probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

The Artist : The First & The Final Hit (#28 B.J. Thomas)

2021-05-31 19:50:39 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまったアーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となったエントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
28人目は、別のアーティストを
予定していたのですが、急きょ、
訃報が入ってきました、B.J. Thomasさんを
取り上げることに、いたしました。

と言いましても、これまた、やはり、
ヒットを飛ばしていた時期が、
60年代後半から、70年代なので、
リアルタイムで聴いていた、
ヒット曲は無いのですが、
それでもやはり、「雨にぬれても」
"Raindrops Keep Fallin' on My Head"は、
知っていましたね。

たぶん、家のTVで観ていた
『明日に向かって撃て』の影響なのでは?
と思いますが、あまりに昔なので、
記憶は定かではありません。(^^;

ですが、B.J.さんの初ヒットは、
「雨にぬれても」からさかのぼること3年、
1966年に、Hot100で8位まで上がった、
"I'm So Lonesome I Could Cry"です。



リリース当時の映像なのでしょうか。
ハンサムさんだったんですね。

もともとは、カントリーレジェンド
Hank Williamsが、49年から、
50年にかけてヒットさせたナンバーで、
B.J.さんの、このカバーヒットで、
そのオリジナルのほうも、同年に、
カントリーチャートに、
再度ランクインしていたようであります。

そして、生前最後のHot100入り曲は、
80年代にあったんですね。
83年に、93位まで上がっていた
"Whatever Happened to
Old-Fashioned Love"です。



同年リリースのアルバム
"New Looks"からのカットで、
カントリーチャートでは、
堂々1位になっていたようです。
アルバムからは、もう1曲、
""New Looks from an Old Lover"
というナンバーも、カントリーチャートで、
No.1になっていたみたいですね。

最後にもう1曲、検索していたら、
Kenny Rogersと、70年のTop10ヒット
"I Just Can't Help Believing"を歌う、
映像も見つけましたので、
そちらも貼って、追悼したいと思います。



R.I.P.

※次回は、気になる新曲です。

日本語カバーで、あの名曲を振り返りませう。(10)

2021-05-30 10:59:14 | 懐かし洋楽&歌謡曲
名曲の日本語カバーと、
そのオリジナル曲との聴き比べをして、
どちらも、懐かしく振り返ろうという、
このコーナー、10曲目は、
前回が、西城秀樹さんだったので、
新御三家でつなげたいと思います。

今回が、郷ひろみさん、
次回は、野口五郎さんの楽曲を
予定しております。

で、ひろみさんなのですが、
秀樹さんに負けず劣らずで、
カバーヒットが多いんですよね。

また、どちらかが、
カップリング曲という扱いにして、
直接バッティングはなかったものの、
Julio IglesiasとWham!の、
同じ曲を、カバーしてしまうという、
ハラハラした展開が、
80年代にはありました。

なのですが、今回は、
それらの曲ではありませんで、
1982年の、こちらのカバーヒットです。



「哀愁のカサブランカ」ですね。
『夜ヒット』で、古手川祐子さんをお相手に、
濃厚なパフォーマンスをされておりますね。
フランク永井さん、懐かしい...。

オリコン最高位は、第2位で、
年間でも、12位にランクされる、
大ヒットだったんですねぇ。

このころは、洋楽ヲタ突入時代ですので、
歌番組なども、あまり見ておらず、
今回、調べるまで知らなかったのですが、
ラジオ番組の企画から生まれた
カバーだったようであります。

で、オリジナルは、もちろん、
こちらのシンガーの、このナンバーです。



フロリダ出身のSSW、
Bertie Higginsの"Casablanca"ですね。

Top40ファン的には、81年リリースの、
この曲も収録されたアルバム
"Just Another Day in Paradise"から
Top10入りする大ヒットとなった
"Key Largo"のほうで知られる人ですが、
日本では、その"Key Largo"は、
B面扱いとなり、こちらの、
"Casablanca"のほうがイケる!
ということで、A面となって、
まさに、それが大当たり、
アルバム共々大ヒットを記録しました。
ひろみさんのカバーが出てくる前から、
ラジオでかかりまくっていましたね。

Bertieさんなのですが、現在、
76才になられているようですが、
まだまだお元気で活動されているみたいで、
2019年には、配信のみですが、
"Wanted"というアルバムを
リリースしていて、そちらには、
香港出身のシンガーで、
女優さんでもある、Josie Hoさんとの
デュエットバージョンが、
収録されているようです。



https://bertiehiggins.com/

※次回、天国へ行ってしまった
アーティスト、27人目です。

Time Machine ~1980~

2021-05-29 10:31:15 | 懐かし洋楽
今回は、1980年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
UK出身のバンド、The Touristsの
"I Only Want to Be with You"です。
(Pop #83)



前年の79年リリースの2ndアルバム
"Reality Effect"からのカットでしたね。

USチャートでは、振るいませんでしたが、
本国UKのチャートでは、
最高位4位を記録する大ヒット、
オーストラリアでも、Top10入りする
ヒットになっていたようです。

アルバムからは、もう1曲、
"So Good to Be Back Home Again"
というナンバーが、ヒットしたのですが、
同じ年にリリースした3rdアルバム
"Luminous Basement"は不発に終わり、
バンドは解散、そして、メンバーのうち、
Annie LennoxとDave A. Stewartは、
Eurythmicsを結成、The Touristsの
成功を遥かに上回る活躍を見せて、
80年代を代表するグループになりましたね。

なお、この、邦題『二人だけのデート』
"I Only Want to Be with You"は、
63年に、オリジナルのDusty Springfield、
76年に、Bay City Rollersが、
ヒットさせていますが、80年代は、
このThe Touristsに加えて、
83年のNicolette Larson(#53)
89年のSamantha Fox(#31)と、
3度、違うアーティストによって、
Hot100入りしているんですよね。

そろそろまた、誰かカバーしないかな。

1980年5月31日付けのビルボードHot100
です。

Top3は、まだ、ディスコブームの
余韻が残る3曲ですね。

<1980年5月31日、何があったか?>

タレントで女優、また、
イエモンの吉井和哉さんの奥様でもある、
眞鍋かをりさんが誕生したのが、
この日だったようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/眞鍋かをり
眞鍋かをり(Wikipedia)

※次回は、日本語カバーで、
名曲を振り返る、第10回です。

あのアルバム、この一曲。(7)

2021-05-27 19:38:26 | 懐かし洋楽
シングルカットはされなかったけど、
これは名曲では?と思うナンバーを
ジャンルに関係なく、
あげていく、このコーナー、
今回は、1983年にリリースされた
Huey Lewis & The Newsの
3rdアルバム"Sports"からの曲です。

9曲収録されていたんですね。
そのうち、5曲がシングルになり、
残り4曲のうち、2曲が、シングルの
B面になっていたようなので、
あとは、2曲ということになるのですが、
2曲中、1曲は、カントリーレジェンド、
Hank Williamsのカバーなんですよね。

というわけで、残ったのは1曲。

で、その曲、シングルには
ならなかったようなのですが、
ビデオクリップはあるんですよね。
こちらのナンバーです。



A面の3曲目に入っていた
"Bad Is Bad"ですね。
ちょっとオールディーズ風味の、
ナンバーですが、Hueyが、
70年代に、The Doobie Brothersの、
John McFeeなどと書いた曲らしいですね。

で、この曲は、Hueyたちより先に、
Dave Edmundsが、79年リリースの
アルバム"Repeat When Necessary"
の最後に収録していたんですね。

かなり、曲調が違うのですが、
こちらもまた、いい感じになっております。





※次回は、Time Machineです。

No.11 コレクション(1978~2008)(27)

2021-05-26 10:42:51 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、82年の6曲目は、
6月に2週間、11位を記録した、
こちらのナンバーです。



Queenの"Body Language"ですね。
同年リリースの10thアルバム
"Hot Space"からの1stカットでした。

5月の1週目に、78位でNewエントリー、
3週でTop40入りを果たし、
8週目に11位まで上昇しましたが、
2週、11位に止まったものの、
翌週には、28位にダウン、
Top10入りは出来なかったようであります。

前作"The Game"からの大ヒット
"Another One Bites The Dust"で、
大きな鉱脈を掘り当てた感じの彼らが、
映画『フラッシュ・ゴードン』サントラ
を経て、さらに、その世界観を広げ、
ロックファンク色を強めたナンバーでしたね。

プロデュースは、"Another One..."と同じ、
バンドと、ドイツ人のプロデューサー
Mackで、曲を書いていたのは、
"Another One…"は、ベースの、
John Deaconでしたが、
こちらは、Freddie単独でしたね。

ここらへんの動きが、バンド内の亀裂を、
生んでしまったあたりは、映画
『ボヘミアン・ラプソディ』でも、
出てきましたが、とくにこの曲、
本国では不評で、UKチャートでは、
最高位25位と、振るいませんでした。

1982年6月19日付けのビルボードHot100
です。

1位は、黒鍵と白鍵の、あの名曲です。

※次回は、シングルカットされなかった名曲、
第6回です。