probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

reminiscing ("true one-hit wonders") #44

2024-09-06 20:07:45 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100には、1曲しか、
ランクインしていないアーティストを、
懐かしみながら、今、どうしてるのかな?
と、浅く掘り下げようというコーナー、
今回は、1985年に、
最高位24位を記録した、
こちらのグループの、
このナンバーを選びました。



出身は、モロッコなのだそうですが、
ミネアポリスに移り住んで、
音楽活動を始めたという女性、
Ta Maraを中心に結成された
Ta Mara & The Sceneの、
"Everybody Dance"ですね。

同年リリースの1stアルバム
"Ta Mara & The Scene"からの
最初のシングルで、R&Bチャートでは、
堂々、第3位を記録していたようです。



アルバムからは、このあと、
"Affection"というナンバーが、
2ndシングルとしてカットされ、
R&Bチャートでは、19位まで上がり、
88年には、2枚目のアルバム
"Blueberry Gossip"をリリース、
タイトル曲が、R&Bチャートに、
ランクインしていたみたいですが、
その後、解散してしまいましたので、
Hot100に入ったのは、結局、
この曲のみとなりました。

Ta Maraの才能を買って、
全面バックアップして、2枚のアルバムを
プロデュースしていたのは、80年代は、
The Timeのメンバーとしても知られた、
Jesse Johnsonでしたが、
ほとんど売れなかった、2ndアルバムも、
カッコよかったんですよね。

さて、Ta Maraさんなのですが、
解散後の90年代は、本名の、
Margie Coxに改名して、
音楽活動を続けていたようで、
2003年には、唯一のソロアルバム
"Margie's Little Demo"を
リリースしていたみたいですが、
残念ながら、現在の活動については、
情報を見つけることはできませんでした。

また、Ta Mara & The Sceneで、
ギターを弾いていた、
Oliver Leiberという人は、
のちに、Paula Abdulの、
大ヒットアルバム
"Forever Your Girl"で、
タイトル曲や"Opposites Attract"などを
作プロデュースして、
大成功を収めることになるのですが、
同アルバムの中の1曲、
"I Need You"を提供していたのが、
Ta MaraとJesse Johnsonで、
プロデュースは、
Jesseがしていたんですよね。

いろんなところに、つながっております。



※次回は、Time Machineです。

Soul, R&B備忘録(#13 "Thinking About Your Love")

2024-09-05 10:51:15 | 懐かし洋楽
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみるという、
このコーナー、今回は、
1985年に、R&Bチャートで、
最高位10位を記録した、男性2人組
Skipworth & Turnerの、
"Thinking About Your Love"です。



ニューヨーク州のシラキース出身の、
Rodney Skipworthと、
メンフィス出身のPhil Turnerからなる、
Skipworth & Turnerのヒット曲で、
ダンスチャートでは、堂々、
No.1に輝いていたようなのですが、
Bubbling Under Hot 100では、
第4位に終わって、
Hot100には届いておりませんでした。
最高位104位ってヤツですかね。

85年といいますと、いわゆる、
ブラコン全盛のころだと思うのですが、
当時、聴いた記憶はありませんでした。

勢いがあった時代で、聴くべき曲が、
いっぱいありましたもんねぇ。
聴きそびれていた曲でありました。

でも、しっかり、日本盤、
シングルも出ていたみたいですね。
邦題は「想い焦がして」だったようです。



12インチバージョン↓


邦題が「想い焦がれて」の曲なら、
よーく覚えているのですが。(^^;)

Skipworth & Turnerは、
この曲を収録した1stアルバムと、
89年リリースの2ndアルバム
"Harlem Nights"の2枚を残して、
活動を休止してしまったみたいで、
残念ながら、その後のお2人については、
まったく情報が見つけられませんでした。

※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第45回です。

「想い焦がれて」のほう↓

No.11 コレクション(1978~2008)(92)

2024-09-02 10:54:41 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、2000年の3曲目は、
8月に、2週、11位だった、
こちらのナンバーです。



LeAnn Rimesの、
"I Need You"ですね。

5月の最終週に、
77位でNewエントリーして、
10週間、Top40圏外を
さまよっていたのですが、
11週目に、前週の50位から、
13位にジャンプアップして、
Top40入りを果たし、
翌週、11位に上がって、
2週間、留まったのですが、
その次の週には、15位にダウンして、
Top10入りは逃していたようです。

"I Need You"は、もともと、
同年に放送されていたという、
TVドラマシリーズ"Jesus"の、
サントラ盤に収録されていた曲で、
そこから、エアプレイを集めて、
チャートに入っていたのが、
7月に、正式に、シングルが、
リリースされていたみたいですね。
50位から13位へのアップは、
そのことが要因だったようです。

LeAnn Rimesは、この翌年にも、
最高位11位という曲がありますので、
また、近々登場の予定です。

2000年8月12日付けのビルボードHot100です。

1位は、この時期、
ソロでも絶好調だった、
あのボーカリストの、
あの名曲です。

※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~1975~

2024-09-01 09:47:55 | 懐かし洋楽
今回は、1975年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
James Taylorの、How Sweet It Is
(To Be Loved by You)です。
(Pop #5)



この曲のパフォーマンス映像は、
いろいろ公式でアップされておりますが、
中では、一番古い物をお借りしました。
それでも、ヒットからは4年後、
1979年の映像のようですね。

75年にリリースされ、
人気曲"Mexico"なども収録した、
6枚目のアルバム"Gorilla"からの、
こちらが、1stシングルで、
説明不要の、
Holland-Dozier-Holland作で、
Marvin Gayが歌って、
1964年に大ヒットしたという
ソウルクラシックのカバーですが、
オリジナルのほうは、
Hot100での最高位は、
6位だったみたいですので、(R&B #3)
JTさんバージョンの5位は、
それを上回っていたようです。

Russ Titelman & Lenny Waronkerの、
2人による共同プロデュースの、
スタジオバージョンでは、
83年まで、ご夫婦でした、
Carly Simonさんが、
バックで歌っておりまして、途中、
間奏から絡んでくるサックスは、
David Sanbornなんですねぇ。

そう思って聴くと、
明るい曲調のナンバーですが、
ちょっと、ぐっと来ます...。



JTさん、4月に来日してくれましたが、
この曲は、アンコール前のラストで、
歌ってくれたようでありますね。

https://www.setlist.fm/setlist/james-taylor/2024/tokyo-garden-theater-tokyo-japan-23ab007b.html

1975年8月30日付けのビルボードHot100です。

1位は、一世を風靡した、
あのダンスグループの、
あの名曲です。

<1975年8月30日、何があったか?>

菅原文太さん主演、
愛川欽也さん共演で、
人気シリーズとなった映画の一作目、
『トラック野郎 御意見無用』が、
劇場公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/38220/
『トラック野郎 御意見無用』

※次回は、ビルボードのHot100で、
最高位11位だった曲、
2000年の3曲目です。

なんとなくAOR (#44 Dave Loggins)

2024-08-30 20:50:18 | 懐かし洋楽
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、今回は、
先月の10日に亡くなった、
Dave Logginsの2曲です。

Logginsといえば、
80's洋楽ファンにとっては、
なんといっても、Daveさんより、
Kennyさんですが、ふたりは、
はとこ(=またいとこ)
なんだそうですね。

親戚というわりに、あまり、
風貌は似てないなぁと思ったら、
そこまで、近い親類ではなかった、
そんな感じらしく、初めて会ったのも、
2人が、プロになってからで、それも、
かなり経ってからだったみたいです。

最大のヒット曲は、
74年にTop5入りした、
"Please Come To Boston”ですが、
まったく、リアルタイムでは、
聴いておりませんで、最初に、
その名前を知ったのは、84年に、
Anne Murrayのアルバム
"Heart Over Mind"でデュエットして、
カントリーチャートNo.1になった、
"Nobody Loves Me Like You Do"
のほうで、だったですね。





そして、AORファン的には、
忘れてはならない曲が、もう1曲。
82年に、David Lasleyが、
Top40ヒットにしていた、
"If I Had My Wish Tonight"、
あの名曲を、79年に、
先に歌っていたのが、作者でもある、
Daveさんだったんですねぇ。



79年リリースで、結局、
生前最後の作品になった
アルバム"Dave Loggins"に
収録されているようであります。

曲を共作していたのが、これまた、
AORファン的にスルーできない、
TOTOの"I'll Be Over You"や、DeBargeの
"Who's Holding Donna Now"など、
数々の名曲の作者として知られる、
Randy Goodrumさんでありました。

R.I.P.



※次回は、Time Machineです。