Design Manhole Cover

Design manhole cover that gathered throughout Japan

香川屋分店

2005年11月03日 | 情報日記(スーパー他)
茅ヶ崎のラチエン通りにひっそりとたたずむお肉屋さんですが、知る人ぞ知る名店なのです・・・、が、私しゃ知らなかった(グッスン)
しかし、知ってしまった以上は行ってみるのだ。
午前10時過ぎ、狭い商店街(ラチエン通り)の端に車を停めて、お店を覗くと、お爺ちゃんが揚げ物を揚げている。
ショーケースの中を探すも目指す敵は待機して居らずがっかり。
ウロウロする私を見かねたのか、お爺ちゃんが声を掛けてきた。
「何にしますか」
「あの~、メンチが欲しいんですが・・・」
「ああ、ちょっと待っててくれたら直ぐ揚げるよ」嬉しいじゃないですか。
このお爺ちゃんが何を隠そう、何も隠していませんが、ここのご主人です。

メンチカツが出来るのを待つ間に店内を見回すとお店の紹介記事やテレビへ出たときの写真なんかが貼ってあり、永六輔の名前がガラスに書かれていたりして、面白いな~。

開高健氏も良く来てくれて、気むずかしところも有ったけど、それでもサッパリとしたところが有ったんだ、奥さんの方がこうと決めたらその通りじゃなきゃ駄目な人でね、なんてことも話してくれるんです。

1個100円のメンチカツを毎週土曜日の特売日には1個50円で売るんですが、その時には1日で3,000個も売るんだって。
その時の準備が大変で、雇った人がタマネギをず~っと切り続けるだけで嫌になって辞めちゃったとか、揚げ油を1日に2回取り替えるんで一斗缶を6缶使うんだ、それでそん時には、ここで手伝いの人が交代で1日中用意した材料が無くなるまで揚げるんだよ。なんてことを身振り手振りを交えて語ってくれました。

その後も、世間話をしているうちに、本店は南湖(茅ヶ崎市なんご)にあるとか、ここで40年やってるとか、最近の奴等は肉の表示を誤魔化しているとか、話が続く、続く。
出来が悪い品物は売らずにそのまま捨てちゃうとか、北海道産のタマネギが手に入らなかった時は納得した味が出せないのでメンチカツを作らなかったとか、商売・商品に掛ける情熱と目先の利益よりも信用を大事にする一徹さとがビシビシと伝わってきました。

人生の大先輩の含蓄有るお話しを聴けてホントに良かったです。
そんなこんなで、小一時間店先で話し込んでしまいました。

買って来たメンチカツですが、これがなんと・・・、旨い!旨い!旨い!旨い!旨い!
何処までいっても旨い!
まだ体験して無い方には是非お薦めです。

茅ケ崎市東海岸北5-15-65 
電話0467-83-1312
毎週 日曜日は定休日です

ブログランキングに参加中、気に入ったらクリックお願いします。