probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

D'Wayne Wiggins(of Tony! Toni! Toné! )

2025-03-08 11:06:01 | R.I.P.
今回は、予定を変更しまして、
Tony! Toni! Toné! のメンバーだった、
D'Wayne Wigginsさん追悼です。

かなり重い病にかかっているという、
そんなニュースを読んだのは、
たしか、昨日だったと思うのですが、
けさ、ネットを開いたら、
えっ?という感じでした。

ソウルミュージック周辺は、
いったい、どうなってしまっているの?
と嘆きだくなる日が続いていますね...。

Tony! Toni! Toné! といいますと、
ほとんどの曲でリードをとっている、
D'Wayneさんの実の弟、
Raphael Saadiqが、
グループの顔ではありましたが、
ギタープレイヤーでもあった、
D'Wayneさんがメインの曲も、
少ないながらも、
何曲かありますので、今回は、
3曲選んでみました。





まずは、90年リリースの2ndアルバム
"The Revival"からのシングルで、
91年に、Hot100では48位ながらも、
R&BではNo.1になりました、
"Whatever You Want"です。



2曲目は、やはり、
"The Revival"収録曲で、
UKやニュージーランドなどの、
チャートには入っていたようです。
"Oakland Stroke"です。

Vanessa Williamsがft.されていて、
D'Wayneさんは、渋く、
ラップできめてくれていました。



3曲目は、93年リリースの、
3rdアルバム"Sons of Soul"
からのカットで、94年に、
R&Bチャート21位を記録した、
"Slow Wine"です。

Raphaelの、甲高くて、
ちょっとクセのあるボーカルより、
お兄さんの落ち着いた歌のほうが、
好きなんていう方も、けっこう、
いらっしゃるのではないでしょうかね。

2023年には、ひさびさに、
リユニオンツアーを
やっていたようですが、
グループとしての活動は、これで、
終えんなのでしょうか。

R.I.P.

https://amass.jp/181309/
トニー・トニー・トニーの
ドゥエイン・ウィギンズ死去
(amass)


※次回は、Time Machineです。

Roy Ayers

2025-03-06 20:30:06 | R.I.P.
今回は、予定を変更しまして、
Roy Ayersさん追悼です。

まさか、ネオソウルの女王が、
事故で旅立ってしまった、
その5日後に、今度は、
ネオソウルのゴッドファーザーの
訃報が届くとは...ですね。

ビブラフォン奏者で、作曲家で、
ときに、自らでも歌い、
ジャズとファンクを融合させ、
客演やサンプリングなどで、とくに、
90年代に登場した、ネオソウル以降の、
アーティストや楽曲に、
大きな影響を与えた人として、
尊敬を集めていた方でありました。

その中では、やはり、
この曲でしょうかね。
Eric Benetとの、
99年リリースのコラボ曲
"When You Think of Me"です。



2002年リリースの、
Gerald Levertのアルバム
"G Spot"収録曲
"Oh What a Night"での絡みも、
これまた良かったですね。



60年代から活動していた方なので、
当然、80年代にも、
多くのアーティストたちの楽曲に、
客演しておりましたが、
そんな中の2曲です。
82年のRick James
"Dance Wit' Me"と、
87年のWhitney Houston、
"Love Will Save The Day"です。





Royさん自身では、
Hot100入りした楽曲は無いようですが、
R&Bチャートには、何曲か、
ランクインさせておりまして、
その中から、85年リリースのアルバム
"You Might Be Surprised"収録曲で、
あの、James Mtumeが、
作プロデュースを手掛けていた、
"Hot"のミュージックビデオが、
公式ではなさそうですが、
YouTubeにありましたので、
そちらを貼って偲びたいと思います。



↓公式の12インチバージョン。



R.I.P.

https://amass.jp/181264/
ジャズ・ファンクのレジェンド
“キング・オブ・ヴァイブス” 
ロイ・エアーズ死去
(amass)

※次回は、Time Machineです。

Angie Stone

2025-03-02 20:30:28 | R.I.P.
今回は、予定を変更しまして、
Angie Stoneさん追悼です。

びっくりしました。
朝、ネットでニュースチェックして、
えっ?と、目を疑いました。

D'Angeloとの関係が深くて、
90年代の終わりに
ソロデビューして、
ネオソウルの女王なんていう、
呼ばれ方をしていましたので、
その時代の人みたいな
イメージなんですが、キャリアは、
ずいぶん長い人だったんですよね。

で、そのキャリアのスタートとなった、
3人組のThe Sequenceの動画、
まさか無いだろうと思って、
検索したら、ありました。
それも、Sugarhill Recordsの公式に!



79年のデビューヒットで、
R&Bチャートの
15位まで上がっていたという、
"Funk You Up"という曲が、
有名なようなのですが、
こちらは、82年にシングルになった、
"Simon Says"という
ナンバーみたいですね。
時代を感じますね。

そして、そのあと、90年代に入って、
男女ユニット、Vertical Holdの
メンバーとして再デビュー、
商業的な面での成功は、
そこそこだったものの、日本でも、
高い評価を受けていましたね。
93年リリースの1stアルバム
"A Matter Of Time"からのカット、
"Seems You're Much Too Busy"です。



このあと、Devoxという
ユニットにも参加して、そして、
ソロ時代を迎えたのですが、
70年代ソウルの名曲を、
大胆にサンプリングするなどして、
何曲かR&Bヒットを生んでいましたが、
このネタ使いには驚かされました。
The O'Jaysの"Back Stabbers"使いの、
2002年のヒット、
"Wish I Didn't Miss You"です。



誰でも知ってるような、
クロスオーバーヒットこそ、
無かった人ですが、
日本のR&B好きで、
Angieが苦手という人は、
いないのではないでしょうかね。

まさか、交通事故で、
逝ってしまうなんて...。

R.I.P.

https://amass.jp/181196/
アンジー・ストーン死去
(amass)

※次回は、気になる新曲2曲です。

Jerry Butler

2025-02-28 11:06:15 | R.I.P.
今回は、Curtis Mayfieldとともに、
The Iⅿpressionsの
創設メンバーとしてデビュー、
グループを離れたあとは、
ソロシンガーとして活躍した、
Jerry Butlerさん追悼です。

早々に、The Impressionsを
脱退していたようですが、
けっして、ケンカ別れなどはなくて、
Curtisさんとの友情は、
その後も続いていたという話ですね。

ソロ時代にヒットを放っていたのは、
60年代から70年代前半が、
主になるようですので、
自分が、その名前を知ったのは、
洋楽にハマり出した、
80年代以降なので、ずべて、
後聴きで、Willie Nelsonが、
82年にヒットさせた、
"Let It Be Me"という曲を、
64年に、Betty Everettさんと歌い、
大ヒットさせていたのが、
Jerryさんだと知ったときだったですね。



映像は、2023年のものらしいですね。
もともとのオリジナルは、
The Everly Brothersだそうですが、
そちらを聴いたのは、もちろん、
そのあとになりました。

そうやって、さかのぼれるのが、
洋楽を聴く醍醐味のひとつですね。

そして、近年、Jerryさんの名が、
再注目されたのが、
Bruce Springsteenの、
ソウルカバーアルバムに、
そのタイトルトラックとして、
収録されたことで、
陽の目を浴びることになった、
こちらのナンバーでありました。



69年の大ヒット曲、
"Only The Strong Survive"。
曲の作者は、Jerryさんと、
Gamble & Huffだったんですね。



今週は、すべて、
ソウルミュージック系の
アーティストの訃報記事に
なってしまいました。

来週は、続きませんように...。

R.I.P.

https://www.udiscovermusic.jp/news/jerry-butler-impressions-politician-dies
インプレッションズの元シンガーで
政治家でもあった
ジェリー・バトラーが逝去。
その功績を辿る
(uDiscoverMusic)

※次回は、Time Machineです。

Chris Jasper

2025-02-26 20:27:50 | R.I.P.
今回も、予定を変更しまして、
追悼記事になってしまいました。
今週は、「気になる新曲」は、
お休みいたします
すみませんです。

というわけで、今回は、
The Isley Brothersや、
Isley/Jasper/Isley
そして、ソロでも活躍した、
Chris Jasperさんの追悼です。

まずは、やはりこの曲。



85年、Hot100では、
51位までしか上がらなかったものの、
R&Bチャートでは1位になりました、
Isley/Jasper/Isleyの2ndアルバム
"Caravan Of Love"の
タイトルトラックでもあった曲。
そこで、リードをとっていたのが、
Chrisさんでありましたね。



優れたキーボードプレイヤーで、
コンポーザーだったと言われますが、
ボーカリストととしても、
一級品だったんですね。

しかし、The Isley Brothersでは、
なかなか、あのRon御大がいますから、
ソロをとることはなかったようですが、
82年リリースのアルバム
"The Real Deal"収録曲で、
シングルカットもされていた、
"It's Alright with Me"では、
ソロ、歌わせてもらっていました。



88年からは、ソロ活動開始で、
最初のアルバム"Superbad"の
タイトル曲でもあった1stカットは、
Hot100には登場しなかったものの、
R&Bチャートでは、堂々、
第3位の好成績だったみたいです。



そして、なんと、その後、
18枚ものソロアルバムを
発表していたようで、
2023年リリースの
"It Started With A Kiss"が、
最後の作品になったみたいですね。



73は早いよなぁ...

R.I.P.

https://nme-jp.com/news/152877/
アイズレー・ブラザーズの
クリス・ジャスパーが逝去。
享年73歳(NME JAPAN)

※次回も、追悼記事になると思います。