Potential of aromatherapy

aromatherapy and golf and movie

テレビ見ないで

2010年05月17日 | 雑記
さすがに昨日は寝てしまいました。
帰宅後に2時間寝たら9時だけど、絶対起こしてね、って
言ったのに、起こしてくれたのに、睡魔には勝てませんでした。

新参者も犯人を知っているから、ブログの検索でヒットします。
教えましょうか?

へへ。

犯人はねー、あのねー、意外な人でもなくてー
って、ネタバレしたら叱られそうです。
でも、きっといろんな人が書いているでしょうね。
すごく単純な理由だから、殺された女性は可哀想です。

可哀想といえば、いつか桜を見に連れて行った患者さんを
覚えていらっしゃいますでしょうか。
私の母と同じ年の女性です。

最期の最期まで息子さんに会うこともできず、旅立ちました。
母の日の前日に入院費を支払いに来ましたが、カーネーションもなく、
それ以来来られませんでした。
患者さんは

 「もう息子はいいよ。早くお父さんのところへ行きたい。」

と話していました。

最期は「もう眠りたい。皆さん、本当にありがとう。」
丁寧に挨拶して、それっきり何も話すことができませんでした。
とりあえず、息子さんの留守番電話に状態を録音しておきました。
折り返し電話があり、「電話口で話せますか?」
「もう話せません、眠り始めました」と伝えたのに
結局来ませんでした。

先日の私の当直の朝に、静かに静かに永い眠りにつきました。
金曜日から、眠りにつくまで、一度も目を閉じませんでした。
あんなに目を開いたままずっと過ごした方はいません。

そばにいって手を握ると握り返していましたが、徐々に手の力は
なくなりました。
最期は目を閉じていたようです。

とてもいい表情で、死に化粧を施しました。

 「やっとパジャマの生活を終えたね。やっと家に帰れるね。」

出かけるときの洋服に着替え、お帰りになりました。
どんな思いで、息子さん一人を育ててきたのでしょう。
どんな思いで、待っていたのでしょう。
息子さんに会いましたが、お礼の言葉もありませんでした。
半年も過ごしたのに・・・・・・・・・・・・・。

病棟の花を生けてくれた患者さんは、ボランティアさんも
気にかけてくれていました。

当直で消耗した理由のひとつでした。
もうひとつはもう・・・・・エクソシスト状態でしたから。