Potential of aromatherapy

aromatherapy and golf and movie

百人一首

2010年09月23日 | 雑記
最近アロマの話が全くないけれども、来月は講座もあるのでその時に。

 23番 月見れば 千々に物こそ悲しけれ
       わが身ひとつの秋にはあらねど


      ~大江千里(おおえのちさと)

大江千里って歌手いませんでしたっけ?

月を見ているといろいろ物悲しく感じられることだ。
秋は私一人のためだけに来たわけではないのだけれど。
という意味です。

  千々に:様々に、いろいろと、限りなく

花鳥風月を愛する平安人は、月を秋の代表として好むらしく
この歌は名歌だそうす。
そしてこれは、夫に先立たれた妻が、その後誰にも嫁がず、秋の夜に
眠れずにいる侘しさを詠んだ漢詩が下敷きになっていると言われているそうです。

何とも切ない歌です。
月は、明るいというよりはやはり寂しく、暗く、冷たいイメージがあります。

 79番 秋風にたなびく雲の絶え間より
         もれ出づる月の影のさやけさ



写実的で、情景が目に浮かびます。そのままです。
いかが?
短い文字の中に、絵が見えるようです。
月は凛として美しいですが、今日は見ることができません。
自分でも歌を詠んでみたいですが、俳句と違って長いですから・・・。
短いほうが難しいのでしょうけれども。