新聞切り抜きの整理をしていたら、
28・12・19 の道新論説委員浜中淳さんの記事を見つけた。
リニア開業で東京ー大阪間は1時間で結ばれ
投資額は実に9兆円という。
安倍政権は計画への検証もなしに「未来への投資」だといって
JR東海に3兆円を融資することを決めた。
今、北海道はJR北海道の事業見直しを巡り
10路線13区間が単独で維持困難と廃止・廃線を突き付けられている。
廃線となればマチから鉄路と駅が消えることになる。
影響を受けるマチは44市町村という。
1987年国は鉄道事業を分割民営化した。
しかしJR北海道は当初から赤字が見込まれていた。
その穴埋めのため経営安定基金が設けられたが
経営は金利低下で運用益が減少し危機的状況までになった。
鉄路は国家百年の大計といっていい、それを成したが、
もうからなく、お荷物になったから、存廃を沿線自治体の判断にゆだねるという。
それは、分割民営化と併せて公共交通機関として
非常に無責任といわざるを得ない。
麻生太郎財務相は28日の参院予算委員会で
国が過去にJR北海道に対して行った資金援助は「弥縫策」だと指摘した。
さらにJR東日本との合併も「一つのアイデアだ」と述べた
北海道にとってJR は道民の大切な足として国の積極的な関与と支援をお願いしたい。