12/28(金) 生駒サロンに26(水)に書いた
顔の前に両足が揃っている頭位の
妊婦さんが来室。
通常なら、骨盤ケア指導を受けたこともない
妊産婦さんの施術を、私がすることはない。
しかし、この方は電話で話をしたところ
胎勢と先天性股関節脱臼
との関連について
実によく勉強されていて
正しく認識されている。
このまま放置すれば
整形外科で治療を受けたとしても
良好な健康状態になるとは思えない。
となると無視・放置しておくのは
私にとっては心残りとなる。
それに、28(金)は年末休暇中で
まだ、お節料理作りに多忙ではない。
15時からは施術の予約もあるので、
その前後なら私も楽にできる。
ということで異例の施術となり、
お父様の車で到着。
到着したらすぐにうつ伏せ寝ができるよう
マットにクッションを準備しておいたところに
5分間ほどうつ伏せで休憩してもらった。
それから仰向けで
後頭と首を触診してみると
しっかりずれていて、硬い。
少し柔らかくなってから
・お尻フリフリ体操
・ネコ体操
その後、お腹を診ると…、子宮は柔らかい。
「最近、お臍の下あたりで動きを感じる。
膝を曲げたような気がする」
と、おっしゃるのだが…
私が「それは手を動かしているのかも?」
と言った通り
エコーで診ると…、
・両肘を伸ばしている。
・両足は依然として顔のあたりにある。
施術ベッドに移動し
後頭骨~頚椎を整え
床に降りて第2腰椎を整え
マットに戻って、骨盤を診ると、
特に要施術箇所はなし。
再度エコーで診ると
・膝も肘もゆるく曲げている!
・背中は右で少し前向き
「ここに着いてから1回もお腹が張らない。
不思議、いつもは1時間に5回くらい
痛いほどお腹がするのに…」と。
それは
・すぐにうつ伏せになったこと
・頭と首の間のコリを緩めたこと
それにより副交感神経の機能が
良くなったからと考えられる。
その後、以下のセルフケアを
動画を撮りながら実習。
・体操用マイピーロで首クルクル体操
⇒子宮収縮抑制のため
・腰の丸め反らし操体法
⇒胎児が前向きだと反り姿勢になっているため
・空中自転車こぎ
⇒胎児が小さいので、胎盤循環改善のため
・厚手腹巻の着用
⇒腰腹部の保温・支持のため
赤ちゃんを“おひなまき”にするにも
反張膝だと、かなり新生児ケアの
ベテランでないと難しい。
そこで
・バスタオルでの丸々おくるみ
をする前に
・マイピーロネオ+アンダー腹巻Mの着用
これくらいのゆる~い圧を足の裏に当てると、
足の裏で蹴ろうとするので
膝を屈曲させると思える。
つま先を出すか出さないかは、
脚の状態や表情を見て、良さげな方に。
胎内では肘を伸ばしていることが多そうなので
自分で曲げて口元に持ってこないようなら
このように肘まで入れて、手を口元に ↑
ここまでできれば、この上から
“おひなまき”でもバスタオルでも
どちらでも、丸く包める。
ところが
赤ちゃんが小さめなのに
36週で帝王切開になるかも知れないとのこと。
低出生体重児(2500g以下)だと
小児科管理となるために
“おひなまき”はさせてもらえそうにない。
そうならないよう、
1時間ごとくらいに空中自転車こぎ体操をして、
できるだけ赤ちゃんを大きくし
37週の後半で帝王切開をしてもらえれば、
もしかしたらお母さんの手の届く範囲で
“まるまる育児”を実施できる。
そしたら、2~3週間での完治を
期待できると思うのだが…。
ともあれ、サロン在室の2時間余りの間
1回もお腹は張らなかったとのこと。
良かった~。
何とかうまくいきますように(祈)
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