韓国映画の情報が入りづらくなって、ここ数年、観る作品が減ってしまい、
振り返ったら、4年ぶりくらいになってしまっていました。
でも、この作品は、ことし初めにヒットしていることを知っていたので、
日本でも公開されたら、観ようと思っておりました。
ちょっと、登場人物が、冒頭から多くて、
あまり、見せ方がうまくなく、そこはどうかな?と思ったのですが、
そこをクリアすれば、じつに面白く観れると思います。
主人公と、その「兄貴」として共に育ったふたりの描き分けが巧みで、
見ている世界が少し違うばかりに、悲劇へと雪崩れ込んでいくストーリーも、
説得力があるように思いました。
国交正常化以降の話ではありますが、
突然、いしだあゆみさんの「ブルーライト・ヨコハマ」が出てきたり、
日本では、杉田二郎さんのカバーもヒットした、
「ANAK (息子)」の韓国語カバーが流れてきたり、
(もともとは、フィリピン発の曲でしたね。)
街を、むかしのクラウンや、マツダのオート三輪が走っていたりと、
隣国の映画で、郷愁を誘われるのも面白かったです。
http://gangnam-blues.com/
『江南ブルース』日本公式サイト