魔女のひとりごと

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トヨタ産業技術記念館 -繊維機械館-

2024-04-04 | 博物館・美術館・建築など

4/3(水) トヨタ産業技術記念館の見学。
総集編は早々にこちらにUPしたが

繊維機械・自動車をそれぞれUP予定だったのに
多忙な日々が続き、7月になってしまった。

豊田佐吉が、お母さんが機を織る姿を見て
「難儀な機織りこそ
 もっと大々的に機械化すべきである」
と決意し
生涯をかけて取り組んだ歴史が展示されている。

 

最新式の織機の前で記念撮影。疲れた顔や~😵

繊維機械館では、まずは綿花の解説から。


   ↑
いろんな綿が植えられている。

明治・大正と、日本の近代化を財政的に支えたのは
繊維産業だったことが書かれている。
つまり、富岡製糸場で有名な絹。

そして、絹から木綿へと進んでいく。

【まずは紡ぐ】
ここでは、綿花から糸を紡ぎ出していく
課程を見学できる。

まずは、種の取り除き方  ↓

硬い綿を、弓の玄を使ってはじくと
フワフワになり ↓

それをドーナツの生地のように
平らにしてからロール状に巻くと
   ↓

綿から糸を紡ぎ出せるようになるが  ↑
弱くて5cmの長さにもならない。

そこで、ヨリをかけながら引くと
丈夫になり、長い糸になる。 ↓

それでもまだ弱いので、日本昔話に出てくるような
糸車でヨリをかけ、巻き取ると

ようやく、織物にできる長くて丈夫な糸となる。

ここまでの実演が実に見事で    ↑
2回も見てしまった。

綿花から木綿糸を作り
それを織ると木綿の布ができることは
知識としては知っていたが、感動!

この実演は小学生のうちに見ておくべきだと思った。

これは日本の江戸時代でも
世界各地でも使われていた糸車。

それ~発展し、同時に何本も
糸を紡げるようにした機械
       ↓

このような機械を動かす動力は、水車だったが

蒸気機関が使われるように、発展。

【次に織る】

より原始的な 腰機(こしはた)   少し進化した 地機(じばた)
  ↓                   ↓
  ↑

展示されている地機は、江戸時代から
越後上布を織るのに使われていた機。

撮影に失敗し ↑ この写真はこのサイトからいただきました。

豊田佐吉が地機に改良を重ね
片手で織れるようになった木製人力織機 ↓

ここから飛躍的に進化させ
世界一の性能を誇る自動織機が完成。

これができたのが、今からちょうど100年前。
甲子園球場ができたのも100年前。たったの100年😮!

会場では、糸が切れたときに
どのようにして糸をつなぐかの実演もしている。

私の実家がある村には、住居とつながった
撚糸工場や、機場(はたば)と呼ばれる
零細企業より小さな家内工業が
たくさん建ち並んでいて
こんな光景を眺めながら大きくなった。

やがて、高校生になった頃には
機場は次々に姿を消し
村には少し大きめの機場が
2軒ほどの残っているだけとなった。

この頃から、だんだんと安い外国の品に
勝てない時代になったんやね~。

一方、織機はどんどんと進化し
カラフルな合成繊維を、短時間で大量に
織り上げられる織機が作られるようになった。

これは、ウォータージェットルーム ↓

これは最新式の エアジェット織機 で織りあげた
集合写真。1人1人の顔も判別できる。 ↓

トヨタバーチャル繊維機械館 を見ると
これらの最新式の織機で
どのようにして、どんな布が織れるかが
よくわかる。

「布は大切にしないと…」と改めて思った。

実演をしている女性スタッフは皆
アナウンサーや
俳優のようにきれいで上手なので
リアルでも、ぜひ、訪れてみてください。


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