魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

斜め腹筋体操で、胎児の姿勢改善

2016-05-10 | 妊娠・出産
5/10(火)から京都トコ会館で
総合カイロプラクティックセミナーがスタート

受講者は復習者が1名と、初受講者が4名
この内の1名は、2/9の空手&文章講座に参加していたY助産師
                 ↓


実は彼女はこの時、妊娠14週だった。

なのに皆と同じように、回し蹴りもバンバンやっていて、
空手も先生達もビックリの元気な妊婦だった。

その後も元気に働き、今日、妊娠27週となって、
2/9と同じシャツを来てセミナーにやって来た。

カイロプラクティックセミナーは、
けっこう力を使う実習もある。

なので、全ての実習をできるわけではないのだが、
仲のよい2人が受講することもあり、受講を決意。

11:55までに概論と仙骨の講義を終え、12~13時まで昼食・休憩。
13:00~彼女のお腹を診察させてもらうことにした。

なぜなら、彼女以外は彼女のお腹の形の悪さが気になっていたから。

私が触診察すると、腹壁はビロ~ン、腹直筋はパックリ離開
赤ちゃんは、まさしくこの頭位の姿勢そのもの。
     ↓

                            ↑
こちらは骨盤位(逆子)なので、「逆子や~(~_~;)」と気にする人が多い。

だが、赤ちゃんが先天性股関節脱臼になりやすいのは、頭位の方。

なぜなら、膝がピンピンの伸びるので、
脚や骨盤の筋肉が過度に緊張するから。 関連記事

Yさんもそんなことは勉強していたはずなのに、
2人目で毎日多忙で、自分のお腹のことは気にかけずにいた。

それに、「私は人一倍元気」と思い込んでいたようで、
私に指摘されて、ちょっとショック。

証拠を見せるために超音波で確認すると、



私の触診所見とピッタリ、両膝はピンと伸びている。



大きく腹直筋は離開しているので、すぐに斜め腹筋運動

   右手を左膝に近づけるのが楽なので3回
   左手を右膝に近づけるのが辛いので1回
        ↓

         ↑
     まずは、両足を並行にして実施
  その後、両足首をクロスさせて同様に実施
         ↓


その後、触診すると、腹筋に締りができていて
赤ちゃんのお尻は、センターライン上に来ている。

超音波で確認すると、両膝を曲げ、足首もクロスさせている!



その後、おなかまきで腹部をサポートして、
トコちゃんパンツを履くと ⇒ 
こんなきれいなお腹の妊婦になった(^_^)v

体操前の写真を撮らなかったことが残念。

知識があって、トコちゃんベルトⅡも、おなかまきも、
トコパンも着用していたのに…、

体操をせずにいると「こんなことになるんや~」と、
斜め腹筋体操の大切さを、改めて考えさせられた。

本人は
 「嬉しすぎて、感動~!
  『妊娠中にセミナー受講して、ほんと良かった~♪』と
    心から思ったのと同時に

  『私も同じようにできるようになりたい』という思いがフツフツ…
     頑張って勉強して、妊婦さんに還元します♪」と。

なお、この体操をして、子宮収縮が誘発されて、
お腹が硬くなった人は、今まで誰もいません。

この体操が必要な人は、腹直筋が離開している人なので、
腹圧は、割れた腹筋の部分に行くからだと思います。

自分ではどうしていいかわからない人は、
指導できる助産師から、
個別指導とケアを受けられるのが良いと思います。

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2 コメント

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Unknown (大澤彩)
2016-05-13 20:02:00
以前、『巫女役を任され扇子を8の字に回す習慣ができたため、手先だけ器用になった』とコメントをさせていただいた者です。
先生の記事にも登場させていただき、ありがとうございました^_^

今回、腹直筋離開に関連した出来事を報告したくて、コメントさせていただきました。
産前、腹直筋離開のためと思われる酷い尖腹の産婦さんがいらっしゃいました。
陣発で入院し、廊下を歩く姿をちらりと目にしただけで、出産前にはほとんど関わりがありませんでしたが、出産後、『トコベルを巻いても骨盤がグラグラで、トイレまで歩けそうにない』という申し送りを受けました。
腹直筋離開のことを思い出し、トコちゃんベルトの巻く位置、巻く向き、後ろ側の位置を調整し、本人持ちだった別の骨盤ベルトを使用して腹直筋を支えるために軽く巻きました。
数分前には立つことも出来なかった患者さんが、階段を降りて我が子を迎えに来た姿を見て、スタッフみんな感動でした!

腹直筋離開は起こって当たり前、恥骨離開は起こって当たり前、と、私も以前は諦めていました。
でも、きちんとケアをすれば、楽になる患者さんは増える、という認識に、改めて自信を持つことができました。
本当は、産前にケアする機会を作るべきなのだと思うのですが、大きな組織の中にいると、なかなか難しく…
せめて、産後のケアで力が発揮できるよう、毎日が勉強しながら、笑顔のママが増えるように頑張ります!
来週末の、じゅんこ先生のセミナーでお世話になります^_^

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Unknown (渡部信子)
2016-05-22 10:39:34
大澤彩さん コメントおおきに。
大きな組織だと、「皆ができること以外はするな」とか、
マニュアル・エビデンス・クリニカルパス…などの言葉が飛び交って、
なかなか妊産婦さん達の健康増進ケアができないですね。
個人医院を中心に、少しずつですが、
骨盤ケア教室に参加するよう勧める施設が増えてきました。
いい流れだと思います。
それによって大病院に搬入される妊産婦が減るといいですね。
と同時に、遅ればせながらでもいいので、
大病院でも健康増進ケアが進むよう、地道に頑張ってください。
じゅん子姉さんの“技”盗めましたか?
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