probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

(新)ベストアルバムを語るわよ!(25)

2012-07-29 10:59:45 | その他のCD

・Loverboy Classics: Their Greatest Hits - Loverboy

夏になると、このLoverboyの曲をイメージしたくなるのは、
29年まえの今ごろヒットしていた代表曲"Hot Girls In Love"があるからか?と思いますが、
ほかにも、Hotがつくシングル曲が2曲あって、
81年の"The Kid Is Hot Tonite"と、89年の"Too Hot"があるわけですが、
今回ご紹介している、94年リリースのベスト盤"Loverboy Classics: Their Greatest Hits"には、
"The Kid..."は収録されていますが、残念ながら、"Too Hot"のほうは入っておりません。

ほかにも、83年の"Queen of the Broken Hearts"や、
85年の"Dangerous"あたりのシングル中小ヒットが入っていないのが、これまた残念な盤で、
とくに、"Queen..."のほうは、米国ではTop40にも入っていましたので、
Vo.のMike Renoと、HeartのAnn Wilsonのデュエットヒットで、
バンドの曲ではない"Almost Paradise"はいらんから、こっちを入れてほしかったなぁと思います。

さて、彼らなのですが、一時、活動休止期間があったものの、
現在は、元気に活動中で、この夏は、ジャーニー、パット・ベネターと共に米国ツアー中。
さらに来月には、過去のヒット曲の新録音と新曲を合わせたNewアルバム"Rock 'N' Roll Revival"がリリースされるようです。

さて、この1曲は、彼らの最初のヒット曲、81年の"Turn Me Loose"です。
米国では35位どまりでしたが、本国カナダでは7位まで上昇していて、
彼らの最大のヒット曲になっているようです。



新曲"Heartbreaker"も!


Time Machine ~1984~

2012-07-28 08:53:48 | 懐かし洋楽
ロンドン五輪が開幕しましたな。
開会式、早起きして見ましたが、エクソシストに、007に、ミスター・ビーンに炎のランナーと、
盛りだくさんだったですなぁ。ちょっと長かったけど。(^_^;)

で、今回は、五輪にちなんで、1984年の今ごろチャートインしていた曲、
Giorgio Moroderの"Reach out"です。(Pop #81)

1984年といいますと、ロス五輪があった年なんですね。
開会式で、ロケットマンが登場して、度胆抜かれた・・・なんて言っても、
お若い方には、何のことやら?って感じなんでしょうなぁ。(苦笑)
まだ、冷戦が終わってない時代で、前回のモスクワ大会にアメリカが参加しなかった(日本も)報復みたいな形で、
ソ連をはじめとする東側諸国の何か国かがボイコットした大会としても記憶されていますね。

で、この曲は、そんな大会の公式アルバムだった、
"The Official Music of the XXIII Olympiad—Los Angeles 1984"に収録されていた曲で、
アメリカでのチャートアクションは振るわなかったものの、
ドイツでは大ヒットして、当時1位になっていたようです。

音は、いかにもモロダーサウンドで、アイリーン・キャラあたりが歌ってもよさげな感じですが、
ボーカルをとっていたのは、Paul Engemannという人でして、このポールさん、
この曲では、大きな注目を集めることはできませんでしたが、
のちに、86年に"Hanging on a Heart Attack"のヒットを放つ、Deviceのメインボーカルとして、
89年には、後期Animotionに参加して、"Room To Move"をTop10入りさせて、
2度、Top40に登場してきましたね。



http://www.moroder.net/
Giorgio Moroder Official Website

"Time After Time"

2012-07-25 10:52:52 | 同名異曲
今回の同名異曲は、"Time After Time"です。

まあ、どちらも超有名曲で、カバーバージョンが無数にある曲として知られておりますが、
出所や作られた年代は、かなり違う名曲2曲ですね。

最初の"Time After Time"は、1984年のCyndi Lauperのあの大ヒット曲。
ただまあ、いまさらシンディーのバージョンを貼り付けてもって気もするので、
Miles Davisのカバーの、ステージ映像にしたいと思います。
かなりアドリブ入りまくりなので、どっからが本題??とツッコみたくなるバージョンですが。(^_^;)

しかし、この曲、シンディーと、フーターズのロブ・ハイマンの二人が作った曲で、
歌詞が胸を打つ名曲でありますが、歌詞なしでも、やはり良い曲は良いですね。



もう1曲の"Time After Time"は、Jazzのスタンダードとして知られる曲で、
わりと近年では、Rod Stewartもカバーしていた名曲ですが、
こちらは、たいへん古い曲で、1947年に、映画『下町天国』(原題は"It Happened in Brooklyn")の中で、
Frank Sinatraと、共演のKathryn Graysonが歌ったのが最初だそうですが、
今回は、キャスリンが歌った、映画のワンシーンがありましたので、そちらで~。


(新)かあさん、あの12インチ何処へ行ったんでしょうね?(25)

2012-07-24 09:35:11 | 懐かし洋楽
今回は、1987年のPatti LaBelleのシングル曲"Just The Facts"のCabbage Patch Versionです。

パティおかあさんは、90年代に入ると、けっこう、Jam & Lewisとの仕事が多くなりますが、
87年に、すでに一緒にやっていたのが、この"Just The Facts"という曲で、
いかにもあの頃のジャム類って感じの音ですが、う~ん、カッコいい。この頃は無敵ですな、ジャム類。

この曲の通常バージョンは、もともと、トム・ハンクスとダン・エイクロイド主演の、
映画『ドラグネット』のサウンドトラックに収録されていた曲で、
パティのアルバムには、自分の知る限りでは、一度も収録されておらず、
ベスト盤にも、入ったことがないのではないかと思います。

また、12インチには、別のリミックスも入っているようですので、
中古で見つけたら、ぜひゲトしておきたい一枚ですが、そうとうレアなんでしょうなぁ、やはり。



Time Machine ~1979~

2012-07-21 13:54:57 | 懐かし歌謡曲
いきなり、まず訂正なのですが、
先週、昔のBillboard誌が読めるという話をいたしました際に、
1980年以降の物しか読めないと書いてしまいましたが、
検索すると、それ以前の物も、たくさん出てくることがわかりましたので、
お詫びして、訂正いたします。m(__)m

で、今回は、そんな80年以前ということで、1979年の7月14日号のTop100の中から、
43位にランクされている、Pink Ladyの"Kiss In The Dark"です。(最高位は37位)

(この号の巻末近くに、広告も載っていますね。)

ピンク・レディーの日本での絶頂期は、だいたい78年くらいまでで、
79年というと、ちょうど、ヒットチャートで1位を獲れなくなった年なんですよねぇ。
ですから、その年の米国進出については、当時、いろいろと言われて、
かなり、日本ではネガティブな反応が多かったですが、
米国でTop40ヒットを持つ日本人アーティストは、30年以上経った現在でも、
坂本九さんとピンクの2組のみというのは、現実としてあるわけであります。

サウンドのほうは、いかにもこの頃の音という感じのディスコサウンドですが、
改めて聴くと、けっこう、完成度も高い気がするカッコよさで、
これで、当時のR&Bマーケットにも食い込むことが出来たら、
さらに、もうちょっと大きなヒットにもなったのかなぁと思いますが、
下の動画を見る限り、あくまでも、売りは、
日本から来たアイドル2人組っていう感じだったのがわかりますね。