魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

若冲展@京都市美術館

2016-10-22 | 博物館・美術館・建築など
10/22(土)の午前中は、若冲展@京都市美術館
岡崎公園内にあり、長年住んだ家の界隈なので懐かしい。

5/16に上野公園内の東京都立美術館で観た若冲展は、
鮮やかな色彩の作品がほとんどだった。

入場券(1,200円)のオウムは数少ない色彩画
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ところが、今回は打って変わって、屏風や掛け軸で、ほとんどが墨絵。
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      会場全体がしっとりしていて、このような作品はわずか。

「墨に6色あり」というそうだが、良く見ると
墨の色や濃淡がハッキリと違って、描き分けられている。

これか、もしくは、これとよく似たアブを見上げている鶏の墨絵が
東京にも展示されていて、私はこれがとても心に残った。
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墨絵って、なんて暖かくてきれいで、
しかも可愛いんだろうと思ったが、再び観られて嬉しかった。

それと、鼠婚礼図。鳥獣戯画のようで、しかもとても可愛い。
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子犬・カラス・エビ・サル・各種野菜といった
一般的に墨絵として描かれない絵が多く、おもしろかった。



    一番衝撃を受けたのは、この野菜の涅槃図
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大根がお釈迦様で、周囲の野菜達は御釈迦様の死を悲しむ弟子たちだと。
さすが、錦市場の八百屋の店主だった、伊藤若冲ならでは!

    私の目を最も釘付けにしたのはこの絵
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   10種類11匹の虫が描かれているということだが、
      8匹しか見つけられなかった。

      お土産コーナーで美術館の人と
       そんな話を話していたら、

「8匹もわかったなんて、すご~い! 私は6匹しか分らなかった」と、
私より少し若そうな女性に褒めてもらえて、ちょっと嬉しかった。

今回の展示品は、京都細見美術館所蔵作品が多く、
   その本が売られていたので買った。
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「どこにある美術館なんだろう?」と思ってページをめくったら、
何と、ロームシアター(旧 京都会館)のすぐ西隣!

「いつできたんだろう? こんなのがあるなんて知らなかった」
と思ったら、ちょうど私が開業した年だった。

その頃から、このあたりを通ることが減り、
通ったとしても「見たことのない建物が建っているな~」
としか見ていなかった。

以前住んでいた家の界隈に
こんな美術館ができていたなんて“灯台下暗し”

いつかまた、日程表とにらめっこして、観に行こう。

このページの絵はこの本とチラシを撮影し、トリミングしています。

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