と信じて渡るのだ。

2 著作権道徳
えー、これに関しては、東南アジア各国同様、ない!と断言してもよろしいようで。
昨日、シェムリアップからプノンペンへのバスの中、
ランボーシリーズの最新作が、カンボジア語の緊張感のない吹き替えで、
ビデオCDで車中放映されておりました。
言葉は全く分からないものの、そこはスタローン氏の映画。
ほぼ完璧に筋書きは理解いたしました。

3 デンタルクリニック
昨日、屋台の焼き鳥屋で買った袋に小さな胡瓜が入っておりまして、
これが非常にうまい。お変わりしたいほどうまい。
で、2本目を不用意にかじったとたん、
とんでもないことに、イヤーな音がして、前歯の差し歯が取れたのであります。
これは拙い。なんといっても旅はこれからという矢先、
歯抜けの爺さんでは非常に困る。
仕方なく、今朝ゲストハウスがデンティストを紹介してくれまして、
非常に可愛い(鼻から下はマスクだったので、目だけのことですが)歯科衛生士さんでしょうか、
それまで以上にちゃんとガチガチに固定していただいて、
これで不安なく旅を続けられるというものです。
この医院では、うがいをするとき台を起こしてくれず、
自分の腹筋で起きてうがいをするのです。
年寄りや妊婦はどうするんだろうと、つい要らぬ心配したわけで、
これも無事治療した余裕でありましょうか。

以上で、さし当たってのカンボジア考。
にはなっておりませんね。
明日はバンコクに向けて飛びます。
その後はラオスが、10年ぶりの私の訪問を待っています。
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