probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Roberta Flack

2025-02-25 10:20:58 | R.I.P.
今回は、予定を変更しまして、
Roberta Flackさん追悼です。

名曲名唱が多い方ながら、
最も凄かった時代が、
70年代前半ということもあり、
なかなか、公式に上がっている、
良い映像がありません。

ただ、そういう時代を通っておらず、
80年代以降の活躍しか知らない、
自分のような人間にも、
心に残る歌声を残してくれた、
そんな方でありました。

というわけで、今回は、
超有名曲は、いろんなところで、
この先、取り上げられると思うので、
たぶん、そういったところでは、
紹介されることはなさそうな、
80年代以降の楽曲、
3曲を選んでみました。
すべて、音のみです。



まずは、80年の暮れに出た、
Peaboとのライブアルバム
"Live & More"に、
1曲だけ収められていた、
スタジオ録音の新曲でした、
"If Only for One Night"ですね。

Lutherが、85年にカバーして、
有名にした楽曲ですが、
もともとは、作者の、
Brenda Russellが、
79年リリースの1stアルバムで、
自身で歌っていたのがオリジナルで、
それを、Lutherより5年も前に、
Robertaさんがカバーしていたんですね。

Lutherが、Robertaさんのライブで、
バックボーカルを務めていたことは、
日本公開が待たれる、
Lutherのドキュメンタリー映画でも、
Robertaさん自身が語っている映像が、
使われているようで、
親交が深かったみたいですが、
Lutherが、ソロデビュー直前、
楽曲提供して、バックでも歌っていたのが、
81年に、映画"Bustin' Loose"の
サントラとしてリリースされた
Robertaさんのアルバムに収録されて、
シングルにもなっていた
"You Stopped Loving Me"が2曲目です。



この曲は、追いかけるように出た、
Lutherのアルバム
"Never Too Much"にも、
Lutherのセルフカバーが、
速攻で入っておりましたね。

そして、3曲目は、91年リリースで、
もともとは、Starshipのカバーでしたが、
Maxi Priestとのデュエットだった、
アルバムタイトル曲が大ヒットした、
アルバム"Set The Night To Music"の、
1曲目に入っていた、
"The Waiting Game" です。



この曲、シングルにもなってないし、
忘れている方も多いのでは?
と思うのですが、なんと、
あの、Quincy Jonesが、
ラップ?で参加しているという、
レアなナンバーでしたね。

と、3曲選びましたが、さすがに、
大物アーティストの追悼で、
動く映像なしは寂しいので、
TV出演のパフォーマンスで、
いい感じのものが上がっていますので、
2つお借りしたいと思います。

最初は、90年代に、
"The Arsenio Hall Show"に
出演したときの映像の
メドレー動画です。

ファンの方が上げている、
オフィシャルなものではないので、
削除の可能性はありますが、
代表曲は、ほぼ網羅してる感じの、
いいメドレーだと思うので、
消さないで欲しいなぁ。



2つ目は、こちらは、
有名アーティストが亡くなると、
よく、追悼映像を上げてくれます、
"The Letterman Show"の公式から、
83年のものみたいですが、
"I'm The One"を歌っているのは、
かなり珍しいのではないでしょうか。
貴重映像だと思いますので、
ぜひ、チェックを。

どちらの映像にも、
Peaboの代りに登場します
デュエットパートナーは、
数多のアーティストたちの
バックで歌っていたという、
Dennis Collinsという人のようです。



R.I.P.

https://amass.jp/181085/
ロバータ・フラック死去
(amass)

※次回は、気になる新曲2曲です。

The Artist : The First & The Final Hit (#100 Gwen McCrae)

2025-02-24 11:25:22 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまった
アーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となった
エントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、21日に、
81才で亡くなられたという、
Gwen McCraeさんです。

R&Bチャートでは、
そこそこヒットがあるGwenさんですが、
Hot100に入ったのは、
1曲しかないんですね。

もちろん、この曲です。



75年に、9位まで上がり、
R&Bチャートでは、
堂々1位だったという、
"Rockin' Chair"ですね。

映像は2008年のものみたいですが、
公式ではないようなので、
Audio Onlyも貼っておきます。



当時、ご夫婦だったという、
前年の、George McCraeさんの
No.1ヒット"Rock Your Baby"の
アンサーソングのような形で、
リリースされた、
そんな曲だったみたいですね。

この曲の大ヒットで、
70年代の人というイメージが強い、
Gwenさんでありますが、
80年代と90年代にも、
ダンスチャートなどでは、
ヒットを放っておりまして、
そんな2曲を。

まずは、こちらは、
TopPopの公式映像のようなので、
消えることはないと思います。
82年に、ダンスチャートでは、
5位まで上がっていたという、
"Keep The Fire Burning"です。



この前年のクラブヒット
"Funky Sensation"のほうが、
R&Bチャートでも、
22位まで上がっていて、
知名度が高そうですが、
公式映像がある、
こちらの曲にいたしました。
82年リリースのアルバム
"On My Way"からのカット。

そして、97年リリースのアルバム
"Girlfriend's Boyfriend"の
タイトル曲でした、
この曲も、音だけですが、
貼ってみたいと思います。



この曲、アルバムともども、
当時は知りませんで、
後になって買った、
90年代R&BのコンピCDに、
たまたま収録されていて、
あらいいわねぇ、と
知ることになりました。

R.I.P.


https://www.msn.com/en-us/entertainment/news/soul-funk-singer-gwen-mccrae-queen-of-rare-groove-dies-at-81/ar-AA1zCNED?ocid=BingNewsVerp
Soul-Funk Singer Gwen McCrae,
‘Queen Of Rare Groove,' Dies At 81
(msn)

※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~2008~

2025-02-22 20:18:21 | 懐かし洋楽
今回は、2008年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Keyshia Coleの"I Remember"です。
(Pop #24 R&B #1)



2007年にリリースされた
2ndアルバム"Just Like You"からの、
3曲目のカットでありました。

1stシングルで、Missy Elliotが手掛け、
そのMissyとLil Kimをft.していた、
"Let It Go"は、現在までのところ、
Keyshia最大のヒットになっていますが、
アルバム"Just Like You"も、
アメリカ国内では、もっとも、
高セールスを記録していたようです。

2000年代というのは、
男性も女性も、R&B系シンガーが、
続々登場した時代でありましたが、
1~2曲で消えてしまった人も多い中、
Keyshiaは、コンスタントに、
ヒットを飛ばしていましたね。

ただ、そんな彼女も、
2017年リリースの7作目、
"11:11 Reset"を最後に、
アルバムは出ていないんですよね。

昨年は、映画『カラー・パープル』の
サントラアルバムに、
"No Love Lost”という曲を提供して、
Adult R&Bチャートに、
ランクインしていましたので、
そろそろ、新作出るかな?
と思ったのですが、まだ、
アナウンスはありませんね。

2008年2月23日付けのビルボードHot100です。です。
 
1位は、ロウロウロウな、
あのラッパーの、あの名曲です。

<2008年2月23日、何があったか?>

豪華女優大競演が話題になった映画
『いつか眠りにつく前に』が、
日本公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/34053/
『いつか眠りにつく前に』
(映画.com)

※次回は、天国へ行ってしまった
アーティスト、100人目です。

(新コーナー)"The Duets" #1

2025-02-21 16:46:47 | 懐かし洋楽
というわけで、コーナーが、
今月初めに、ひとつ終わりましたので、
そちらにかわる、新しい企画を、
今回から始めることにしました。
タイトルは"The Duets"。

何のヒネリも無く、(^^;)
デュエットの名曲を、古今東西、
挙げて行こうかな、と。

ただ、あまりに有名な曲は、
さすがに、どうかと思いますので、
そこそこ知られているか、
意外と忘れていませんか?
と思うようなナンバーも、
毎回1曲、選んでみたいと思います。

初回は、シングルカットされて、
チャートにも入りましたので、
知らないわけないでしょ?
という感じだと思いますが、
こちらを選んでみました。



8分半近くありまして、
MVは、ちょっとした、
超短編映画になっています、
ふたりの小芝居がたまらない(笑)
Rick JamesとSmokey Robinsonの
"Ebony Eyes"ですね。
(Pop #43 R&B #22)

83年にリリースされた、
Rickの7枚目のアルバム
"Cold Blooded"からの、
3枚目のシングルでしたね。

モータウンの異端児と呼ばれた、
Rick Jamesが、Smokeyと、
互角に渡り合って、
確かな歌唱力を示した、
そんなナンバーでありました。

ただ、Hot100でもTop40入りした、
アルバムタイトル曲に続く、
2ndシングルの
"U Bring the Freak Out"が、
100位内にも入らなかったため、
1stシングルからの間が空いたので、
アルバムを聴いてなかった自分は、
この曲、どこに入っているの?と、
当時、あわてて調べた記憶があります。

Rickは、2004年に、56才の若さで、
亡くなってしまいましたが、
Smokeyは、一昨日19日で、
85才になられたんですねぇ。

まだまだ、元気いっぱいのようでして、
公式サイトを見ますと、ことしは、
アメリカ国内だけでなく、
夏には、UKツアーの予定も、
組まれているようであります。

https://smokeyrobinson.com/

※次回は、Time Machineです。

Soul, R&B備忘録(#20 "I'll Do Anything For You")

2025-02-20 10:58:01 | 懐かし洋楽
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみるという、
このコーナー、今回は、
1981年に、最高位9位を記録した、
こちらのナンバーを選びました。



Denroy Morganの、
"I'll Do Anything For You"ですね。
ダンスチャートでも、7位まで上がる
ヒットになっていたようですが、
Hot100には登場しませんでした。



Denroy Morganさん、
残念ながら、2022年に、
亡くなってしまったようですが、
ジャマイカ出身のレゲエシンガーで、
70年代に、アメリカに移って、
Mad Creators、Black Eagles
といったバンドで活動したのち、
80年代に入って、初めて、
ソロでリリースしたアルバムが、
この曲をタイトルにした、
"I'll Do Anything For You"
だったようです。

アルバムからは、もう1曲、
"Sweet Tender Love"
というナンバーが、R&Bチャートの
47位まで上がっていたみたいですが、
生前、Hot100には、
登場することはなかったようです。

と、まあ、レゲエに詳しい方からは、
何をエラそうに語っているの?と、
お叱りを受けそうな感じなのですが、
Denroy Morganさん、
すごい方なんですよね。

90年代にデビューして、
グラミー賞も受賞するなどして、
評価も高いファミリーバンド、
Morgan Heritageのメンバーの
お父さんとしても有名で、
彼らは、29人(笑)いるうちの、
8人の子どもたちで結成された
バンドなのだそうです。(^^;)

そういや、自分、余談ですが、
レゲエのことは、
まったく詳しくないのですが、
一度だけ、野外ライブイベントに
行ったことがありまして、そこで、
Morgan Heritage、
観たんだったなぁ。もっと、
ありがたく観ておけばよかった。

"I'll Do Anything For You"は、
レゲエというより、
ディスコサウンドの名残を残す、
そんなナンバーですが、この時期、
Third Worldとか、ポップなレゲエが、
流行していた時期ですので、
そんな時代だったのかなぁ?
とか思ったりします。

※次回は、新コーナー始めます。