probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Soul, R&B備忘録(#16 "Kleeer")

2024-11-25 11:00:23 | 懐かし歌謡曲
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみるという、
このコーナー、今回は、
80'sダンクラ好きの方には、
おなじみのグループだと思います。
Kleeerのナンバーから2曲。

しかし、このグループ、
探したのですが、動画が、
まったく見つかりません。
なんとか、動く彼らが見られるものは、
この短いインタビュー動画しか、
発見できませんでした。



昔、Kleeerって、何て読むの?
キラー?なんて思っていたころも、
あった自分ですが、
ここでの発音を聞くと、シンプルに、
「クリアー」でいいみたいですね。
日本でのカタカナ表記は、
「クーリア」で統一されておりますが。

N.Y.出身のグループで、
70年代から、いろいろ、
名前を変えて活動していたみたいですが、
79年に、Kleeerに改名して、
アルバム"I Love to Dance"で、
デビューし、最大のヒットは、
81年リリースの3rdアルバム
"License to Dream"からのカット、
"Get Tough"になるようですが、
R&Bチャートでの最高位は15位で、
意外にも、Top10ヒットは、
1曲もなかったみたいですね。



日本でも人気が高い楽曲は、
84年リリースの6thアルバム
"Intimate Connection"からの
1stシングルでもありました、
タイトルトラックで、
アルバム全体、あの、
Eumir Deodatoが、
プロデュースをしていまして、
ファンクグループとDeodato
といえば、あの、
Kool & The Gangのことが、
思い出されますが、
Koolさんたちとは、
まったく趣が違う感じになっていて、
これが、たしかに面白いんですよね。



Kleeerですが、このあと、85年に、
Deodadoプロデュースで、
もう1枚アルバムを作ったものの、
それが最後となり、
解散してしまったようで、
Wiki情報ですが、メンバー4人のうち、
お2人が、すでに、
この世を去られているみたいです。

※次回は、気になる新曲2曲です。

今週の気になる新曲2曲。

2024-10-15 10:44:48 | 懐かし歌謡曲
今回は、Adult R&Bチャートを
上昇しているらしい、
クラシックな空気漂う2曲です。

まずは、文字通り、
Otis Reddingの名曲を
カバーしています、
Alex Harrisというシンガーの、
"I've Got Dreams To Remember"です。



4月にリリースされていたという、
デビューアルバム
"Back To Us"からのカットみたいで、
まったくノーチェックだったのですが、
タワレコのサイトで、
林剛さんが紹介されておりました。

うーん、これは、
アルバム聴きたくなりますね。

そして、もう1曲は、
Marioの新曲"Space"です。



まだ、38才だそうですが、
芸歴は、すでに、
四半世紀の届きそうな、
Marioの新曲、こちらもいいですねぇ。

ここのところ、
単発リリースが続いていましたが、
こちらは、レーベル移籍が決まって、
12月発売の予定だという、
ひさびさのアルバム
"Glad You Came"からの
先行カットになるようです。

サンプリングの匂いも、
プンプンしますが、調べましたが、
有無は、わかりませんでした。

※次回は、天国へ行ってしまった
アーティスト、94人目です。

今週の気になる新曲2曲。

2024-06-13 10:36:17 | 懐かし歌謡曲
今週は、ちょっと名前が似ている、
2人のシンガーの新曲です。
どちらも、Adult R&Bチャートを
上昇しそうな感じの2曲です。

まずは、こちらは、
すでに上がっているみたいですね。
Aiyana - Leeの新曲
"My Idols Lied To Me"です。



2021年くらいだったか、日本でも、
"Gangster Of Love"という曲が、
ちょっと話題になった、
ロンドン出身のシンガーですね。

あの、L.A. Reidさんが、
プッシュしていた人でしたが、
L.A.さんのレーベルは、
売却されてしまったようなので、
現在の関係は、わかりませんでした。

そして、もう1曲は、
こちらは、アルバムが、
先月出ているようです。
ナイジェリア出身のシンガー、
Ayra Starrの
"Last Heartbreak Song"です。



最近、"Heartbreak Anniversary"の
Giveon、どうしてるのかな?
と、気になっていたのですが、
おっと、こんなとこにいたか!
という感じでした。

こちらは、先月出たばかりの、
AyraのNewアルバム
"The Year I Turned 21"からの
カットみたいですね。

アルバムには、他に、
ブラジル出身のスター、Anittaと、
Coco Jonesをft.した、
"Woman Commando"と言う曲も
収録されているようです。



※次回は、映画感想文です。

Time Machine ~1965~

2024-03-03 09:45:36 | 懐かし歌謡曲
今回は、1965年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Sam Cookeの
"A Change Is Gonna Come"です。
(Pop #31 R&B #9)



ソウルミュージック史上、
というか、音楽史上に残る、
永遠の名曲ですね。

こちらの動画は、8年前に、
公開されたらしい、
公式のリリックビデオみたいですが、
様々な「変化」と「自由」を
求めた人たちの姿が映っております。

もちろん自分は、
リアルタイムでは聴いていない、
Sam Cookeのオリジナルですが、
この曲のことを知ったのは、
かなり遅くて、92年に公開された
映画『マルコム X』のサントラに、
収録されたものを、
初めて聴いた時だったと思います。

そのあとで、いろいろな人が、
カバーしていることも知って、
そちらも聴いたような記憶です。

もともと、この曲は、
64年の3月に発売され、
生前最後のリリースとなってしまった
アルバム"Ain't That Good News"に、
収録されて、TVなどでは、
パフォーマンスしていたものの、
シングルカットはされず、
33才で亡くなってしまった直後の、
その年の12月に、シングル
"Shake"のカップリング曲として、
初めて発売されていたみたいですね。

そして、いわゆるB面曲ながら、
Hot100でもTop40入りし、
R&Bチャートでは、
Top10ヒットになっていたようです。

公式にアップされている
パフォーマンス映像は、
ほぼ無い感じのSamさんですが、
こちらも、非公式みたいなので、
削除されてしまうかもしれませんが、
"A Change Is Gonna Come"を
書くにあたって、
強く影響を受けたと言われている、
"Blowin' In The Wind"を歌っている
映像がありましたので、
そちらをお借りしたいと思います。





1965年3月6日付けのビルボードHot100です。

1位は、説明不要の、あの、
永遠のソウルクラシックです。

"Shake"も21位にランクイン。

<1965年3月6日、何があったか?>

渡哲也さんのスクリーンデビュー作で、
宍戸錠さん共演の映画
『あばれ騎士道』が、
劇場公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/70231/
『あばれ騎士道』(映画.com)

※次回は、気になる新曲2曲です。

reminiscing ("true one-hit wonders") #31

2023-12-21 20:20:05 | 懐かし歌謡曲
ビルボードのHot100には、1曲しか、
ランクインしていないアーティストを、
懐かしみながら、今、どうしてるのかな?
と、浅く掘り下げようというコーナー、
今回は、1995年に、Hot100では7位、
R&Bチャートでは2位を記録した、
こちらのグループの、このナンバーです。



L.A.出身のトリオ、Mokenstefの
"He's Mine"ですね。



Monifa Bethune、Kenya Hadley
Stephanie Sinclairの3人からなる
グループで、それぞれの
ファーストネームの最初のほうを
取ってくっつけたところから、
TLCを意識していたのは、
容易に想像できますが、
この曲は大ヒットしたものの、
Hot100入りしたのは、
この1曲のみで、TLCのような
ビッグネームにはなれませんでしたね。

この曲が収録されたデビューアルバム
"Azz Izz"からは、もう1曲、
"Sex In The Rain"というナンバーが、
シングルになっていたのですが、
R&Bチャートでも、
63位までしか上がらず、結局、
それが最後のチャートインとなり、
2000年には、活動を休止したようです。

この"He's Mine"、またまた、
サンプリングの話になりますが、
H-Townの93年の大ヒット
"Knockin' Da Boots"でも使われていた、
Zappの、80年のR&Bヒット
"Be Alright"と、Princeの、
こちらも、86年の、
Meli'sa Morganによるカバーが、
たいへん有名な"Do Me Baby"が、
使用されているんですね。

ですから、作者のクレジットは、
Roger TroutmanとPrinceが相並ぶ、
なかなか壮観なものになっております。

さて、Mokenstefなのですが、
2014年あたりから、再結成して、
ライブなどをやっているようでして、
9月で更新が止まっているのですが、
Instagramも存在したしました。

https://www.instagram.com/therealmokenstef/





※次回は、Time Machineです。