東電福島第1原発元所長吉田昌郎さんが亡くなった。
原発事故の次の日、原子炉冷却のため行っていた海水注入を本社から中断するよう指示があったが独断で続行を指示したことで知られる。
会社人間の多い中で、いまどきこんな意志の強いリーダがいることに感心した。
原発事故という最悪の事態の中で「もう死ぬだろうと思ったことが数度あった」(11月12日記者団に)と述べていた。
まさに地獄の中、手探りで部下を指導してきた技術者である。
それだけにまだ58歳惜しい人があの世へ去ってしまった。
福島第一原発事故はまだ原子炉内部の状況も把握できず、汚染水漏れが続く中で安倍首相の原発を海外に売り込む発想に唖然とするばかりである。
福島県を中心に飛散した放射性物質の除去も進まず。父祖伝来の土地に戻ることもできない。
前政権の脱原発の方向性を否定するかのように、安倍首相はまったく聞く耳を持たず再稼働に前のめりになっている。
原発事故で翻弄された吉田元所長は今後の原子力行政にどんな考えを持っていたのか、メモか記録でも残していたら知りたいものである。
吉田昌郎元所長のご冥福をお祈りいたします。
原発事故の次の日、原子炉冷却のため行っていた海水注入を本社から中断するよう指示があったが独断で続行を指示したことで知られる。
会社人間の多い中で、いまどきこんな意志の強いリーダがいることに感心した。
原発事故という最悪の事態の中で「もう死ぬだろうと思ったことが数度あった」(11月12日記者団に)と述べていた。
まさに地獄の中、手探りで部下を指導してきた技術者である。
それだけにまだ58歳惜しい人があの世へ去ってしまった。
福島第一原発事故はまだ原子炉内部の状況も把握できず、汚染水漏れが続く中で安倍首相の原発を海外に売り込む発想に唖然とするばかりである。
福島県を中心に飛散した放射性物質の除去も進まず。父祖伝来の土地に戻ることもできない。
前政権の脱原発の方向性を否定するかのように、安倍首相はまったく聞く耳を持たず再稼働に前のめりになっている。
原発事故で翻弄された吉田元所長は今後の原子力行政にどんな考えを持っていたのか、メモか記録でも残していたら知りたいものである。
吉田昌郎元所長のご冥福をお祈りいたします。