魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

両目で見る力(ビジョン)を伸ばすには?-1-

2020-09-21 | 体作り・健康増進・健康管理
左右の目とも視力は良いのに
両眼で見る力(ビジョン)の弱い子どもがいる。

それが、学習・運動の苦手につながる。

このことについて
小児科医の加藤靜恵先生に
講演していただいたのが
2012年5月と、2016年10月

2012年の講演の中で加藤先生は

・左右の向きぐせのある児は体幹と
 顔の正面が一致せず、視線が合わせづらく
 追視や眼球運動に問題が生じている。

・原始反射の長期残存は、正中位指向の発達・
 寝返りの困難性・対称的な姿勢や頭部挙上の発達
 追視の困難(読書困難につながる)に
 影響を及ぼすことが指摘されている。

と指摘されている。

単純に要約すると

「向き癖や原始反射の長期残存は
 読書困難につながる」と、言えよう。

読書困難の原因となっているのが
両眼で見る力(ビジョン)。

そういわれても、私をはじめ
見ることに不自由を感じていない人には
どういうことなのかわからない。

最近、加藤先生から紹介していただいたのが
北出勝也氏の 2020-08-29のブログ

「必死で教科書の文章を追っていました!」


これを読むと少しわかるが…。

私の夫は子どもの頃から視力が弱く
20年余り前に右目の網膜剥離で手術を受け
今は
右目の視力はゼロ。
左目は分厚い眼鏡がないと見えない。

それでも、子どもの頃から今日に至るまで
読書も運動も大好き。

その夫が
「加藤先生の講演を聞いても
 ビジョンという意味が分からんかったけど
 メンテ“力”up通信
 多田直子さんのコラムを読んで
 初めて分かった!」と。

そこに書かれている
多田さんの息子さんの様子は

・音読は目を動かすのではなく
 頭を動かして文字を追っかけていた。
・行の飛ばし読み、勝手読みが多かった。
・ちょっと本を読むとぐったり疲れてしまっていた。
・板書が著しく苦手だった。
・漢字ノートのマス目から文字が逃げていったり
 漢字の左右が逆転したり。
・点と点を真っすぐ線でつなぐ
 “点つなぎ”が苦手。

などなど…。

直子さんは息子さんのことを

だらしない性格で適当にやっている

と、思い込んでいたとのこと。

このようなビジョン(視知覚・視覚認知)の
改善を図るトレーニングが
ビジョントレーニング。

ビジョンに関する本はたくさん出版されているし
YouTube でもたくさん紹介されている。

多田さんが初めて息子さんを連れて
高輪サロンに来られた時の様子は
数年たった今も
私の脳裏から離れない。

椅子に座ったまま、ぐったりうなだれ
顔色は悪く、何もしゃべらず…

多田さんは

「ビジョントレーニングを終えて
 すぐに連れてきたんです。
 ビジョントレーニングの後は
 いつもこうなんです。疲れるようで…」

と、話されていた。

1回の施術で
目はグルングルンと動くようになり
施術前の姿とは豹変。

習っている空手を披露してくれた。

多田さんのコラムには

「目の動きを改善すべく
 病院でビジョントレーニングの指導を受け
 毎日家でもやっていましたが
 やっぱり“やらされ感”があると
 子どもにとっては面白いものではありません」

と、書かれている。

ビジョントレーニングは
効果はあるだろうとは思うが…、

その前に、目の動きを悪くしている
原因を排除してあげてほしいと思う。

原因を温存したまま
動きの悪い目を一生懸命動かす
トレーニングをするなら
そりゃ~、疲れるでしょう。

先月、多田さんの息子さんと再会
すっり礼儀正しい高校生になっていた。

演劇部に入って、充実した日々を
送っている様子がうかがえた。

多田直子さんのブログにも
お子さんの目・耳の症状について
詳しく書かれています。

『まるまる育児バイブル 第2版』にも
原始反射・ビジョン・感覚統合についてや
そういったことで 
悩まなくてもいいようにするには
新生児期からどう育てるのがいいかについて
詳しく書いています。

関心のある方、困っていらっしゃる方
ぜひ、お読みください。

ちなみに、私の空手の先生
空手技術研究塾の渡邊塾長は 
私の姫孫の「目がいい」と言われる。

相手の攻撃を見た瞬間に身をかわし
同時に攻撃するので
相手は回避する暇がない。

姫孫は赤ちゃん時代から
私関連の冊子などに
たくさん登場している。



空手などの武術やスポーツが
上手な子に育つ「オススメらくらくコース」は
まるまる育児

孫達は3人とも元気で有難い。
欲を言えば…
もう少し読書や学業も、頑張ってくれたらな~。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿