茨木のり子さんの詩集が届きました。
夫を亡くしてから31年間の間に書きためた詩をおさめたものです。
(茨木のり子さんについては、ウィキって下さいね)
ずっとずっと亡くなった夫を想って書き綴られたものです。
「月の光」
ある夏の
ひなびた温泉で
湯あがりのうたたねのあなたに
皓皓の満月 冴えわたり
ものみな水底のような静けさ
月の光を浴びて眠ってはいけない
不吉である
どこの言い伝えだったろうか
なにで詠んだのだったろうか
ふいに頭をよぎったけれど
ずらすこともせず
戸をしめることも
顔を覆うこともしなかった
ただ ゆっくりと眠らせてあげたくて
あれがいけなかったのかしら
今も
目に浮かぶ
蒼白の光を浴びて
眠っていた
あなたの鼻梁
頬
浴衣
素足
「歳月」「部分」「恋唄」など、どれもこれも亡き夫を大切にしていることが
伝わってきます。
生きているときの何気ない会話がどれだけ大切で、宝物であったか、
高村光太郎の「知恵子抄」の中の「レモン哀歌」を思い出します。
想いを言葉にして遺すことは、他のいろんな人を幸せな、あるいは
生きる糧を見つけられるヒントに役立っているようです。
ちょっと詩もいいな~と思ってしまいました。
ゴルフの詩って、意外と楽しいのじゃないかしら?とか。
ゴルファーの皆さん、書いてみましょうよ。
夫を亡くしてから31年間の間に書きためた詩をおさめたものです。
(茨木のり子さんについては、ウィキって下さいね)
ずっとずっと亡くなった夫を想って書き綴られたものです。
「月の光」
ある夏の
ひなびた温泉で
湯あがりのうたたねのあなたに
皓皓の満月 冴えわたり
ものみな水底のような静けさ
月の光を浴びて眠ってはいけない
不吉である
どこの言い伝えだったろうか
なにで詠んだのだったろうか
ふいに頭をよぎったけれど
ずらすこともせず
戸をしめることも
顔を覆うこともしなかった
ただ ゆっくりと眠らせてあげたくて
あれがいけなかったのかしら
今も
目に浮かぶ
蒼白の光を浴びて
眠っていた
あなたの鼻梁
頬
浴衣
素足
「歳月」「部分」「恋唄」など、どれもこれも亡き夫を大切にしていることが
伝わってきます。
生きているときの何気ない会話がどれだけ大切で、宝物であったか、
高村光太郎の「知恵子抄」の中の「レモン哀歌」を思い出します。
想いを言葉にして遺すことは、他のいろんな人を幸せな、あるいは
生きる糧を見つけられるヒントに役立っているようです。
ちょっと詩もいいな~と思ってしまいました。
ゴルフの詩って、意外と楽しいのじゃないかしら?とか。
ゴルファーの皆さん、書いてみましょうよ。