probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

(新)Soul, R&B備忘録(#1 "My First Love")

2024-01-24 20:25:10 | 懐かし洋楽
というわけで、今回からスタートします、
新コーナーは「Soul, R&B備忘録」
と名付けました。

何をやるかといいますと、
昨年、WOWOWで放送された
Michaelの"Thriller"40周年記念の
ドキュメンタリーを観ていて、
Michaelのように、
ジャンルの壁を越えて、
大ヒットを放った人もいれば、
越えられなかった人や曲も、
いたりあったりしたよなぁと、
ふと考えたものですから、
そんな人たちや曲を思い返そうと、
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみることにしました。

初回は、そんな1曲、
Atlantic Starrの89年のナンバー、
"My First Love"です。



同年リリースの8thアルバム
"We're Movin' Up”からの
最初のシングルでしたね。



Atlantic Starrといいますと、
85年の"Secret Lovers"、
(Pop #3 R&B #4)
87年の"Always"、
(Pop #1 R&B #1)
91年の"Masterpiece"
(Pop #3 R&B #3)と、
3曲、両方のチャートで、
クロスオーバーヒットした、
バラードナンバーがあるのですが、
この"My First Love"だけは、
R&Bチャートでは1位になったのに、
Hot100には、なぜか、
ランクインしなかったんですよねぇ。

これは、ずいぶん長いこと、
チャートウォッチしていますが、
未だに忘れ得ぬ謎として、
自分の中に残っております。

87年の"Always"が、
あまりにも大きなヒットになったので、
またバラードかよ...と、
メインストリームのラジオ局では、
嫌われてしまったのか?とか、
89年といいますと、Surfaceが、
"Shower Me With Your Love"で、
ブレイクした年でもあったので、
彼らに人気を奪われたのか?
なんて考えてみたりもしたのですが、
どうだったんでしょうね。

Atlantic Starr、グループの中心の、
Lewis3兄弟のうち、
ギターとボーカルのDavidさんは、
脱退しているようですが、
残る2人、Wayneさんと、
Jonathanさんを核にして、現在も、
活動は続いているようであります。

何代目か、不明ですが(笑)、
今の女性ボーカルは、
2017年のアルバム
"Metamorphosis"でも歌っていた、
Melessa Pierceという人みたいですね。

https://www.instagram.com/atlanticstarrband

※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第33回です。

今週の気になる新曲2曲。

2024-01-23 10:27:04 | 最近の洋楽
今回は、Adult R&Bチャートを、
上昇しそうな新曲2曲です。

まずは、90年代に、
童顔氏などのバックアップで、
活躍しておりました、
Jon. Bの新曲、
Tankをft.した"Waiting On You"です。



来月リリースされるという、
Newアルバムからの先行カットで、
タイトルトラックでもあるようです。

2012年のアルバム
"Comfortable Swagg"以降は、
音沙汰がない時期もありましたが、
近年また、活動のほう、
活発になっているみたいですね。

かなりの優男イメージでしたが、
さすがに、ちょっと、
ワイルドになってますね。(笑)

そして、もう1曲は、
Raheem DeVaughnの
"Let's Fall In Love"なのですが、
こちらは、すでに、
チャートに入っているようです。



Raheemは、昨年、
配信のみで、アルバムを
三作リリースしておりまして、
こちらは、最後に発表された、
"Fall In Love"からのカットみたいですね。

曲は、The Isley Brothersの、
79年リリースのアルバム
"Winner Takes All"収録曲のカバーで、
Isleysのほうは、当時、
シングルにはなっていないようです。

※次回は、新コーナーが始まります。


No.11 コレクション(1978~2008)(80)

2024-01-22 10:41:06 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、96年の2曲目は、
前回のThe Beatlesの
"Real Love"が11位になった翌週、
11位になった、このシンガーの、
こちらのナンバーです。



ジョージア州出身、Joeの
"All the Things (Your Man Won't Do)"
ですね。
スキンヘッドのJoeを見慣れているので、
髪の毛があるのは、不思議な感じも。
(笑)

2月の第2週に、78位でエントリーして、
3週で、Top40入りを果たし、
8週かけて、11位に上昇しましたが、
翌週には、15位にダウン。

そして、その次の週に、
再び、11位にアップしたのですが、
また、14位にダウンして、結局、
Top10入りはならなかったようです。
R&Bチャートでの最高位は2位。

Joeは、93年に、
アルバム"Everything"でデビュー。
1stシングル"I'm In Luv"は、
R&Bチャートでは10位、
Hot100でも、64位まで上がる、
ヒットを記録していたのですが、
ブレイクするまでには至らずで、
この、同年リリースの、映画
"Don't Be a Menace to
South Central While
Drinking Your Juice in the Hood"
のサントラ収録曲だった
"All the Things..."が、
初の大ヒットとなり、
一気に知名度を上げたのですが、
デビューアルバムを出したレーベルとは、
同じ年に、契約を切られるんですんよね。

ですので、この"All the Things..."
が入った2ndアルバム
"All That I Am"が発表されるのは、
翌年の夏まで、
待たなけれななりませんでした。

さて、Joeさんですが、
コンスタントに新作を出していた
イメージだったのですが、
アルバムは、2016年の、
"My Name Is Joe Thomas"以降、
リリースされていないんですよね。

来日も、コロナ前の2019年が、
最後になっているみたいでして、
そろそろ、何か欲しいところですが、
本国では、来月から、
Tamiaとのジョイントツアーが、
決定しているようです。

1996年3月30日付けのビルボードHot100です。

1位は、前回と同じ、
あの歌姫の、あの名曲です。

https://www.instagram.com/therealjoethomas/

※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~2008~

2024-01-20 20:02:34 | 懐かし洋楽
今回は、2008年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Taylor Swiftの"Our Song"です。
(Pop #16 Country #1)



2006年リリースの、
記念すべき1stアルバム
"Taylor Swift"からの、
3枚目のシングルで、
この曲が、Taylorにとっての、
初のカントリーチャートNo.1
獲得曲だったんですね。

この曲がヒットしていたころは、
18才のTaylorで、日本では、
まだまだ無名に近い存在で、
なんか、カントリー界に、
若くて可愛い子が出てきたらしい...
くらいの認知度だったように思います。
まさか、ここまでの大物になると、
予測していた人は、
少なかったのではないでしょうか。

でも、改めてミュージックビデオを見ると、
やっぱ、ただ者ではない感、
漂っていますね。(笑)

Taylor、東京ドーム4Daysが、
迫っておりますが、
今回のThe Eras Tourでは、
この曲は、基本セットリストには、
入っていなくて、時々、
サプライズで歌っているみたいですが、
カントリーミュージックの人気が、
まるで盛り上がらないことは、
当然、知っているでしょうから、
日本で歌うことはなさそうかな。

2008年1月19日付けのビルボードHot100です。

1位は、♪ロウロウロウな、
あのラッパーの、あの名曲です。

<2008年1月19日、何があったか?>

日本では、市村正親さんと、
大竹しのぶさん主演で、
上演されております、
トニー賞受賞のミュージカルの
映画化作品
『スウィーニー・トッド 
フリート街の悪魔の理髪師』が
日本公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/34270/
『スウィーニー・トッド 
フリート街の悪魔の理髪師』
(映画.com)

※次回は、ビルボードのHot100で、
最高位11位だった曲、
96年の2曲目です。

なんとなくAOR (#33 追悼 David Soul)

2024-01-19 10:48:01 | 懐かし洋楽
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、今回は、
1月4日に、80才で亡くなった、
David Soulさんの追悼です。

ただ自分、76年のNo.1ヒット
"Don't Give Up on Us"が、
洋楽ヲタになる前の曲であり、
日本でも人気だったドラマ
『刑事スタスキー&ハッチ』も、
観てなかったので、あまり、
知っていることが無いんですよね。

日本では、77年から、
81年まで放送されていたようですが、
放送時期が重なっている、
『白バイ警官 ジョン&パンチ』は、
かなり観ていたのですが、
何か、裏番組で、
欠かさず観ていたものがあったのかも。

David Soulさん、本名ではないだろうな?
と思ったら、やはり違っていて、
David Richard Solbergというのが、
本名だったようです。

もともと歌手志望だったのが、
先に俳優で成功して、のちに、
"Don't Give Up on Us"が
世界的大ヒットとなり、
アメリカでは、そのあとの、
"Going in with My Eyes Open"と、
"Silver Lady"の2曲は、
50位台まで上がる
小ヒットに留まっていたのですが、
イギリスでは、その2曲が、
2位と1位という連続大ヒットに
なっていたみたいですね。

そんなことから好印象になったのか、
アメリカ生まれでありながら、
晩年は、イギリス国籍も獲って、
ロンドンで暮らしていたようです。

『刑事スタスキー&ハッチ』は、
観ていなかったのですが、
俳優さんとしては、
『ダーティハリー2』で、
ハリーと対決する、暗殺集団と化した、
白バイ警官の一味の1人として、
出演していて、TV鑑賞ではありましたが、
けっこう強烈だったのが印象深いです。

というわけで、なかなか、
公式映像が無い中、選んだ2曲は、
77年に、USチャートでは54位、
UKチャートでは2位まで上がった、
"Going in with My Eyes Open"と、
TopPopのチャンネルに、
オフィシャル映像があったので、
81年リリースのシングル
"Dreamers"を選びました。

後者は、当時、オランダなどで、
小ヒットを記録していたようです。







R.I.P.

※次回は、Time Machineです。