⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

ドローン、橋たたき点検 NECなど開発 高所のひび特定、スムーズに

2015年11月25日 | 企業研究
ドローン、橋たたき点検
NECなど開発 高所のひび特定、スムーズに
2015/11/25 15:30 日経夕刊


 NECなどは道路橋にひび割れがないかをたたいて点検するドローン(無人飛行機)を開発した。橋脚や橋の裏側を金属棒でたたき、音や振動の違いでひび割れの有無を調べる。人がハンマーでたたいて確認する現在の手法に比べ、作業効率が大幅に向上すると見込む。1年後をめどに現場で使えるドローンの完成を目指す。



機体を壁に押しつけ、金属棒で小刻みにたたいてひび割れを見つける

 新しいドローンは千葉大学発ベンチャーの自律制御システム研究所(千葉市)や一般財団法人の首都高速道路技術センターなどと共同開発した。幅約1.5メートルの大型ドローンに、ひび割れを点検する装置を搭載した。
 点検時はドローンを橋の周辺に飛ばし、橋脚や橋の裏側に機体を押し当てながら、金属棒でコンクリートの橋脚などを小刻みにたたく。たたいた音はマイクなどで検出する。音の変化などから、コンクリート内部のひび割れがある場所などを特定する。現在は、人がハンマーでたたいた音からひび割れを判定するのが一般的。足場や高所作業車などが必要で、時間やコストがかかっていた。
 今後はドローン本体の飛行音と打音を区別し、波形からひび割れを自動検出するソフトウエアを開発する方針だ。気流の乱れが起きやすい橋の下で安定して飛行できるよう、ドローンの改良も進める。