ひねもすのたりにて

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メコンを船下り -スローボートの旅ー 番外

2018年03月13日 | タイ・ラオス旅2018
今回の旅行の全体的な印象とか、そういったものを書いてみようと思う。

最初のラオス旅行は、2002年7月。今から16年前になる。
この時、ビエンチャンからバンビエンを経由してルアンパバーンに行っている。
2007年に、南部の町パクセーに滞在。
2008年には世界一周の途中で寄って、ビエンチャンにのみ滞在。
2009年には、チェンマイから飛行機でルアンパバーンだけに滞在。
昨年、2017年には、サワナケートのみ滞在し、計5回ラオスを訪れたことになる。

ルアンパバーンだけの変遷を見ると、2002年からは激変していると言っていい。
世界遺産の指定という事実が観光客の激増に繋がり、ホテルやゲストハウスは10倍以上の増加。
それに伴う、レストランや土産物など、観光関連業の増加。
結果的に物価は上がり、貧乏旅行はしにくくなっている。


一人だとこういう店の常連

ラオスに個人で旅行するなら、もうルアンパバーンは避けた方がいい。
ラオスという国に何を求めて旅行するのか、そこをはっきりしておいた方がいい。
ルアンパバーンは世界遺産の町だが、それほど観光資源がある町ではない。
観光客も多く、素朴な触れ合いを求めるのには適しない。

総体に、ラオスで観光客が訪れる町では、金銭的な面で不愉快な思いをすることが多い。
最初に行ったときは、全くそういう印象を持たなかったのだが、
年々その傾向が強くなっている。

ファイサーイの宿で追加料金の交渉を受けたこと、
パークーベンの宿が、目先の利益のために宿の変更をしたこと。
極めつけともいうのが、ルアンパバーンの両替屋でのごまかし。

これについてはブログで書いていなかったが、
50ドルを両替したとき、キップの小額紙幣3種類で渡してきたので、不審に思い確認したところ、
50,000キップ少なく渡したのである。
夜の繁華街の個人両替屋で、多分確認するとは思わなかったのだろうが、
足りないというと、不満そうな顔で黙って高額紙幣に替えて渡してきた。
これがラオスの現実で、ラオスはすでに拝金主義の波の中にあるという気がした。


美味しそうな光景。こういうのを見るとまた行きたくなりますね

最近ラオスを旅した人の中には、よくぼられたという話を聞くが、宜なるかな。
だが、これはあくまでも観光客として接する人たちのことで、
そうでない人々は相変わらず素朴で、親切で、旅人を慰めてくれるということを言っておかねば不公平であろう。
またラオスに行きたいかと言われれば、北部のルアンタナムなど、
あまり観光地化されていないところだったら行ってもいいかなとは思う。

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