上信越高原国立公園の草津白根山エリアには、芳ヶ平湿地群と呼ばれる
草津白根山の火山活動に影響を受けてできた湿地や池沼群があります
チャツボミゴケ公園の穴地獄も、草津白根山の湯釜をはじめ
芳ヶ平湿原、大平湿原、平兵衛池、大池、水池などからなる芳ヶ平湿地群のひとつです
かつてこの地には鉄鉱石の鉱床があり
昭和41年(1966年)まで露天掘りによる採鉱が行われました
その露天掘りの窪み、「穴地獄」に自生しているのがチャツボミゴケ
穴地獄では随所から酸性泉が湧出、強酸性の水を好むチャツボミゴケに絶好の生育環境を与え
日本最大級のコロニーが形成されています
2000㎡にわたりチャツボミゴケが深く澄んだ緑を湛える様は、まさに絶景です
シャトルバスで、穴地獄(チャツボミゴケ群生地)入口まで
バス:片道1.3㎞ ⇒ 徒歩:片道300m上ります
穴地獄(チャツボミゴケ群生地)入口
平成27年、芳ヶ平湿地群 穴地獄としてラムサール条約に登録され
平成29年、「六合チャツボミゴケ生物群集の鉄鉱生成地」として国の天然記念物に指定された
温泉大滝
チャツボミゴケは硫黄泉など酸性泉に限り成育する特殊なコケ
このコケを知ったのは奥蓼科・御射鹿池(みしゃかいけ)に行った時
ガスって近くの秘湯明治温泉まで時間つぶしに行って、初めて知った
日本では草津、阿蘇山等限られた火山帯にあるらしい
湯けむりの方向に上る (見晴らし台より)
左側はチャツボミゴケと穴地獄
標高(1250m)
☝ 階段を上り、水池・大池方向に進みます
水池に沿って進む
クマ笹と白樺・ミズナラなどの雑木林
滑りそうなゴロ石を渡り、水溜りにオタマジャクシの群れ
ギョウリンソウ
ツマトリソウ
大池に到着
更紗灯台(サラサドウダン) 別名:フウリンツツジ
大池を離れ、登り途中から
雨も上がり、ヒヤヒヤ2個所をクリアし、、、分岐に来ました
芳ヶ平湿地方面を諦め
今回の目的「チャツボミゴケ群生地」に下って行く
やさしい色のタニウツギ
芳ヶ平・大平湿原登山口に来ました
先ほどの分岐につながるのですね
ハナニガはたくさん見たが、陽が射すようになりようやく開花
タニウツギ(谷空木) スイカズラ科
芳ヶ平・大平湿原登山口から数分
チャツボミゴケ公園に辿り着きました
ミドリ色のビロードのようで艶やか
鉱泉の飛沫を浴びて育つ不思議なコケ
木道を歩いて上がってきました
上流のコケ
芳ヶ平・大平湿原登山口から下りて来て、、、左が下山道
シャトルバスは、行き・帰り待つことなく巡回していました
詳しくは チャツボミゴケ公園 HP
自動販売機 ヨコ
チャツボミゴケ公園事務所、駐車場に咲いていた花たち
シロツメクサ
カルミヤ
クリンソウ
ニッコウキスゲ
ジャーマンアイリス
野ばら
久し振りの雨のトレッキング
けっこう(*´Д`)ハァハァ、休憩撮影ばかりしていました
芳ヶ平湿地群方面の最短コースは、閉鎖中の渋峠からが一番近いですね
で、コマクサとは出会わなかったのです (*^^*)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます