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心の健康管理

2010年09月20日 | 身辺雑記
メンタルヘルス不調には、鬱病の他にも、躁鬱病・統合失調症・アルコール依存症・パニック障害・適応障害・パーソナリティ障害等があります。
原因が個人的なものもあれば、職業性のものもあります。

メンタルヘルス不調の原因が個人的なものは、本人と医師に任せるとして、ここでは原因が職業性のものについて考えてみましょう。

先ずは、対象者の職場での言動を挙げてみます。

元気がなくなってきた。
仕事に行き詰っている。
残業が増えている。
「会社を辞めたい」と云う。
離席が増える。
理由を聞いても、良く分からない説明をする。
服装の乱れが多くなっている。
奇行がみられる。
被害妄想がある。
遅刻・早退・欠勤が多くなる。
挨拶をしなくなる。
仕事のミスが増える。
対人トラブルが増える。
公私にわたり、事故が増える。

こう云った、以前と比較して最近変わってきた言動の原因が、職業性のものだったら、早急に対策・対応を取らなければなりません。
考えられる原因は以下のようなものです。

仕事の要求するスキルが従業員の能力より高すぎる。
責任が重すぎる。
上司の指示が不明確で、質問しても明瞭な答えを得られない。
上司からの評価が低い。
上司に怒られたり、パワハラ・セクハラ等で自尊心を傷つけられる。
仕事の拘束時間が長く、休みが取れない。
仕事が面白くない。
自分の能力が活かされていない。
上司・同僚からの支援がなく、職場の人間関係が希薄である。

上記の原因は、客観的事実であることもありますが、対象者がそのように感じていると云う、対象者の主観の場合もあります。
心の健康管理を行う上では、主観にしろ客観にしろ、対象者がそのように感じている事が、問題なのです。
対象者が、これらの原因が取り除かれたと感じられる様になる事が求められます。

さて、それではどの様にしたら、この問題を解決できるでしょうか。
答えは、指示命令型のマネジメントをコーチ型マネジメントに変えることです。

上司と部下が、合意の上で目標を設定し、上司は部下を尊重し励ましながら、承認による行動の強化で部下のヤル気を引き出し、温かい職場環境を創り上げることです。

人は楽しいことは喜んでやるものです。
職場も楽しくすれば、人々は喜んで働くのです。

つまらない宿題も、終わった後のご褒美のケーキと、「よくやったね」の褒め言葉があれば、翌日の宿題も苦にはならないものです。
ただし、翌日もご褒美と「よくやったね」は忘れずにつけて下さいね。